赤口(しゃっこう)の意味とは?契約するときの良い日取り

六曜の赤口にはどのような意味があるのでしょうか?契約をするなら別日のほうがいい?
今まで気にしたことのない縁起の良い日、大きい買い物をするときにはなんとなく気になってしまいますよね。

とくに家やマンションの契約をするときには、やはり大安がいいのでしょうか?特別、気にすることもなさそうですが縁起の良い日にと思っているのなら契約に向いている日に合わせて日取りを決めるといいでしょう。

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赤口の意味は縁起が良くない日

普段の生活においては、今日が何曜日なのかということは気にしても、六曜で言うところの何に当たるのかまで、いちいち気にされている方は、それほど多くはないかと思います。とは言え、結婚式の日取りを決める際にはやはり、なるべく大安に当たる日を選ぶという方も多く、祝い事に関しては仏滅を避ける傾向にあります。

このように、六曜の中でも大安や仏滅などは耳馴染みがあるものの、他の4つに関してはあまり気にされないどころか、そもそも意味はおろか読み方すらわからないという方もいらっしゃいます。

その中でもとくに馴染みが薄いのは、「赤口」ではないでしょうか?

赤口の日は、大きな契約は避けるべき?

六曜について詳しくない方でも、縁起がよいのが「大安」であり、反対に縁起が悪いのが「仏滅」だということくらいはご存知かと思います。

しかし、他の六曜に関してもそれぞれに意味があり、中でも「赤口」に関しては、正午を挟む2時間ほどを除いて、ほぼ一日中、何をはじめるにしても縁起がよくない日とされています。

このことを踏まえると、家やマンションを購入するに当たって契約をする際など、これからの人生を左右する大きな転機に当たる場面では、できるだけ赤口に当たる日は避けたほうがよいとされているのも、うなずけるところではないでしょうか?

赤口の意味から契約は別日がおすすめ

赤口という言葉には赤という字が使われていることから、血や火に関連付けられるもの、すなわち事故やケガ、火災などにはとくに注意が必要な日とされています。このことからもわかるように、昔から車や家、マンションなどを契約するには縁起が悪いと考えられてきました。

赤口の意味を知っている方にとっては、はじめからあまり縁起がよくないとわかっている日に、あえてそのような契約をする必要もありませんし、もしもあとから何らかの問題が起きた際にも、赤口に契約を行ったせいではないか?と、あらぬ不安を抱く原因にもなりかねませんので、可能であれば他の日に契約日をずらすことをおすすめします。

赤口以外に日付を変えられないケース

大きな買い物をするに当たっては、なるべく縁起のよい日に契約を行ったほうが、なんとなく幸先がよいと考える人は多いものです。ですが、日程的に最も縁起がよいとされる大安には契約をすることが難しかったり、スケジュールの都合が付く日がたまたま赤口だったりといったケースもあるかと思います。

そのような時は、せめて赤口の日の中でも、他の時間帯よりは運気がよいとされるお昼時(正午を挟んで2時間程度)にかけて、契約を行うと良いとされています。

契約をするのに向いている日というよりも都合を合わせやすい

「はじめが肝心」という言葉もあるように、とくに結婚式などのおめでたい事柄に関しては、古くから大安を選ばれる方が多いものです。これと同様に、家やマンションなどの契約に関しても、できるだけ縁起のよい日に行うことで、双方ともに気持ちよく契約を済ませることができるという利点はあるかと思います。

運を味方に付けるには

これからの人生において、家を買うというのはおそらく、そのご家庭にとって最大のイベントとなるかと思います。そんな大切な日であれば、できることなら縁起がよいとされている日に行いたいと願うのは、当然のことでしょう。

しかし、スケジュールの都合が付かず、どうしても大安には契約することができない場合、その次に狙うべきなのは「先勝」や「先負」とされています。

六曜においては、先勝は午前中は運気がよいとされているのに対して、先負は逆に午後であれば運気は上がるとされていますので、それらを考慮して契約する時間帯を決めるという方法もあります。

お互いに納得して気持ちよく契約を終えるために、業者側から大安の日を契約日として提案するケースも多いのだとか。

赤口の意味を知っているから契約がしにくい…そんなときは

結婚式のように、あらかじめ何ヶ月も前から日程を決められるケースであれば、あえて赤口の日を選ぶ必要もありませんが、こと家やマンションの契約となると、良い日取りを狙うあまりに、契約を何ヶ月も先延ばしにするというのも、あまり現実的ではありませんよね。

たしかに、縁起のよさで考えるならば、大安の日に契約をするのに越したことはないかもしれませんが、そもそも普段から厳密に六曜に沿って生活しているという方は、果たしてどれほどいらっしゃるのでしょうか?

そう考えると、たとえ大きな契約であったとしても、そこまで六曜にこだわる必要があるのかと言ったら、やはり人によって感じ方は異なると言えるかと思います。

六曜においては縁起がよくないとされている赤口であっても、そもそも六曜を気にしない人にとっては、他の日と大差はないわけで、それよりも契約する日付や曜日のほうが重要だと捉えることでしょう。

家などの契約に関しては、夫婦のうちどちらかでも六曜を気にするのであれば、やはり縁起のよいとされる日程を優先されたほうが無難ではないでしょうか。

とことん六曜が気になる!一番縁起の良い日に契約をしたいなら

六曜の中で一番縁起がよいとされるのは大安ですが、6日に一度訪れる大安よりも、さらに運気がよいとされているのが、「天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)」です。

「天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)」は通常、一年間のうちに5日から6日ある

必ずしも大安と重なるわけではありませんので、最も運気のよい日を契約日としたいのであれば、こちらの天赦日を狙うという考え方もあります。

大きな契約を目前に控えると、どうしても普段はあまり気にしなかったことでも気になってしまうというのが心情ですよね。

あくまでも気の持ちようではあるにせよ、赤口などの六曜独自の意味も知ってしまった以上は、あなたにとってまずは何を優先すべきかを考えたうえで、最良の日を選ばれることをおすすめします。