卒業式で卒業証書を受け取った時、緊張していてどうやって受け取っていたのかよく覚えていないですよね。
そこで気になるのが賞状の受け取り方のマナー。
大人になって賞状などを受け取る場合にはどんな点に注意すべきなのでしょうか?受け取る時の手は右手と左手、どっちが正しいのでしょうか?
賞状の受け取り方の基本的なマナーについて説明します。
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賞状の受け取り方の基本的なマナーとは?
賞状を受け取る事って学校であったり、職場であると思います。そういった時ですが、どんなマナーが要求されるのか、受け取り方にはコツがあるのか、ここで検証してみたいと思います。
受け取り方のマナーですが、実は「こうしなくてはいけない」という固定されたマナーというものは存在しません。ただ、参考程度に紹介できる流れのようなものはあるので、紹介していきたいと思います。
- 自分の名前が呼ばれたら、賞状を受け取る場所に行き、受け取る相手が1歩、1歩半離れた場所に行く。
- 相手が自分に賞状を渡してくるタイミングで相手に1歩近づいて、右手、左手を外側に回すように受け取ります。
- 賞状を渡してくれる相手の手を話したら、1歩から3歩下がり、面に向かって、また来賓に向かって礼をする。
- 手に持っている賞状や表彰状を右脇か左脇に移します。席に戻ります。ここで賞状を折ることは避けましょう。
賞状の受け取り方のマナーで、受けとる手は右と左どっちが正しいの?
賞状の受け取り方ですが、これから賞状を受け取る人の為に、参考になる流れを上記では把握してきました。
次に、賞状の受け取り方のマナーでですが、受け取る手は右手が良いのか、左手が良いのか、どちらが正しいのか、ここで検証していきたいと思います。
実は、上記の質問に対する答えですが、ありません。ただ、「賞状をどちらの手で受け取っている人の数が多いか」となりますと、「左手で受け取っている人の方が多い」事が事実になります。
その為、大多数の人が行っている行動に沿って行動をしたい方は左手から受け取ることがマナーに叶っているのではないでしょうか。
武士道の教えでは、右手から貰うことがマナーになっているようですが、その教えに沿って行動する必要もないと思います。大多数の人が左手で受け取っているのなら、左手で受け取っても問題はないと思います。
賞状の受け取り方のマナーも大切ですが、ゆっくりと動くようにしましょう
賞状の受け取り方ですが、右手で受け取るのか左手で受け取るのか、確かなマナーはないのですが、左手で受け取る人が多いので、左手が適切なのではという意見を先程はみてきました。
次ですが、賞状の受け取り方のマナーも大切ですが、その動きも大切になってきます。賞状を受け取る時ですが、ゆっくりと動く努力をしていくべきだというアドバイスをここで紹介していきたいと思います。
見ている側からしてみると、あまり行動を早くされると、慌てているようなイメージを与えます。見栄えもあまりよくないので、一つ一つの行動にメリハリをつけた方が、見ている側へのイメージも良くなってきます。
その為、もし賞状を受け取る機会があるのでしたら、あまり慌てずに、ゆっくりと、まるで皇室の方が行動するようなイメージで受け取ってみたらいかがでしょうか。
警察での賞状の受け取り方や卒業証書の場合のマナーの違いとは?
賞状の受け取り方も大切ですが、受け取る時の行動、あまり慌てずに、まるで皇室の方が行動するかのような、美しいイメージを見ている側に与えるような行動をすべきであるという意見を上記ではみてきました。
次に、賞状の受け取り方ですが、場所が警察となるとどうなるのか、また、卒業証書だとどうなるのか、この2つの場合のマナーの違いについてみていきたいと思います。
まず、卒業証書の場合はどのようになるのでしょうか。
- 段に上がる
- 礼をして起き上がる
- 賞状が読まれる
- 相手が賞状を渡そうとしたら、一歩前に出て両手で受け取る
- 礼をして起き上がる
- 賞状を曲げずに脇に抱える
- 一歩下がり、回れ右をする
- 段を下りて席へ戻る
これから卒業証書を受け取るのでしたら、参考にしてみて下さいね。
次に、警察の場合ですが、警察礼式第十七条により、賞状の受け取り方が既に決まっています。
- 辞令書、賞状等を受けるときは、授与者の席を離れること約三歩の所で敬礼を行う
- 適宜前進し、右手でこれを受け、左手を添えて開いて見る
- 直ちにこれを左手に収める
- 旧の位置に復して、再び敬礼を行い、退去する
消防では屋内と屋外とでは賞状の受け取り方が違う?
賞状の受け取り方も、場所が警察となると、警察礼式第十七条により決まっており、卒業証書の受け取り方とは違うことを上記では把握してきました。
最後に、今度は消防だと、屋内と野外では賞状の受け取り方が違うのかどうかをみていきたいと思います。
消防となると、賞状を受け取る時のマナーは決められてきます。
屋内と野外に別れていますので、それぞれ、みていきたいと思います。
「屋内の場合」
- 賞状を渡す人の前2mで停止し15度の敬礼を行ったあと、左足から受領しやすい位置(賞状を渡す人から1m程度)に前に進む。
- 賞状を渡す人が渡そうとする瞬間、右手の帽子を左脇に挟む。
- 辞令または賞状を右手で受け、ほぼ同時に左手を添えて受領する。
- 腹部の位置に持ち、自分の名前を確認する(ほんの一瞬です)。
- 辞令を左手に持ちながら、右手で帽子の庇を持ち、帽子を右手に移す。
- 右足から後ろに下がり、2mまで下がり15度の敬礼を行ったあと、方向転換をして退去する。
「野外の場合」
- 着帽のまま授与者から大体5mの位置で挙手注目の敬礼を行う。
- 左足から1mの位置まで前に進む。
- 辞令または賞状を右手で受け、ほぼ同時に左手を添えて受け取る。
- 腹部の位置に持ち、自分の名前を確認する。
- 辞令を左手に収める。
- 右足から後退し、5mまで下がり挙手注目の敬礼を行ったあと、方向転換をして退去する。
賞状の受け取り方のマナーは、シチュエーションによって違う
賞状を受け取る機会というのが、学校であったり職場であると思いますが、自分が置かれている場によって、マナーが違い、臨機応変に正しいマナーで賞状を受け取る必要があることがわかります。学生であれば、卒業証書を受け取る時のマナーを参考にして受け取り、社会人であれば、その職場のルールに沿ったマナーに基づいて行動することが求められてきます。また、一般的には賞状は左手から受け取ることが多い事がわかりました。そして、ただ受け取れば良いという訳ではなく、見てる側からみて「美しい」と感じさせる行動をすべきです。賞状を受け取るのですから、それ相当の努力であったり、結果を生み出した人が受け取りますよね。その分、それに応じた行動や受け取り方が求められます。