エアコンに適しているコンセントの位置はどのくらいの高さなのでしょうか?エアコンを後から設置するときに困ってしまうのが、コンセント問題。
エアコンには専用のコンセントが必要となります。なぜ、延長コードではいけないのでしょうか。
これからエアコンを取り付けようとしているのなら、設置予定の場所や幅などを確認しておくといいでしょう。
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エアコン設置はコンセントの位置が重要
我が家のリビングは、一般的な住宅と比べると天井が高めなため、エアコンも天井の高さに合わせて、かなり高い位置に設置してあります。そもそも、建売りのモデルハウスを購入したため、最初に目にした段階ですでにエアコンが設置されており、エアコン付近にはエアコン用のコンセントもついていました。
このように、初めからエアコンを設置することを前提とした部屋であれば、エアコンの近くにコンセントをつけることも可能ですが、新たにエアコンを設置する場合に注意しなければならないことがあります。
エアコンには専用のコンセントが必要
エアコンはご存知の通り、電気の消費量が大きい電化製品です。そのためエアコンを設置するためには、電流容量の大きいエアコン専用のコンセントにつなぐ必要があります。たまたまエアコン設置場所の近くにコンセントがあるからと、そのままエアコンのコードをつないでしまうと、火災などの思わぬ事故が発生してしまう可能性があるので、絶対にやめましょう。
もしも、エアコン専用のコンセントがない場合は、業者に工事を依頼する必要があります。
コンセントがエアコンの位置にあったとしても確認しましょう
たとえ「これは一体何のためにあるの?」というような高い場所にコンセントがあらかじめ設置されていたとしても、それが確実にエアコンにつなぐための専用のコンセントかどうかが判断できない場合は、そのまま使うのは避けましょう。
いくらエアコン以外に使い道がないような、高い場所にコンセントがあるからと言って、それが必ずしもエアコン用のものだとは限らないため、注意が必要となります。
コンセントの形を確認
そのコンセントがエアコン用であるかどうかを見分けるためには、コンセントの穴の形状をしっかりと確認する必要があります。普通のコンセントには、縦に細長い穴が2本あいていますが、エアコン用のコンセントの形状はそれとは明らかに異なりますので、これだけでも判断はできるかと思います。
ただし、あまりにも高い場所にコンセントがあり、目視でコンセントの形状を確認できない場合や、電気回路がエアコンの高圧電流に対応したものかどうかが判断できない場合には、念のために業者に確認してもらうべきでしょう。
エアコンのコンセント位置でオススメなのはこの高さ
一般住宅におけるエアコンの専用コンセントは、床から180センチ~200センチほどの高さに設置するのが一般的です。天井の高さによってエアコンの位置は変わりますが、天井からだいたい50センチほどの位置にコンセントがあることが多いと思われます。
エアコンを新たに設置するにあたっては、専用のコンセントも必要になりますが、多くの場合はとくに指定しない限り、エアコンよりも下の位置にコンセントがあることになるため、壁の色などによっては、エアコンからのびるコードやコンセント自体が目立つのが気になる場合もあるでしょう。
コンセントの位置は自由
エアコン付近のコンセントは、必ずしもエアコンよりも下の位置につけなければならないということはありませんので、もしも気になるようであれば、事前に業者に依頼して、コンセントをエアコンよりも上の位置にくるようにつけてもらうという方法もあります。
我が家ではそもそも、エアコンの位置が高すぎるため、コンセントがさらにその上にあると、コンセント周りのホコリを取り除くことすらできなくなるため、通常の位置にコンセントがあって、まだ良かったなと感じています。
エアコンはスリーブやコンセントの位置で決まります
ここ数年、エアコンを天井のすぐ下の、比較的高めの位置に設置しているお宅が増えてきたようです。これは、ただでさえ目立つエアコンがなるべく目立たないようにという要望が増えているためと聞きますが、場合によっては希望通りの場所には取り付けられないこともあるようです。
エアコンの位置や高さは、専用のコンセントだけでなく、エアコン設置用に壁に開けられた穴(スリーブ)の位置によって決まってきます。このスリーブやコンセントの位置次第では、思った以上にエアコンの位置が低く(もしくは高く)なってしまうことがあるのです。
新築住宅の場合は自分でそれらの位置を指定することも可能ですが、とくにこちらからの要望がない限りは、業者にお任せ状態になってしまう可能性が高いです。エアコンに限らず、コンセントの数や位置は、実際に住んでみないと使い勝手がわからないところではありますが、あとになってからやはりここにもコンセントが欲しかった!ということにならないためにも、あらかじめ多めに設置してもらうことをオススメします。
延長コードは使える?エアコンとコンセントの位置が合わないとき
エアコンを新たに設置する場合や、設置場所を変える場合には、エアコンの近くに専用のコンセントがない場合があります。そのような場合にも、安易に通常の延長コードを使用するのは避けてください。
コンセントと同様に、延長コードのパッケージには最大許容電力量が明記されています。普通の延長コードを消費する電力量が大きいエアコンなどに使うと、火災などの重大な事故につながる可能性がありますので、絶対にやめましょう。
エアコン用のコンセントが近くにない場合には、専用のエアコン延長コードを使う必要があります
エアコン延長コードは家電量販店やホームセンターなどで購入することができますので、詳しく知りたい方は、一度店頭で確認してみたほうが良いでしょう。
思わぬ火災や事故を防ぐためにも、エアコン専用のコンセントを新たに設置することも検討されてみてはいかがでしょうか?