二階への階段がリビングにあるご家庭も多いでしょう。
リビングに階段があることで子供が帰ってきた時に顔を合わせることが出来る、リビングが広く見えるなどのメリットがあります。
またリビング階段は子供がいる家庭にはおすすめという情報を発信されたことも人気の理由になったようです。
ですが実際に住んでみると一階が寒い、音や臭いが二階に届きやすいなどのデメリットもあるようです。
そこでリビング階段に扉を付けるという方法があります。
リビング階段に扉を付ける場所がないというご家庭もあるでしょう。
その場合は階段を上がったところに付けたり、踊り場のところに付けるという方法もあります。
リビング階段に扉を付けた場合のメリットもご覧ください。
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扉の無いリビング階段が人気になったワケ
子供が帰宅して、リビング内にある階段(リビング階段)を通って子供部屋へ行く構造の住宅は、親と子のコミュニケーション向上に良いと人気になりました。玄関から直接階段を通って子供部屋へ行ける構造だと、子供の帰宅や外出の状況を把握しにくくなり、顔を合せることもありません。しかし階段がリビングにある場合は、帰宅時や外出時に顔を合せて、親子の会話の機会が自然と生じるということです。リビング階段は数十年前から増え始め、現在では半分以上の一戸建てで採用されているようです。
子供のいる家庭では、「親子のコミュニケーションに良い」と聞くと、取り入れたくなる家庭が多いようです。また、建築会社の設計も、そういったタイプのものが多くなっています。
リビング階段にしたことで起こるデメリット
親子のコミュニケーションに良いと多く採用されているリビング階段ですが、デメリットもあるようです。リビング階段の家庭でよく聞かれるデメリットについてご紹介します。
- リビングが寒い
暖かい空気は上へ移動するため、リビングで温められた空気が階段を伝って上へ行ってしまう。また、二階の冷気が階段を伝って下りてくる。それに伴い暖房費が高くなる。 - 1階と2階、お互いに音が響く
1階の音が2階へ、2階の音が1階へ、思っていた以上に音が響く。子供が勉強している時などは、テレビの音量を小さくするなど1階の物音に気を使わなければならない。また、2階の子供部屋に子供の友達がきているとうるさい。
デメリットについて多少は予測していたものの、いざ住んでみると予想していた以上に気になる場合が多いようです。
一階が寒いリビング階段に扉を付けることのメリット
リビング階段のデメリットを改善するために、階段に扉を取り付けるとどうなるのでしょうか?リビング階段に扉をつけた場合のメリットを考えてみましょう。
- 暖房効率が上がる
温められた空気が階段を通って2階へ逃げるのを防ぐ事ができます。また、2階の冷気がリビングに侵入するのも防ぐことができます。これにより、暖房効率があがります。また、冷房の場合も同様です。 - 音があまり響かなくなる
機密性の良い扉を取り付けると、1階と2階双方の音が遮断され、防音効果が上がります。 - 臭いが伝わらなくなる
1階で料理や焼肉をした時の臭いが2階へ伝わりづらくなります。
リビング階段に扉を取り付けると、リビング階段によるデメリットをかなり改善できるようです。
ただし、今までは無かった扉が増えることにより、扉の開閉の手間が増えて、面倒と感じる場合もあるようです。また、扉の取り付け工事の費用も発生します。
扉の取り付けによるメリットとデメリットを考慮して検討してみましょう!
リビング階段に扉を取り付ける色々な方法
ここでは、リビング階段に扉を取り付ける場合、どのような扉や取り付け方法があるのかをご紹介します。
- 引き戸を取り付ける
引き戸を取り付けるスペースがある場合には、引き戸を取り付けているご家庭が多いようです。引き戸であれば、扉を閉めておく必要のない時は開けたままにしておけるので、1階と2階との移動の度に扉の開閉をする煩わしさを回避できます。扉を開けておけばリビング階段のメリットを得られ、扉を閉じればリビング扉のデメリットを補えるので非常に便利ですね。
引き戸は、スペースにより1階の階段の手前に取り付けたり、2階の階段を上がりきった部分に取り付けてもよいでしょう。 - 階段の踊り場に扉を取り付ける
1階にも2階にも扉を取り付けるスペースが無い場合は、階段の踊り場につけること検討してみましょう。また、扉の位置を2階にするよりも、冷暖房の空気の移動を抑えられます。
リビング階段の寒さ対策を紹介
リビング階段では、1階の温かい空気が階段を伝って2階へ、2階の冷たい空気が温かい空気に押されて1階へおりてきて、リビングが寒くなってしまいます。
扉を取り付けずにリビング階段の寒さを防ぐ方法
カーテンを取り付ける
階段の上り口にカーテンを取り付けると、空気の移動を妨げることができるので、かなりリビングが温かく保つのに役立ちます。カーテンは厚手のものにするほど、しっかりと空気の移動を防ぐことができます。取り付ける場所によっては、突っ張り棒でも取り付けることが可能です。また、移動の際も、カーテンなので開閉が手軽です。
ロールスクリーンを取り付ける
カーテンよりも、より空気の遮断性が高まります。しかし、閉じたままでは通ることができないため、移動する度に巻き上げ、巻きおろしの開閉操作が必要です。
のれんを取り付ける
突っ張り棒を取り付けられる場所でしたら、のれんも便利です。空気の遮断性は低くなりますが、布の量が少ない分、見た目がカーテンよりもすっきりとします。
床暖房にする
床面から温まった空気が上がってくるので、室内の温度状態が安定します。
ストーブを階段に向けて設置する
温まった空気と階段から下りてくる空気がぶつかり、室内の温度が均一になりやすくなります。
サーキュレーターを回す
サーキュレーターにより室内の温度を均一化します。
予算や利便性を考慮して、ご自宅にあった対策を検討してみて下さい。