熱帯魚の水温管理!冬は最低気温に注意して飼育しよう

熱帯魚はその文字通り熱帯地方の魚なので、季節によって気温が違う日本で飼育する場合は水槽の水温管理をしっかりと行う必要があります。

そこで心配になるのが冬の水温についてですが、最低何度まではOKなのでしょうか?適正水温を維持するためのヒーターの選び方とは?

今回は熱帯魚の最低気温と適正気温について詳しく説明します。冬場の水槽の水温管理をしっかりと行うようにしましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

象VSライオン、一対一で闘わせるとどっちが強いのか徹底調査

草食動物である象と肉食動物であるライオン、もし闘わせたらどっちが強いのか結果が気になるところですよね...

ハムスターの交配は組み合わせが重要!異種交配は絶対に避けよう

ハムスターの交配では組み合わせによって奇形が生まれてしまったり、病気を引き起こしてしまう事があります...

グッピーの稚魚を育てるための別水槽の必要性について考えよう

グッピーの繁殖に成功して稚魚が生まれると、親と同じ水槽に入れないようにした方が良いと言われています。...

スッポン飼育で注意したい冬眠、冬眠させないための工夫とは

健康食品として知られているスッポン。ペットとして飼育することも可能ですが、飼育する際に注意したい...

メダカの越冬の準備・屋外飼育の稚魚の越冬のポイントと注意点

メダカを飼育している人の中には、はじめて稚魚を越冬させようと思っている人もいることだと思います。...

水草に肥料は必要?エビに与える影響と肥料に与え方を解説

エビの水槽に水草を入れてる人の中には、水草の元気が無くなってしまったことで、肥料を与えた方が良いのか...

グッピーの稚魚は親や成魚に食べられる!稚魚を増やす方法

グッピーの稚魚は自分の親や成魚に食べられるという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。「...

セキセイインコの止まり木を手作りする時の注意点と簡単な方法

セキセイインコには止まり木が必要です。色々なタイプのものが市販されていますが、かわいいインコ...

ミナミヌマエビとメダカの稚魚の混泳と混泳のメリットを解説

ミナミヌマエビとメダカを混泳させようと思っているとき、メダカの稚魚がミナミヌマエビに食べられてしまう...

コオロギを飼育するときに水は必要?コオロギの飼い方

コオロギを飼育するときに水はどのように与えたらいいのでしょうか?霧吹きで水を与えてしまうとコオロギの...

コリドラスの水槽の立ち上げ方法と注意点【初めての飼育】

コリドラスは長い鼻が特徴的で、熱帯魚好きの方に人気のある魚です。これからコリドラスを飼育したいと...

ミナミヌマエビの脱皮はなかなか見れない!脱皮の前兆を解説

ミナミヌマエビの脱皮を一度で良いから見てみたいと思っている飼い主さんもいることだと思います。脱皮の前...

ソイルを使った水槽の立ち上げ方法と魚を飼育するまでの管理方法

ソイルを使って水槽の立ち上げをしようと考えている人もいるのではないでしょうか。でも、実際の方法が分か...

レオパの脱皮にかかる時間と脱皮不全を防ぐためのコツについて

レオパは種類によって1ヶ月に2回脱皮すると言われていますが、時間はどのくらいかかるのか飼い主として気...

犬は飼い主を忘れない!理由と犬の記憶について簡単に解説

犬は飼い主のことを忘れない動物です。これは、犬が飼い主と共に過ごした時間においての飼い主の匂いや姿、...

スポンサーリンク

熱帯魚の水槽の水温は最低何度までOKなのか

熱帯魚の飼育をしていると意外と電気を使います。

電気を使うのはエアレーションや濾過器、さらに照明と、いちばん重要なのがヒーターです。
熱帯魚を日本で飼育する際には、水温管理をしっかりしなくてはならないためヒーターがかかせません。

ですが毎日高めの温度で設定していると電気も使うし、そうなるとなかなかお財布にも優しくないです。

ではヒーターの温度をどれくらいまで下げても熱帯魚たちは耐えられるのか、といった疑問に行き着くと思います。

熱帯魚を特に冬場にヒーターをあまり使わずに過ごさせるには、通常25℃~28℃ほどの水温を保って飼育しなければなりません。

そうした状態の中でどこまでの低い水温で熱帯魚が耐えられるか、となるとその水温は『最低で24℃』ほどまでです。

個体差や種類によって暮らせる水温に開きのある種類も居ますが、あまり低い水温で過ごさせすぎると体調が悪くなってしまう場合もあるため程々の節電がいいですね。

冬は熱帯魚の水槽が最低水温にならないように注意しよう

夏場は逆に水温上昇に注意しながら、日の当たる場所などに水槽をおける種類のお魚ならヒーターなしで過ごさせることは可能です。

クーラーが必要になる場合もありますがそうした場合は、徐々に水温を下げてあげられるような工夫をしてあげれば適温を保てるでしょう。

では問題は冬場です。
冬場は室温によって水温は適温よりも低下してしまうことがあります。

適温以下で暮らしているとお魚は弱ってしまいます。
そのため安全圏の24℃から20℃くらいまでが最低の水温といえます。

それ以下になると最悪の場合、命を落としてしまうと言う結果に繋がる場合もありますのでしっかりと管理を行ってください。

節電も大事なことですが、熱帯魚たちが健康に生活できなくなってしまうとそれもまた問題です。

そうした状況になった場合は熱帯魚たちの体調が優先されます。

冬の期間は大丈夫でも冬が明けたら一気に弱りが来たりということもありますので、水温変化でダメージを受けないように飼育していきましょう。

熱帯魚の水槽の最低水温が10℃になってしまった場合

熱帯魚の水槽の水温が10℃以下になってくると熱帯魚たちはかなり弱ります。
この水温は熱帯魚たちにとっては寒すぎます。

水温計やヒーターでそういった状態を作らないようにしてください。

部屋をまるごと温めれば水温がそこまで下がることはなかなかありません。
水温がそこまで下がってしまうということは飼い主さんが不在だったり、飼い主さんすら寒い思いをしていたりということが容易に考えられます。

そうした事態を起こさないように飼育主自身の室温管理もしっかり行うべきです。

飼育をはじめた以上はその生体がしっかりと寿命を全うできるよう全力で飼育するのが飼育主の努めです。

犬や猫よりも物言わぬ熱帯魚ですから寒いなどと伝えてくれることはありません。

水温計やヒーターなど、多くの熱帯魚用のグッズも販売されていますので飼育の際はそうした状況を作らぬように責任を持ってお世話をすべきです。

水温が20℃以下になるようなことはあってはいけません。

熱帯魚の中でも人気のネオンテトラの最低水温とは

熱帯魚の中でもネオンテトラは初心者の方にもおすすめされやすいメジャーな熱帯魚です。
熱帯魚と言われてネオンテトラを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

見た目も赤と青のラインがキラキラと光りきれいです。
混泳させることも出来る種類なのでネオンテトラの群れと小さなエビなどの種類の生き物を混泳させている水槽などもあります。

ネオンテトラはもともとはアマゾンに生息しているお魚です。
暮らせるお水の水温は20℃~28℃と開きがあり、最適水温は25℃です。

水温管理をまだそこまでしっかりする自信がないという初心者の方はネオンテトラで水温管理のやり方を掴んでいってもいいかもしれません。

基本的には20℃以下の状況を作らなければいいだけです。

丈夫なお魚であると言われているネオンテトラですが、実はネオンテトラには彼らしか罹らない特有の病気などもあり注意が必要な部分があるのも事実です。

ネオンテトラ特有のその病気というのが『ネオン病』という病気です。
体の筋肉の部分に出血が見られ、底から白くにごり腐敗していくという病気です。

発症すると治療はほぼ困難で感染力も高く一匹が発症すると一気に拡散されます。

群れから一匹だけ離れて泳いでいたりというサインを出していることが多いのでそうした場合は直ぐに対処が必要です。

初心者さんに勧められやすいお魚ですがこうした特徴も持っています。
飼育の際はしっかりと飼育できるかどうか考えてみましょう。

熱帯魚の水温管理のためのヒーターの選び方とは

熱帯魚たちに健康に暮らしてもらうためにもヒーターは必須アイテムといえます。
水温を20℃以下にしないためにも、こうしたアイテムを使って管理をするほうが熱帯魚たちが、寿命を全うし幸せに暮らせます。なしで飼おうなんてことは考えるべきではありません。

それでは熱帯魚たちのためにもヒーターのことを勉強しましょう。

飼育用の温度管理のための機械は大まかにふたつあります。
それは『ヒーター』と『サーモスタット』です。

  • ヒーター
    ヒーターは水槽内のお水を温める役割をしています。
    水を温めるための機能しか持っていませんので、水温を一定に保ったり冷やしたりという機能はまた別の機械に頼る必要があります。
    水温を感知して制御するためにはサーモスタットが必要となります。
    ヒーターによってワット数が異なるので、水槽のサイズに合わせて適したヒーターを選定してください。
  • サーモスタット
    サーモスタットは水槽内の水温を管理、制御する役割を持っています。
    サーモスタットには水を温める機能はありませんので必ずヒーターとセットで使用する必要があります。
    水槽内のセンサーとなってくれるため温度を感知してヒーターを自動でON/OFFしてくれるのです。

ふたつを別々で購入してもいいですが、ヒーターにサーモスタット機能のついたものなどもありますので、しっかりと調べて購入しましょう。

水槽用のヒーターを選ぶ際は飼育環境にヒーターのワット数やタイプが合っているか、安全装置が搭載されているか、カバーが付いているかなどをポイントにして選定しましょう。

水槽の環境を良くすれば自ずとお魚たちが寿命を全うできるようになっていきます。
熱帯魚たちにしあわせに暮らしてもらいましょう。