金魚にヒーターが必要かどうかは、金魚を育てる環境にもよります。基本的には金魚はヒーターがなくても飼育することは可能です。でも、金魚のためにヒーターを使って飼育している人もいます。金魚の飼育でヒーターが必要になる場合もあるのです。
そこで、金魚にヒーターが必要なメリットについて、ヒーターのメリットやヒーターの適切な使い方、水の循環の必要性や金魚を大きく育てる場合などお伝えしていきましょう。
これを読めば、金魚の飼育でヒーターを使うことで金魚にどんな影響があるのかがわかり、ヒーターの使い方で気をつけるべきこともわかります。大切な金魚のためにも長く元気で生きられるように環境を整えてあげるのも良いでしょう。
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金魚を長生きさせるにはヒーターが必要
ですが、金魚を飼う場合にヒーターが必要という話はあまり聞いたことがないという人が多いのではないでしょうか。
それもそのはずです。
金魚は熱帯魚などの水温の調整が必要な魚とは違い、一定に水温を保つ必要がないと言われる魚です。
金魚でも急激な水温の変化に対応をすることは出来ませんが、季節が変わることによる緩やかな水温の変化などには十分対応することが出来る魚なのです。
そのため、金魚を飼うときにヒーターが必要という話を聞くことがあまり無いのです。
しかし、水槽の水温が低くなると金魚はあまり活動をしなくなったり病気にかかりやすくなってしまうので、水温が低い状態というのは金魚にとって過ごしやすい環境とは言えません。
ヒーター無しの状態でも金魚を飼育することは可能ですが、金魚を健康的に長生きさせたい場合にはヒーターをつけて水温を一定に保ちながら飼育してあげましょう。
金魚のためにヒーターを必要とするなら正しい使い方を
金魚の水槽にヒーターを使用するのであれば、正しい使い方でヒーターを使うようにしましょう。
ヒーターの使い方を間違えてしまうと、水温を一定に保つことが出来なかったり、水温が過剰に高くなってしまう場合もあります。
そうなってしまうと、金魚にストレスを与えてしまうのでヒーターの使い方には注意が必要です。
金魚の水槽用ヒーターの選び方
まずは、ヒーターを選ぶときには水槽の容量にあったワット数のヒーターを選ぶようにします。
ヒーターのパッケージを見てみると、水槽の容量が表示されています。
自分の飼っている金魚の水槽の容量と合った表示のあるヒーターを使うようにしましょう。
小さい水槽に大きいワット数の物を使ってしまうと設定温度以上の水温となってしまい、ヒーターの故障の原因となってしまいます。
反対に大きい水槽に小さいワット数の物を使ってしまうと、設定温度よりも低い水温となってしまい、ヒーターでの加温時間が長くなるので消耗が激しくなります。
また、金魚にヒーターを使用する場合に注意をしたいのは温度の上げ方です。
いきなり高い温度を設定してしまうと、水温が急に上昇してしまうので金魚にストレスを与えてしまいます。
そのため、1日に1度ずつ程度水温を上げていくと金魚に負担を与えずに水温を上げていくことが出来ます。
金魚の飼育でヒーターを使うなら水の循環が必要
金魚の水槽にヒーターを使用する場合には、ろ過機やエアレーションを使った水の循環が必要になります。
水槽の中の水が循環していない状態でヒーターを使用してしまうと、加温部分からでた熱がその周辺にこもってしまうので、水槽の水の全体を加熱してしまう前に加熱をやめてしまいます。
そのため、水槽の中の水温にムラが出てしまいます。
ヒーターを使用する場合には水を循環させる環境も整えましょう。
ヒーターを使って金魚を大きく育てることもできる
金魚の水槽にヒーターを使用すると、金魚を大きく育てることが出来ます。
金魚を大きく育てる場合には、金魚にたくさんのエサを食べてもらう必要があります。
金魚は水温が25~30度のときに、元気に活動を始めます。
そのため、ヒーターで水温を保ってあげることによって金魚が活動的になるので、金魚が大きくなるのを助けることが出来ます。
ただし、注意をして頂きたいのは、金魚が活動的に行動するということはフンなどの排泄物もよくするようになって水が汚れてしまうので水槽の掃除の頻度も高くなります。
金魚のためのヒーターの使い方や選び方に気をつけましょう
水槽に取り付けるヒーターの中には、温度を調節できるタイプと温度が固定されているタイプのものがあります。
温度が固定されているタイプのものを使用すると、一定の水温まで加熱されてしまうので水温の微調整を行うのは難しくなります。
ヒーターを購入するときには、温度が調節出来るものか確認をしましょう。
金魚を飼育するときには、ヒーターが無くても飼うことは出来ます。
ですが、水温が低い状態というのは金魚にとって過ごしやすい環境とは言えません。
もし、ヒーターを使用する場合には、水を循環する環境を整えるのも忘れずに行いましょう。