ミナミヌマエビの脱皮はなかなか見れない!脱皮の前兆を解説

ミナミヌマエビの脱皮を一度で良いから見てみたいと思っている飼い主さんもいることだと思います。脱皮の前兆を知りたい人もいるでしょう。

ミナミヌマエビの脱皮はなかなか見ることができません。脱皮の前兆がわかれば、注意してミナミヌマエビを観察することができます。

ここでは、ミナミヌマエビの脱皮の前兆についてお伝えします。どんな様子が見られれば脱皮の前兆なのかを知って、是非脱皮の瞬間に立ち会いましょう。

脱皮の瞬間に立ち会うことができたら、その幸せを噛み締めてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

レオパが脱皮不全となり尻尾が剝けない…そんなときの対処方法

レオパが脱皮不全で尻尾がキレイに剝けないときにはどうしたらいいのでしょうか?手助けしてもいいのか、触...

【アカヒレの飼育】屋外の場合の注意点とコツについて説明します

初心者でも飼いやすいと言われるアカヒレですが、屋外だけではなく場所によっては屋外での飼育も可能となっ...

ベタの繁殖に失敗!繁殖を成功させる方法とは

ベタの繁殖に失敗した経験がある人もいるのではないでしょうか。上手に繁殖させて美しいベタの魅力...

亀の散歩でリードを付ける時の注意点は?亀散歩のポイント

亀をたまには外に出して散歩させようと考えた場合、気になるのが脱走です。脱走させないためにもリ...

カナヘビが冬眠から起きるのは自分のタイミングに任せて飼育を

カナヘビを飼育している飼い主さんの中には、はじめてカナヘビを冬眠させたという人もいるのではないでしょ...

金魚の産卵床・人工産卵藻の作り方や産卵させる方法について

金魚のための産卵床の作り方とは?金魚を増やしてみたいときには、どのような準備をしたらいいのでしょうか...

メダカの水槽の濁りとる方法!原因を知って濁りを綺麗にしよう

メダカを飼育している人の中には、水槽が濁ってしまいその濁りとる方法を知りたいという人もいるのではない...

カナヘビの飼い方!冬眠させる方法と冬眠明けの飼育方法を解説

カナヘビの飼育初心者の飼い主さんの中には、はじめての冬を過ごすという人もいるのではないでしょうか。カ...

ハムスターの砂浴びする時間帯と必要な理由や掃除頻度とは

ハムスターには砂浴びをする時間が必要なので、ハムスターを飼育するときは砂遊び場を用意してあげましょう...

グッピーの稚魚の性別判断は難しい。成魚の判断方法を確認

グッピーのオスメスの性別は見分けることが出来ますが、稚魚の時点で性別を見分けることは出来るのでしょう...

ソイルを使った水槽の立ち上げ方法と魚を飼育するまでの管理方法

ソイルを使って水槽の立ち上げをしようと考えている人もいるのではないでしょうか。でも、実際の方法が分か...

プラティの稚魚の色とは?稚魚の育て方を紹介します

プラティの稚魚はどのくらいから色がわかるのでしょうか?どちらの親と同じ色がでるのか楽しみですよね。...

うずらの飼育は屋外飼育が可能でも、鳴き声等の注意したい事

うずらを飼ってみたいけれど、屋外でも飼育は出来るのでしょうか。結論からいいますとうずらは屋外...

天敵ヤゴからメダカを守るための駆除方法と予防策

屋外でメダカを飼育しているなら特に注意したい天敵、それがヤゴです。ヤゴを駆除しなければ、メダカはすぐ...

熊が冬眠する場所とは?クマがいそうなところには近づかない

熊が冬眠するのはどんな場所が多いのでしょうか?秋の山は、きのこや栗などの山菜採りに出かける人はぜひ気...

スポンサーリンク

ミナミヌマエビの脱皮の前兆は?脱皮を見ることができない理由

ミナミヌマエビは水槽内の苔を餌として成長するので、熱帯魚と混泳させている人も多いのではないでしょうか?

ミナミヌマエビはエビの仲間ですから、脱皮をしながら成長していきます。
気がついたら抜け殻があったということも多いはずです。そんな抜け殻を目にしていると、気になるのが脱皮の瞬間ですよね。

ミナミヌマエビの脱皮はなかなか目にすることが出来ません。

なぜなら、正常な脱皮の場合、脱皮は一瞬です。

ミナミヌマエビの脱皮を運良く目撃したとしても、「飛び跳ねた!」と思ったら、脱皮はすでに終了です。
飛び跳ねた瞬間に背中側からスポッと抜け出るので、殻だけが元の場所に残っていることでしょう。

正常な場合には一瞬ですが、中には尻尾の一部が残ってしまったり、頭が側が抜けなかったりと、脱皮不全を起こしてしまうミナミヌマエビもいます。
半日~1日位の間に脱げてしまえば良いのですが、個体によってはそのままの状態が続き弱ってしまうこともあるのです。

ミナミヌマエビにとっては、脱皮は成長するために必要なことですが、命を落としかねない危険なことでもあるのです。

ミナミヌマエビの脱皮の前兆

一瞬で終わってしまうミナミヌマエビの脱皮を見たいなら、「脱皮の前兆」を知る必要があります。

餌の量

脱皮が近づくと、あまり餌を食べなくなってきます。
そのため、消化官などにあまり食べたものが入っていないことが確認できるようになります。

見え方の違い

ミナミヌマエビは新しい殻の準備ができてから、脱皮を行います。
そのため、脱皮前には殻が2重になるので、少し白っぽく見えたりピカピカするなど、普段とは違う見え方になることが多いです。

この様なミナミヌマエビを見つけたら、脱皮を行なう前兆だと思って良いでしょう。
絶対に脱皮を目撃したいなら、見つけたときから水槽の前に張り付くほかありません。

体をかくと脱皮する?ミナミヌマエビの脱皮の前兆

ミナミヌマエビの脱皮の前兆ついてご紹介しましたが、実はもう一つ前兆があります。

それは、ミナミヌマエビの体を掻くような行動です。
しかし、この行動は前兆というよりは脱皮直前の行動と表現するのが、より正しいかもしれません。

ミナミヌマエビは、一瞬で脱皮をさせます。
その前の準備にあたる行動なのだと思いますが、脱皮直前には体を掻くような仕草をします。
掻くと言っても人間のような動きは出来ませんよ。
むず痒そうに、足をカサカサとせわしなく動かしだすのです。
しばらくカサカサカサカサと動かしていたと思ったら、急にのけぞるように上を向いて、飛び跳ねるほど一気に丸まります。
その瞬間に背中側から飛び出てくるのです。
もし、餌をあまり食べず、いつもと見え方の違うミナミヌマエビがカサカサと始めたら、それは、まさに脱皮直前の行動かもしれまん。
見逃さないように、しっかりと観察してくださいね。

成長が脱皮の前兆!ミナミヌマエビが脱皮をする理由

ミナミヌマエビが脱皮を行うのは、成長するためです。

もっとも体が大きく成長する稚エビの時には、1~2日程の短い間隔で脱皮を繰り返します。
飼育環境や個体によって多少異なりますが、成長するに伴い脱皮周期は長くなって、10~20日ほどの間隔まで広がります。

成長のための脱皮は、ミナミヌマエビにとっては必要な脱皮です。
しかし、成長以外の理由で脱皮することもあるのです。

それは「環境の変化」です。

ミナミヌマエビは水質の変化には敏感な生き物です。
環境の変化による脱皮で多いのが、新しい環境に変わったときです。

新しい環境の飼育水の浸透圧が、以前の飼育水の浸透圧とは違う場合、体内に入りこむ水を調整するためにミナミヌマエビは脱皮を行います。

脱皮は、先程もご紹介したように、ミナミヌマエビにとっては命がけの行為です。
成長以外の脱皮は無いに越したことはありません。

ミナミヌマエビは水質が変わると脱皮することが!抱卵中は脱皮に注意を

ミナミヌマエビが脱皮をするとき、成長以外に水質の変化による脱皮があるとご紹介しました。
水質の変化による脱皮だとしても、正常に脱皮を行えれば、問題なく成長を続けてくれることでしょう。
水質の変化による脱皮は、「飼育」している以上は考えられるリスクで、飼育者としてはとても気を気をつけるべき点ですね。

特に注意したいのが、ミナミヌマエビが抱卵しているときです。
もし、この状態の時に水質が大きく変わって脱皮してしまうと、抱えていた卵も取れてしまいます。

ミナミヌマエビは産卵後に親が卵をお腹に抱えて、孵化して稚エビになるまでの間お世話します。
しかし、脱皮してしまうと卵は親から離れてしまうのでお世話をしてもらえなくなってしまうのです。
脱卵してしまった卵は孵化できずに終わってしまうことが多いので、抱卵中の場合には水換えの量を少なくするなど、普段よりも水質管理に一層気を使うようにしましょう。

ミナミヌマエビの脱皮は、成長のためであれば喜ばしいことです。
一瞬で終わってしまう脱皮を目撃出来ることは、とてもラッキーでもあります。
脱皮の前兆が見られたら、ぜひ観察して見てくださいね。