車のエンジンかけっぱなしでガソリンやバッテリーの影響と対処法

車をエンジンかけっぱなしにするとガソリンは走行していなくても消費されます。では、車のエンジンをかけっぱなしの状態はどれくらい持つのでしょうか?他にもエンジンのかけっぱなしはバッテリーの影響やその場合の対処法なども気になります。

そこで、車のエンジンかけっぱなしについて、ガソリンの消費や身を守るための手段としてのエンジンのかけっぱなし、ガソリンを入れるときの注意点やバッテリーへの影響、エンジンをかけっぱなしした後の対処法などお伝えしていきましょう。

うっかりエンジンをかけっぱなししたままなのに気づいたときでも、これを参考にすればすぐに対処することができます。エンジンのかけっぱなしは車以外にも環境に影響があるので気をつけましょう。

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車のエンジンかけっぱなしはガソリンが消費するので注意

長距離ドライブの最中、「ちょっと休憩しよう」とコンビニで休んだはいいものの、エンジンをかけっぱなしでそのまま寝てしまったことありませんか?
特に、夏場や冬場などエアコンが必須になる時期であれば特に、エンジンをかけっぱなしで寝てしまうこともあると思います。

そんな長距離ドライブの付き物でもある「休憩時のエンジンのかけっぱなし」。

車のエンジンのかけっぱなしには様々な問題がありますが、中でも、特に気になるのはガソリンの消費量です。

エンジンのかけっぱなしは、基本的にガソリンを消費します。

車を走行させていないからガソリンは減らない!このような考え方は間違いです。
ガソリンの消費量は車種によっても異なりますが、目安としては、1時間で約1リットルほど。
数字で見るとほんのちょっとなのかもしれませんが、繰り返し重なれば、消費量も相当な量になりますので注意が必要です。

ガソリンがあれば車はエンジンかけっぱなしでもいられる

車は時として重要な役割を果たします。

例えば災害が起きて避難が必要になった場合。
このような場合、多くは避難所に避難をすると思いますが、中にはプライベートを極力確保したいような場合もあるかもしれません。
そんな時、車があれば車内で一夜を過ごすことができ、ガソリンの残量によってはそれ以上を車内で過ごすことも可能となります。
また、夏場など気温が上がって暑くなるような場合でも、エンジンをかけっぱなしにすればエアコンを使って涼しい空間で快適に過ごすこともできます。

このように車のエンジンのかけっぱなしは、時に自分の身を守るための手段として役に立つ場合もあるのです。

車にガソリンを入れるときはエンジンかけっぱなしをやめましょう

車のエンジンのかけっぱなしの中でも、特に注意しなければいけないのが「ガソリンを入れるとき」です。

ガソリンスタンドに行くと「給油時にはエンジン停止」等の文言があるように、エンジンかけっぱなし状態でのガソリン給油には様々な危険が伴います。

では実際にどんな危険があるのか?

車が誤発進する可能性がある

車のエンジンがかかっているということは、言ってしまえば、いつ動いてもおかしくないという状態です。
この状態でのガソリン給油は本当に危険です。
万が一、車が動いてガソリンが飛び散ったことを考えれば、自然とエンジンは停止するようになるはずです。

引火の可能性がある

可能性は限りなくゼロに近いと言われていますが、全く引火の可能性が無いということではありません。
リスクをおさえる上でも、エンジンは停止するようにしましょう。

エンジンをかけっぱなしのガソリン給油は、万が一の時、自分だけでなく周りで給油している人やお店にも迷惑をかけることに繋がります。
ガソリン給油時にはそうしたリスクがあることを十分に理解した行動を取ることが大切です。

車のエンジンかけっぱなしはバッテリーへ悪影響

車のエンジンかけっぱなしはバッテリーに悪影響を及ぼしていることをご存知ですか?

バッテリーは通常、車を一定のスピードで1時間程度走らせる(エンジンの回転数を上げる)ことで、充電される仕組みになっています。
しかし、エンジンをかけっぱなしで車を走行させていない(アイドリング)時は、エンジンの回転数がとても低い状態になっており充電は「わずか」にしかされていません。
そのため、アイドリング時に電力の消費量が充電量よりも上回ってしまうと、バッテリーは徐所に消費されていき、最終的に「バッテリー上がり」を起こしてしまいます。

実際にバッテリー上がりを起こすまでの時間は、バッテリーの状態や電力の使い方によっても異なりますので一概には言えませんが、目安としては「3時間以上の長時間」をアイドリング状態で電力(エアコンやライト、カーオーディオや携帯の充電等)を使いながら過ごすことは控えた方が良いでしょう。

また、アイドリング時の電力の使いすぎ等でバッテリー上がりを頻繁に起こすことは、バッテリーの劣化を早める原因となってしまいますので注意が必要です。

長時間のエンジンかけっぱなしは気をつけましょう

このように長時間のエンジンのかけっぱなしはバッテリーに良い影響を与えないということはご理解頂けたと思います。
しかし、場合によってはお仕事など様々な事情で仕方なくエンジンをかけっぱなしにしなければいけない状況も、もしかしたらあるかもしれません。

そのような場合には、後日でも構いませんので時間に余裕がある時に、「車を1時間程度走行」させて下さい。
前述したように、バッテリーは車を一定のスピードである程度の時間走行させることで、充電できるようになっています。
そのため、電力を消費したバッテリーを充電するためには、車を走行させるのが最も効果的な方法です。
ガソリンは消費してしまいますがドライブついでに充電するのも良いかもしれませんね。
一方でバッテリーは消耗品です。
寿命の目安は2~5年程と言われていますが、エンジンのかけっぱなしなど車の使い方によっては、寿命を縮めてしまう場合もあります。
急なバッテリー上がりは非常に困るものです。
そんな状況を未然に防ぐためにも、バッテリーの定期的な点検と交換は怠らないようにしましょう。