ラジエーターが水漏れする原因や影響その対策とは

車の下に色の付いた水が出ていたら、それは間違いなくラジエーターの水漏れです。

他にも水漏れしたかどうかの判断要素はありますが、水漏れするのはなぜなのでしょうか。

そこで今回は、ラジエーターが水漏れする原因やそれによって起こす影響、対策についてまとめました。

水漏れしたまま走行するのは危険です。すぐに修理しましょう。買い替えを検討するのも方法の一つです。

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ラジエーターが水漏れする影響と原因とは?

ラジエーターは、エンジンが高温になりオーバーヒートしてしまわないように、エンジンの内部を冷やす役割を担っています。

そのため、ラジエーターが損傷していると、エンジンは冷やされず車が故障してしまう可能性があります。

そんな重要な役割があるラジエーターですが、車の下から色のついた水が漏れていたり、鼻につくような独特な臭いがすることありませんか?

もし、そのようなことが起きている場合には、ラジエーターから水漏れが起こっている可能性があります。

ラジエーターから水漏れが起こっている場合の原因の多くは以下の箇所です。

  • ラジエーター本体
  • ラジエーターホース
  • ヒーターホース
  • ウォーターポンプ

ポンプやホースから水漏れが起きる場合には、多くがポンプやホースのゴムの劣化が原因です。

一方で、ラジエーター本体から水漏れしている場合には、走行中に異物がラジエーターに接触してしまい傷ついてしまっている可能性が考えられます。

どちらにしても、ラジエーターの水漏れは、エンジンがオーバーヒートする原因にもなりますので、速やかに修理をしなければいけません。

ラジエーターの故障が原因で水漏れするとどうなるの?

ラジエーターの故障が原因で水漏れしている状態で車を走行させることは、少なからず危険が伴います。

どの程度の水漏れなのかにもよりますが、水漏れの量が多い場合には、エンジンがオーバーヒートしてしまうことで、車が動かなくなってしまうこともあります。

また、高水温警告灯が点灯や点滅している場合には、既にエンジンに関わる箇所で故障が起きている可能性もあり、手遅れになってしまう場合もあります。

そのため、ラジエーターから水漏れしている場合には、速やかな修理が必要となります。

エンジンが故障してしまうと、車種や故障状態にもよりますが、少なくても数万円~、相場としては数十万円程度の修理料金が掛かってしまいます。

そんな高額な費用を負担しなければいけない!なんてことにもなりかねませんので、水漏れを確認した場合には、速やかにディーラーや修理工場へ持ち込むことをオススメします。

ラジエーターの故障が原因で水漏れしている場合の修理費用は?

ラジエーターの故障が原因で水漏れしている場合、修理が必要になることはご説明しましたが、実際に修理費用がどのくらい掛かるのか気になりますよね。

修理が必要な箇所や車種によっても異なりますが、相場としては5万円~10万円程度で、高額となってしまいます。

また、例えば、修理箇所がラジエーター本体以外にポンプやホースもある場合、プラス数万円程度の料金が掛かってしまいます。

一方で、そんなお金用意できない!なんて場合もあると思います。

そうした場合には、純正品ではなく「社外品」を使うことで修理費用を抑えることができます。
そのため、修理費用を抑えたいという方は、修理工場に行き、安く済ませられる方法を聞くのが良いかもしれません。

ラジエーターの水漏れは何で確認できる?応急処置は?

ラジエーターの故障が原因の水漏れですが、以下のような症状がある場合には、水漏れしている可能性があります。

  • 緑色または赤色の水が漏れている
  • 夜から翌朝にかけて車の下に水が溜っている
  • 走行中に甘い匂いがする
  • 水温計の針が上昇している

ラジエーターの水漏れは、エンジンの故障に大きく関わりますので、水漏れを起こしている場合には、リザーバータンク内にすぐに液を補充しなければいけません。

しかし、出先などで補充液が手元に無い場合もあると思います。

その場合には、コンビニで売っているお水で代用することができますので、一時的にタンク内にお水を補充するようにし、なるべく早めに修理工場やディーラーに持ち込みましょう。

一方で、水漏れの量が少ない場合には「ラジエーター漏れ防止剤」を使い、水漏れを防ぐことができます。

そのため、水漏れの量が少ない場合には、漏れ防止剤で様子を見るのが良いでしょう。

ラジエーターの故障が原因なら車の買い替えも検討すべき?

上記でもご紹介したように、ラジエーターの修理には、少なくても数万円程度の修理費用が掛かってしまいます。

また、車種や状態によっては、もっと高くなってしまう可能性もあります。

ですので、修理費用や車の状態によっては車を買い替えたほうが良い場合もあります。

例えば、走行距離が10万km程度ある場合や、年式が古い場合、過去に修理したことがある場合などは、修理しても再度故障してしまう可能性が高いです。

ラジエーターが故障したからといって、一概に買い替えが良いというわけではありませんが、故障の状態や車の状態をよく考えた上で、判断することが大切です。

一方で、車の買い替えを決断しラジエーターの故障した車を中古車として売る場合、修理をしない限り走行することはできませんので、車の価値は下がってしまうことを充分に理解することも大切です。