トレーラーの運転は難しいと言われています。特にバック。
バックは運転技術の中でも特に難しいとされ、ハンドルを切るタイミングがとても重要になります。
バックをする際のコツとは?バックをする時の考え方と運転時の注意点とは?
トレーラー特有の現象もあるため、走行する際は十分注意しましょう。
トレーラーの運転技術があるだけで転職にも有利になります。特に海上コンテナ輸送はおすすめです。
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トレーラーの運転で難しいのはバック
生活の上で表立って目立ちませんが欠かせないお仕事ある運搬業務は、有資格者の運転するトレーラーがその業務を支えています。
小さな頃にそういったトレーラーにあこがれて運転手を目指したという人もいるかと思いますが、そうしたときに浮かぶのが『こういった大きな車は運転が難しいのだろうな』ということだと思います。
実際にトレーラーでバック走行をするのは難しく、慣れやコツがいるものです。
普通自動車しか乗らない人にとっては未経験のこととなるため、
普通の車ですら大変な縦列駐車などはさぞ大変だろうと、この『大変』のハードルが高めに設定されるために難しくさせている部分もあります。
さらに通常の乗用車とは形状や仕組みの異なる部分もあり、
そうした特徴をしっかりと理解した上でないとトレーラーの運転は難しいものとなります。
トレーラーの運転で難しいバックのコツとは
トレーラーを運転するときは『トラクター全体が後ろの貨物の舵になる』イメージを持って運転する必要があります。
バック走行を行う際に気をつけることは、
- 車庫入れの際やバック走行の際の全体の安全確認
- 困ったら停止、前進をすること
- トレーラーがくの字に折れたらハンドルを真っ直ぐに戻すこと
こうしたポイントがありますが、無理な車庫入れやバック走行は大きな事故を招く恐れがあります。
不安のある場合はバックモニターなどを取り付け、安全確認を行える手段を増やしてから万全の体制で望むべきでしょう。
トレーラーのバック練習には練習場などを使うことも出来ますし、ベテランのドライバーに運転している様子や実際に運転しているときにトレーラーがどういった形状になっているかなどを見せてもらっても勉強になります。
今はスマートフォンでもアプリやゲームで練習ができるようですし、ラジコンなどでのイメージトレーニングも有効に働くと思います。
トレーラーの運転で一番難しいとされるバックをする時の考え方と運転時の注意点
トレーラーを運転するときに注意することは主に2つあります。
それは
- 後方の死角に注意!
- 運転席の窓は全開に!
このふたつです。
トラクターのバックミラーはワイドな鏡面で広範囲の視野を確保できるように見えますが、意外と狭い部分しか写していません。
トレーラー全体はおそらく運転席で後ろを見ているよりも遥かに大きく、完全な死角も生まれやすい車です。
運転する際には細心の注意が必要です。
バック走行する際は窓を全開にして目視で確認できる範囲を広げておくことも重要です。完全な死角も生まれるため、不安に思ったら一度車を降りて目視してみるという余裕を持った安全確保が必要になってくるでしょう。
リヤウインドウなどがある場合はそうした部分もしっかりと活かして安全に運転しましょう。
トレーラーを運転するなら知っておきたい、トレーラー特有の現象とは
トレーラーには乗用車にはない動きが多く存在します。
乗用車が前輪が駆動することで全体を動かしますが、
トラクターは後ろに貨物がついているため、駆動するとトラクター全体が軸のようになり貨物を引っ張っていくことになります。
そうした仕組みだとバックする際には貨物部分に駆動する機構がなく固定されている部分も左右に動くように出来ているため、左右にタイヤが揺れたりすることになります。
するとバックするときに直進を行えない、という事象が起きてくるのです。
普通の車であればハンドルを動かさなくてもバック走行できますが、
トレーラーの場合には必ず左右に折れてしまうためにハンドル操作が必要になってくるのです。
そのため前述したようにトレーラー全体が後ろの貨物の舵になるというイメージがかなり重要になってきます。
大型トレーラーの仕事でも海上コンテナ輸送の仕事はかなりおすすめ
大変な技術のいる大型トレーラーの運転ですが、資格を取り経験を重ねていくうちに慣れていけば運転手になるのも夢ではありません。
こうした大型車両を運転する仕事の中でも海コン(カイコン)と呼ばれる海上コンテナを輸送する仕事がおすすめです。
このお仕事は輸入品や輸出品を運ぶ大型トレーラーを運搬するお仕事で、固定給制を取っている会社もあれば歩合制をとっている会社もあります。
このお仕事をおすすめする一番の理由は、このお仕事は運搬業でありながら荷物の積み下ろしがありません!
積み下ろしはクレーンに任せることになるため、その間を見守ることになります。
待ち時間が少々長いところがデメリットのようですが、体力的に積み下ろしがないのは助かります。
海コンドライバーさんは年々人手不足が進んでいるようで、募集もいくつかある状態というのが続いているそうなので需要はあるようです。
もし運転手の仕事がしたいとお考えだった方は、運良くいい会社に巡り会えるといいですね。