スピーカーを自作する際には、吸音材を入れることで音をまとめることができます。
しかし吸音材はいろいろな種類があり、また設置の仕方や量によっても違いが出ます。
どうも音のまとまりが悪い、自分の好みの音とは違う。という場合には吸音材に注目をしてみてください。またスピーカーに入れる吸音材として、不向きな素材についてもご紹介をしています。スピーカーづくりの参考にしてみてくださいね。
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スピーカーを自作!スピーカーに必要な吸音材について
スピーカーに使う吸音材とは
スピーカーを自作する場合、重要なのが”吸音材”です。
吸音材とは、文字通り音を吸収する部品のこと。
音は、そもそも振動することによって発生するため、吸音材に音を吸収させることで音の特有のクセなどを無くし、音にさらに幅を持たせて響かせることが出来るという訳です。
吸音材に使われる素材は、一般的にウールやフェルトです。
自作スピーカーはバスレフ型?密閉型?構造による吸音材の入れ方
スピーカーの構造によって、吸音材の入れ方は違ってきます。
一般的なスピーカーの構造は、「バスレフ型」と「密閉型」がおもで、それぞれの特徴と吸音材の入れ方は次の通りです。
バスレフ型スピーカーの特徴
スピーカーは、箱のような形が一般的ですが、バスレフ型スピーカーは、箱の前面にダクト用の穴が開いている形です。
「バスレフ」とは、「バス・レフレックス」の略で、後ろ側からの音をレフ=反転させて前面に出す構造のことです。
吸音材を密閉型のように多く入れてしまうと、低音部分が出なくなるため、密閉型よりも少なめに、かつ入れる場所も2面や3面と幅を持たせて入れることがおすすめです。
密閉型スピーカーの特徴
バスレフ型に対し、ダクトの穴が開いていなく、完全に密閉された形のスピーカーを密閉型スピーカーと言います。
音が入ってきた時に振動する振動板が動くことで、音が出ますが、密閉型では動きに制限が生じます。
自作スピーカーの吸音材の種類
一般的な吸音材「グラスウール」、「フェルト」
吸音材の種類によっても、聴こえる音の特徴は違います。
一般的に使われている吸音材の素材は、「グラスウール」です。
ガラスに使われているガラス繊維なので、一本が細い繊維が特徴の素材です。
市販のスピーカーにもよく使われているほど、吸音材の中ではメジャーな素材で、音も安定しています。
グラスウールと同じくらいよく使われている吸音材が「フェルト」です。
フェルトは、グラスウールよりも厚みや固さがあるので、音もグラスウールより中音が響くという特徴があります。衣類から出る廃材を寄せ集めて作っているので、様々な音に対応し、価格も手頃というのも嬉しいですね。
自作スピーカーの吸音材として不向きな素材について
吸音材は、音を吸収出来る素材であれば吸音材としての役割を果たせます。
スピーカーを自作する場合、自宅にある素材を吸音材に活用できないかと、例えばクッションの綿毛などを吸音材に使おうという人もいるかもしれません。
自宅にあるもので、使わないものなら、活用しないという手はないですよね。
コットンも羊毛も吸音することは出来ても、吸音材としてあまり使っている人がいないのは、こうしたデメリットがあるからです。
スピーカーの音は吸音材で調整をすることも可能です
吸音材の量や素材を変えて音を調整する
自作スピーカーの良いところは、自分で作ることで、細かな音の調整も自在ということです。
音にこだわりのある人なら、「もうちょっと低音を効かせたい」とか「雑音が気になる」という時に、吸音材の調整で好みの音に調整することが出来ます。