粘土のフィギュア作りに必要な道具の使い方と選び方

粘土を使ってフィギュア作りをする時には、さまざまな道具が必要です。
そこで、フィギュア作りに必要な道具をご紹介します。使い方や選び方、フィギュア作り初心者の方のために適した道具をお教えします。
道具ひとつで、作りやすさも変わってきます。どんなものを選べばいいのか、参考にして下さい。

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フィギュア作りの道具、粘土用のスパチュラ

粘土でフィギュアを作ろうと思った時、シンプルな造形でしたら指や爪楊枝程度で事足ります。

粘土にスパチュラを使う効果

しかし、微妙な曲線を再現したり、思い通りに粘土を盛り上げるようと思うのなら、スパチュラ、いわゆるヘラが必要になります。
フィギュアを滑らかな質感にしたいのに、指の跡でボコボコしているなんて嫌ですよね。
そうならないためにも、スパチュラは最低でも1本は必要になります。スパチュラは100円ショップで買えるものから、千円しない程度のものもあります。

おすすめは、片側がヘラ状で、反対側が細く尖っているタイプのもの

使い勝手に個人差はありますが、わざわざ道具を持ち替えずに作業できるところが利点です。

スパチュラはフィギュアを作る際の土台作りに欠かせないものですので、自分にとって使いやすいものを選ぶのが良いでしょう。

フィギュアの粘土を削るために必要な道具のデザインナイフ

フィギュアを制作する上でシャープな線を入れたり、細かな細工をする上で欠かせないのがデザインナイフです。

粘土が柔らかい内や、固まってから粘土を削るために必要な道具

100円ショップで売られているものでも使えなくはありませんが、劣化が早かったり、切れ味がイマイチだったりすることが多いので、もっと質の良いものを使うことをおすすめします。
質が良いものでも千円前後の価格で買うことが出来ますので、それほどお財布に負担がかかることもありません。

また、質が良いと言っても、フィギュア一体を仕上げたり、一度の作業で切れ味が落ちることも珍しくありません。
ですので、替刃のきくタイプの方が経済的にもおすすめです。

粘土をこねる時に使う道具、カッティングマット

フィギュアを制作する上で他にも欠かせないのが、粘土をこねる時に使う道具、カッティングマットです。

新聞紙では色移りしますし、ビニールシートでは粘土をこねる度にシートがペタペタ張り付きますので、カッティングマットが一番ですね。
作業台の場所に合わせたサイズを選ぶのはもちろんですが、安物は使っていくうちに反り曲がってしまったりしますので、それなりの品物を購入することをおすすめします。

粘土をこねる以外にも、マスキングテープなどを切る時にも使える

存在は地味ながらも縁の下の力持ち的な役割をしてくれる存在です。
作業机を粘土だらけにしたり、カッターの傷でボロボロにしないためにも、カッティングマットは必ず準備しましょう。

フィギュア作りに適した紙やすりの選び方

美しいフィギュアを作る上で欠かせないポイントは、表面の質感の美しさです。
ある程度スパチュラやデザインナイフで整えたとしても、滑らかな表面にするためには紙やすりで表面を整える事が必要です。

フィギュア作りに適した紙やすりの選び方についてご紹介します。

フィギュアには耐水性の紙やすりがおすすめ

紙やすりといってもなんでも良いわけではありません。
荒いものを選んでしまうと、びっくりするほど表面がザラザラになってしまう恐れがあります。

そして普通の紙やすりは、こする度に削った粉が出てしまいますので、「耐水ペーパー」と呼ばれる耐水性の紙やすりがおすすめです。
とはいえ、使う時に水を付けすぎると硬化した粘土でも溶け出してしまう可能性がありますので、ほどほどの水分で作業しましょう。

耐水ペーパー以外なら「スポンジヤスリ」もおすすめ

物によっては使い捨てにもかかわらず2千円を超えるような物もありますが、使い勝手については、プロもお墨付きの一品です。

フィギュア作りに必要なさまざまな道具

その他フィギュア作りに必要なさまざまな道具についてご紹介します。

ピンバイス

フィギュアのパーツを分割して針金を入れる穴を開けるのに必要になるのがピンバイスです。
先端を用途によって変えられるものがおすすめです。

針金

分割したフィギュアのパーツに持ち手として差し込んだり、パーツの固定に必要となるのが針金です。
細いとパーツの重さに耐えきれずに曲がってしまいますので、ある程度太さがあって、まっすぐなものを選ぶと良いでしょう。

ニッパー

フィギュアパーツを固定する針金をカットする時に必要になるのがニッパーです。切れ味が良いものの方がストレスなく作業できます。

塗装の時には筆が欠かせません。エアブラシを持っている人でも、目などの細かな部分には必ず必要になります。
塗る場所によって太さを換えますので、何本か揃えておくと良いでしょう。

マスキングテープ

エアブラシを使う時はもちろんですが、筆を使う時にも活躍するのがマスキングテープです。
これを塗りたくない場所に張っておけば、綺麗に塗り分けをすることが出来ます。
入り組んだパーツにマスキングをしたい時などテープを貼りづらい箇所には、液状のマスキング材であるマスキングゾルを使うと、臨機応変に対応出来ます。

ピンセット

細かい箇所にマスキングテープを張ったり、仕上げのデカールを貼る時などに役立つピンセットも準備しておくと便利です。

他にも制作していく上で必要になってくるものがあるかと思いますが、まずはフィギュア作りをしてみて、さまざまな経験の中で必要なものを揃えて行きましょう。