コオロギを飼育するときに水は必要?コオロギの飼い方

コオロギを飼育するときに水はどのように与えたらいいのでしょうか?霧吹きで水を与えてしまうとコオロギの種類によっては弱ってしまう原因となります。

しかし、お皿やタッパなどに水を入れて与えると溺れてしまう原因に…。

正しい水の与え方とは?ポイントはほどよく与える事となります。コオロギの飼育方法について紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

コリドラスの水槽の立ち上げ方法と注意点【初めての飼育】

コリドラスは長い鼻が特徴的で、熱帯魚好きの方に人気のある魚です。これからコリドラスを飼育したいと...

ウーパールーパーが水草を食べる理由とその必要性について

ウーパールーパーの水槽に水草を入れていると、その水草をウーパールーパーが食べることもあるため驚いてし...

天敵ヤゴからメダカを守るための駆除方法と予防策

屋外でメダカを飼育しているなら特に注意したい天敵、それがヤゴです。ヤゴを駆除しなければ、メダカはすぐ...

カナヘビが冬眠から起きるのは自分のタイミングに任せて飼育を

カナヘビを飼育している飼い主さんの中には、はじめてカナヘビを冬眠させたという人もいるのではないでしょ...

プラティの稚魚の色とは?稚魚の育て方を紹介します

プラティの稚魚はどのくらいから色がわかるのでしょうか?どちらの親と同じ色がでるのか楽しみですよね。...

レオパは脱皮を食べるの?レオパの脱皮方法とその注意点

レオパは脱皮をした皮を食べるって知っていますか?レオパは脱皮を繰り返しながら成長していくのですが...

ソイルを使った水槽の立ち上げ方法と魚を飼育するまでの管理方法

ソイルを使って水槽の立ち上げをしようと考えている人もいるのではないでしょうか。でも、実際の方法が分か...

【チャボの飼育方法】室内で飼う場合に注意するポイントとは

日本の天然記念物となっているチャボ。ペットとして飼っている人も多く、ニワトリよりも小さいので飼育しや...

グッピーのメスの妊娠はお腹でわかる?見た目でわかる妊娠の兆候

グッピーのメスが妊娠していると、見た目でわかるくらいお腹に変化が見られます。特に出産間近のメスは...

【クワガタの温度管理】日本の暑い夏を乗り切るための方法とは

クワガタは夏に活動しているから、気温が高くても問題ないと思われてしまいますが、実は夏こそ温度管理が必...

スッポン飼育で注意したい冬眠、冬眠させないための工夫とは

健康食品として知られているスッポン。ペットとして飼育することも可能ですが、飼育する際に注意したい...

メダカは発泡スチロールで越冬を!外で過ごすメダカの越冬方法

外でメダカを飼育していると、冬の寒さをどんなふうに乗り越えたら良いか悩んでしまうこともあります。そん...

チンチラの回し車の音が気になる、改善方法や対策方法とは

夜中に響くチンチラの回し車の音、毎晩毎晩のことでさすがに何か対策をしたいと思っているのなら、こちらの...

カナヘビを飼育する際には冬場のお世話が最重要!

カナヘビはヘビ科トカゲ。 漢字では愛蛇と書き、その名前の由来とも言われるほど可愛いトカゲでペットとし...

硝酸塩が発生する理由と水槽内の濃度を下げる方法

水槽内の硝酸塩が増えすぎると注意が必要です。アンモニアほどではありませんが、多過ぎる硝酸塩は、サンゴ...

スポンサーリンク

コオロギの飼育に必要な水とは?水のあげ方について

生き物を飼育するにはどんな生き物であっても水を与えることは大切です。

犬や猫、ハムスターなどペットとして主流な生き物に関しての知識はある方が多いかもしれませんが、コオロギの水の与え方を知っている人は少ないでしょう。

夏になるとコオロギが売っていたりすることもあり、子供が飼いたいと急に飼うことになった人や、そのような類の生き物が好きでコオロギを飼う人など様々ですね。

コオロギの水の与え方は少し特殊ですので小さな命を大切に扱うためにも覚えておきましょう。

コオロギの水のあげ方

コオロギに水を与えようと水箱に水を入れて置く方がいますが、これは絶対してはいけません。
水箱に落ちてしまったコオロギはそのまま出ることができずに溺れてしまいます。

落ちない方法

  1. 小さめのタッパーに濡らしたキッチンペーパーを入れます。
  2. タッパーの蓋に穴を開けるためカッターで切り取ります。容器の中のキッチンペーパーがでるくらいの穴をあけます。(コオロギな中に入ってしまわないよう大きすぎはNG)
  3. コオロギが水分補給できるように穴からキッチンペーパーを出します。

 

この方法であれば100円均一で小さなタッパーを1つ買えば良いだけなので経済的ですね。

コオロギは直接水を飲まなくても濡らしたキッチンペーパーの水分で間接的に水分補給をすることができるのです。

これだと溺れる心配もないのでコオロギを安心して飼育できますので試してみてください。

コオロギの飼育で水を与えるのに霧吹きはNG

コオロギの飼育には水が重要です。
よくこのような虫を飼育する時に、水分を与えようと霧吹きを使って霧で水を与えようとする方がいます。
これは飼育しているコオロギを全滅させてしまうことになりかねない行動です。

コオロギは蒸れた環境ではすぐに弱ってしまいます

霧を吹いて飼育の容器を閉めてしまうと容器が蒸れてしまいますし、霧を拭くことにより水滴が溜まりコオロギがそこに溺れてしまう可能性もあります。

コオロギに水分を与える時は霧吹きは使わないようにしてください

そして容器はなるべく蒸れが発生しないような密閉型ではなく、通気性を良いものを使用することをオススメします。

密閉型の容器では上記で述べたようなタッパーを使用した水のあげ方でさえも濡れたキッチンペーパーで容器内が蒸れてしまうことがあります。
コオロギが溺れないように水のあげ方を気を付けていても容器が密閉されているとその蒸れでコオロギが弱ってしまっては大変です。

水のあげ方の以外にも飼育する容器も意識して選ぶようにしましょう。

コオロギを飼育するときの水はこまめに取り替えましょう

コオロギを含めどんな生き物を飼育するにも水分はとても大切です。
小まめに水をあげることは飼い主さんにとっても大きな負担となることがあります。
そこでついついやってしまうのが、何日か水分を与えなくても良いように多めに水を含ませたりすることです。

水分を与える頻度は少なくても済みますが水の容器を掃除する頻度も減ってしまいます

水も腐ります

何日も常温で放っておくことにより菌が発生し、やがて寄生虫なども発生してしまう可能性があります。
これはコオロギを全滅しかねない状態です。

コオロギの水分補給のための水の取り替えは2日に1回は新しく取り替え、そして容器も綺麗に洗いましょう

飼育下の生き物はなるべく清潔を保つ方が飼育する側としても安心して気持ちよく飼育することができますね。

水の取り替えと容器の洗浄の適切な頻度を覚えておきましょう。

コオロギの飼育場の掃除方法

コオロギは小さな生き物ですので、尿や糞はあまり目立ちはしません。なので、飼育する容器の掃除をついつい怠ってしまいがちです。

しかし、飼育する容器の掃除を何日もしないで放っておくと尿のアンモニの臭いで大変なことになります。
その被害は飼い主だけではなくコオロギ自身もその臭いにより全滅しかねないのです。

コオロギは湿気が多い環境に強くはありません

尿が溜まり容器内がが湿気っぽくなってしまうこともコオロギにとって良いとはいえません。

綺麗な環境で飼育することはコオロギにとってはもちろん飼い主にとっても気持ちよく飼育することができます。

掃除頻度

掃除の頻度は週に1~2回程度が適しています。
それでも飼育する容器が汚れている場合には掃除の適切頻度を関係なく掃除してあげましょう。

掃除方法

掃除する時はコオロギがいて大変です。
なので、あらかじめ同じ容器を準備しておくとスムーズに掃除をすることができます。

別の容器も掃除する容器同様にコオロギが住みやすい環境にします。新しい容器にコオロギを全て移動させ、元の容器を掃除します。
元の容器は掃除し乾燥させておいたら、また次に掃除する時に新しい容器として使用します。

このように交互に使用すると、コオロギを脱走させてしまうことなく掃除を済ませることができます。

コオロギの繁殖に必要なのは水?実はコレも必要です

コオロギを繁殖させる時にも水分は大切です。
繁殖容器の水分が少なく乾燥した状態だとなかなか孵化することがないのですが、孵化しない原因はそれだけではありません。

飼育下で孵化しない原因の1つに「温度」があげられます

コオロギの卵が孵化するためには温度を28度に調節する必要があります。
特に気温が下がる冬は自然孵化がしにくくなりますので、温度管理をする必要があります。

初めて繁殖させると、なにかと知識や感覚がなく大変でしょうが孵化しないからといって安易にゴミ箱に捨てることはしないでくださいね。
ゴミ箱からコオロギ大量発生なんてこともありえます。

孵化するためには乾燥しすぎない、そして気温28度前後の環境を整えてあげてください。