犬は飼い主のことを忘れない動物です。これは、犬が飼い主と共に過ごした時間においての飼い主の匂いや姿、そして愛情が記憶されているからです。
しばらく会わないでいたり、また事情により犬を飼うことができなくなった後でも、自分のことを覚えてくれているのかと気になる飼い主もいるでしょう。
そこで、犬の記憶について、飼い主のことを忘れない理由や犬の記憶力、犬の実記憶と連想記憶や犬のためにも飼い主が気をつけたいことなどお伝えしていきましょう。
これで、犬の記憶について理解することができ、飼い主に対してどのような記憶が残るのかもわかります。ぜひ参考にしてみてください。
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犬が飼い主のことを忘れない理由
人気な理由は犬は人と意思疎通がしやすい動物であり、とても賢い動物です。
人間のように感情が豊かで分かりあえるというのが最も大きい理由なのではないでしょうか。
様々な事情で飼い主と犬が別々になってしまうケースはあります。
犬を飼っていたけど飼い主が先に亡くなってしまったり、事情により飼えなくなってしまったなどという場合、残された犬の感情はどうなのでしょうか。
結論から言いますと、犬は飼い主のことを忘れることはありません。
なぜなら、犬の能力には長期記憶があり長期記憶は一生記憶しておくことができるほどです。
信頼している飼い主であれば犬にとって飼い主は長期記憶に残ります。
飼い主の顔を長期見ることがないのに「本当に覚えているのかな~」と疑問を持つ方もいるとおもいますが、長期記憶と共に連想記憶というものにも長けています。
連想記憶とは、出来事、飼い主の特徴(容姿、匂い、声)などの情報を飼い主と結びつけることで記憶として残せます。
病院が嫌いな犬の場合
移動するための車→車から降りると病院→病院に行くと注射→痛い
これも連想記憶です。
このトラウマによって車すら嫌いになる犬もいます。
犬は例え捨てられても飼い主を忘れない
飼い主との思い出が良くも悪くも犬の中には一生残ります。
犬は愛情を十分に注いでくれた飼い主のことはもちろん忘れることはなく、あまり良い思い出がない飼い主も忘れることはありません。
しかし、飼い主と悪い思い出があるケースではトラウマとして一生残りづつけてしまうのです。
本来、人懐っこい動物の犬であっても捨てられたり虐待を受けてしまった犬はトラウマとなり人間と関わるのを怖がったり、威嚇したりするようになります。
この行動も長期記憶、連想記憶に優れているからと言えます。
しかし、新しい飼い主との信頼関係を築くことができれば、そのトラウマや元の飼い主との思い出を記憶から薄れることはあります。
もし、なんらかの理由で飼い主と離れ離れになってしまい、新しい優しく愛情を注いでくれる飼い主の元へ行けたなら良い思い出でも薄れているかもしれませんね。
しかし、記憶が薄れていても悲しいことではありませんよ。
大事なペットが愛情を十分に注がれ幸せな暮らしをしていることはこの上ない喜びでしょう。
犬は愛情を持った飼い主のことを忘れない動物
犬は愛情を持った飼い主のことは忘れない動物です。
犬や馬は社会性ある動物なので、記憶力が良く、感情がとても豊かな上、人間の考えている事もよく理解します。
ゆえに人間にそこまでの強い感情は持っていないと言えます。
構ってほしい時に近づいてきて、放っといてほしい時は近づいてこない、この「つっけんどん」な態度が猫愛好家にとっては病みつきなんですよね。
また愛犬家に関しては、社会性を持って犬だからこそ持つ繊細な心や人間と意思疎通出来る部分が癒やしでもあります。
基本的に構ってもらいたい犬なので人間の赤ちゃんのように飼っている人が多いですよね。
そこもまた犬の魅力の1つです。
どんな理由にせよ、犬と離れ離れになってしまっても犬は愛情を注いでくれた飼い主の事は忘れることがありません。
新しい飼い主の元で愛情注がれ幸せに暮らしていて、思い出が少し薄れてしまっても、連想記憶としてあなたのことは記憶に残っているはずです。
可愛がっていた犬と離れてしまったことは悲しいですが、幸せに暮らしているなら安心ですね。
犬の実記憶と連想記憶について
犬には実記憶と連想記憶があります。
- 実記憶
10分程度の間の記憶でそれ以上立つと忘れてしまいます。
例えば、犬がいたずらすると、しつけとして叱りますよね。
この記憶は実記憶に入るでしょう。 - 連想記憶
犬にしつけをする時に、「お座り」「お手」を教えますね。
おやつがあるからこそお座りやお手がすぐに覚えられます。
お座る=おやつ
お手=おやつ
このよに情報を結びつけることが連想記憶です。
あまり会うことのない人は実記憶に入ります。
しかし、あまり会ったことがない人でもおやつをもらったり、優しくしたりされると連想記憶として残すことができるのです。
犬のためにも飼い主が気をつけたいこと
犬のためにも飼い主が気を付けたいこと。それは1つです。
犬はこのように飼い主を一生忘れることがありません。
犬を飼う時は一生犬と生活する覚悟を持って飼いましょう。
犬の寿命は平均で15年です。
一人暮らしのお年寄りが寂しさを紛らわすために犬を飼ったりしますが、人間の平均寿命と犬の寿命を考えた上で責任持って飼うということを忘れないでほしいです。
また急な病気や、引っ越し、ライフスタイルの変更により犬を手放さなければいけない状況がいつ起こるかわかりません。
このような場合に対策を事前に考えておくことも大切です。
無責任な行動です。
世の中には悲しい思いをする犬がたくさんいます。
このような犬たちが増えないことを願います。
どんな事情があっても幸せに暮らしていければ良いですね。