ピーマンの育て方で重要な剪定のやり方と栽培のポイントを紹介

家庭菜園などでも人気のピーマン。
ピーマンを上手く育てると、なんと1株から50個ほどのピーマンが収穫出来ます。

ピーマンを元気に育てるためには、剪定作業をする必要があります。その育て方を紹介していきます。

また剪定の他にもこまめな追肥・水やり・植え付けなどの栽培方法を確認しておきましょう。

ピーマンに多い病気や害虫対策についても併せてみてみましょう。

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ピーマンの育て方や剪定の仕方と剪定が必要なワケ

嫌われがちなピーマンですが、とても栄養価の高い野菜です。
ビタミンCはレモンの2倍含んでいたり、他にもビタミンAやEが豊富に含まれています。
また加熱しても消失しにくいので、様々な料理に使うことが出来るのも嬉しい点ですよね。
最近では甘みのあって肉厚なパプリカなども人気ですよね。

家庭菜園でピーマンを栽培すると、1株から50個ほどが収穫出来ます。
ぜひ上手なピーマンの育て方をマスターして、元気に育ててくださいね。

上手なピーマンの育て方のポイントは3点つ

  • 水はけを良くする。
  • 定期的に追肥する。
  • 剪定や整枝、摘芯を行う。

ピーマンは乾燥にも加湿にも弱い植物です。
ですから水はけを良くすることは大前提です。
また、葉っぱが茂りすぎると風通しが悪くなりますから間引きが必要になります。
実の付き過ぎも株を弱める原因になりますから、整枝や摘芯で調整しましょう。

  1. 1番花のすぐ下で2本の枝を伸ばして、わき芽は摘み取って3本仕立てにします。
  2. 茎がV字型に分かれて、その茎がまたV字型に分かれるように茎がどんどん増えていきますが、果実はその分岐点に付きます。
  3. 1番花は、株を大きくするために摘み取ってしまいましょう。

残しておくと栄養分を実に流す生殖成長が進んでしまい、株全体へ送られる栄養が少なくなってしまいます。

剪定をしたピーマンの育て方、追肥もこまめに

ピーマンはとても生育旺盛で、葉っぱを茂らせ、茎を生長させます。
それと同時に花を咲かせて実をつけるので、収穫も随時行い続ける野菜です。

たくさんのピーマンを収穫するために欠かせないのは「追肥」

収穫開始を追肥の目安として、1週間~10日間間隔で追肥を行います。
追肥には即効性の有る肥料を選びましょう。

追肥は生育初期は株と株の間より少し外側の場所直径に4cm前後、深さ10~15cm程度の穴を開けて、追肥します。
育成中期には根が張ってくるので、さらに離れた場所に追肥します。
固形肥料の場合には、追肥後み水やりすると良いです。

ピーマンを1kg収穫するためには、チッ素4g、リン酸1.3g、カリ6.1gが必要と言われます。
収穫量に応じて追肥の量を決めましょう。

ピーマンの育て方。剪定前の植え付けについて

ピーマンの植え付けについてご紹介しましょう。

ピーマンは苗から育てる場合が多いと思います。
園芸店などでは時期になると沢山の苗が売られていますよね。
本葉が8枚程度の苗が多いので、一回り大きなポットに移して1番花が咲くまで育てます。
苗の植え付けは栽培場所にもよりますが、4月中旬~5月中旬です。
ピーマンは温かい環境を好むので、最低気温が10度以上で、最低地温が15度以上が望ましいです。

植え付けでは、活着の良し悪しがその後の生長に大きく影響を及ぼします。
そのため、慎重に行うようにしましょう。
晴天の午前中が向いています。
植え穴にはたっぷりと水をやり、鉢にも十分に水を与えておきます。

水分や地温を確保するためにはマルチが有効です。
マルチを使う場合には、植え付けの約1週間前に行い、地温を確保してから植え付けを行うようにします。

ピーマンに付く虫と病害とは

ピーマンを栽培していると、トラブルがいくつか想定されますが、その中には、虫や病気が含まれるでしょう。

ピーマンの害虫被害は、アブラムシやハダニによってもたらされることが多いです。

アブラムシは株から吸汁して株の栄養を奪って弱らせます。
少数の場合には粘着テープで捕獲しても良いですが、大量に発生した場合には薬剤での処理が必要になるでしょう。

ハダニは乾燥すると発生しやすくなります。
こちらも発生した場合には薬剤散布が有効です。

ピーマンのかかりやすい病気には、うどんこ病があります。
白い粉をまぶしたような症状が葉っぱに現れます。
早期の場合には、白くなった葉っぱを摘み取って処分しましょう。
広範囲に広がってしまった場合には、薬剤散布が有効です。

他にも青枯病があります。
昼間に萎れて、夜間になると回復することを繰り返す病気です。
最終的には株が枯れてしまう病気ですから、早いうちの対処が重要になります。
肥料にチッ素が多すぎたり、多湿で起こる事が多いです。
青枯病の治癒には薬剤が必要になります。

ピーマンとパプリカは同じ?違うもの?

「日本ではピーマンを嫌いな子がたくさんいるけれど、アメリカのピーマンといえばパプリカのことを指すので、あちらではピーマンが嫌いな子は少ない。」という話を聞いたことがありませんか?

ピーマンとパプリカは似ていますよね?
違いは何なのでしょうか?

実はこの2つの違いはとても曖昧なのです。

決定的に違うのは、色や味だと思うかもしれませんが、そうでもありません。
ピーマンといえば緑色で苦味のある野菜ですよね。
パプリカは赤や黄色で、少し甘みを感じる野菜です。
しかし、ピーマンも熟すると緑が黄色になり、オレンジになり、最終的には赤くなります。
味も熟するにつれて苦味が薄くなるのです。

明確違いは果肉の厚さや形でしょう。
パプリカは大きめでとても肉厚ですが、それに比べるとピーマンは小ぶりで果肉も薄く細長いです。

人気では負けてしまうピーマンですが、栄養価ならパプリカよりもずっと豊富です。