子どもがスポーツをしていると親の協力が欠かせませんが、少年サッカーの場合はお父さんが審判を頼まれる機会が増えているといいます。
しかし、サッカー経験がない場合、どうやって審判をすればいいのか見当もつかないのではないでしょうか。
そこで今回は、少年サッカーの審判のやり方について簡単に説明します。公式戦で審判をするとなると資格が必要になりますが、まずは基本的なことについて理解するようにしましょう。
最後に、実際に公式戦の審判をしている人の体験談をご紹介します。試合を応援するよりも審判をすることを楽しんでいるお父さんも多いようです。
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少年サッカーの審判をやる前に、まず競技規則を覚えるようにしましょう
子供がサッカー少年団に通っているお父さんはもしかしたら試合の審判を頼まれる機会があります。
「サッカーは子供が好きで習っているだけであって、自分はそこまでサッカーに知識がないからできない」このようなことはもはや言い訳にすぎなく、子供が所属している以上、審判をしなければ行けない時があります。
そんな、いざという時のために早めにサッカーの競技規則や審判のやり方、知識を少しでも頭にいれておいたほうが良いと言えます。
子供のサッカー少年団のチームのために親として貢献できるよう勉強しましょう。
審判のやり方について勉強するのはもちろんですが、サッカーのルール自体そこまで詳しくないと言う方はまずサッカーの競技規則をきちんと覚える必要があります。
特にややこしいファウルとオフサイドについてはしっかりと理解しておきたいところです。
ファウルの種類によって、どんなフリーキックが与えられるのか、など勉強をするだけ理解してもいざピッチに立つと動揺してしまいます。
練習試合やゲームで審判を接客的に行い実際に見ながら覚えていくと頭に入りやすいでしょう。
サッカーの審判のキックオフまでのやり方について説明します
サッカーの審判のキックオフ(試合開始)までのやり方
サッカーの審判のやり方は大まかにルールはありますが、立ち振舞や段取りなどの細かな部分は教えてくれる人はいません。
- サッカーの試合での審判が決まったら、その大会や試合独自のルールを確認しておきましょう。
試合時間、休憩、住んでいる地域などによって独自のルールなど多少の違いがありますのでここは審判という立場からも、しっかり理解しておきたいところでしょう。 - キックオフをするにあたり、両チームの選手を集めて登録選手、スタメン選手のチェック、用具のチェックを行います。
1人では時間がかかってしまうので副審判と分担に作業を進めていきます。 - チェックが終わったら審判がいよいよ観客の前に出なければならないので、審判らしからぬ行動は避け、審判らしい振る舞いを心がけましょう。
- 主審がボールを持ちながらサークルに向かい、選手たちが入場します。
- 審判が笛を吹き試合が始まる合図をして、選手たち、そして後ろを向いて観客席にも一礼をしてください。
- 一礼が終わると必ず左側のチームから右手で握手を交わしセンターサークルへ進み、両チーム選手を互いに一礼し挨拶をさせキックオフです。
この時選手に一言、選手が頑張ろうと思える声をかけてあげると選手たちからの印象も良くなるでしょう。
サッカーでフリーキックやゴールキックで再開する場合の審判のやり方
フリーキック、ゴールキックの審判のやり方
ゴールキックはボールをける味方チームの選手は何人ペナルティボックス内にいてもかまいません、敵の選手はペナルティボックス内に入ることができません。
ボールがペナルティボックスを出て初めてインプレーとなりますが、この競技ルールを見落としがちなので初心者の審判は注意してください。
またボールはペナルティボックス内で必ず止まった状態でなければなりません。
副審はこのボールがちゃんと止まった状態かを確認し、すぐにペナルティボックスからボールが出るのを確認できる位置に移動しなければなりません。
ボールがペナルティへリアを出ない場合はやり直しとなり、インプレー前にボールが触られるようなことが繰り返されると審判が注意や警告を出します。
少年サッカーの公式戦の審判のやり方のコツと必要なものについて
サッカーの審判4種免許
少年サッカーの公式試合の審判をやるには審判4種免許が必ず必要です。
審判4種免許は講習を受けて所得しますが、講習を受ける前にJFAIDに登録し講習申込みをします。
講習料はだいたい7000千円前後でだいたいチーム側が負担してくれることが多いでしょう。
講習内容はしっかり頭に入れ、何度も練習試合やゲームで経験を積み重ねてから公式試合の審判デビューしてみましょう。
審判をするにあたって必要なもの
- 審判服
- 笛
- 時計
- 審判グッズ
コイン、イエローやレッドカードはセットになって売っています。
少年サッカーの審判をやっているお父さんの現実について
少年サッカーでお父さんが審判をやることは「お手伝い」の一貫ではありますが、お手伝いでは済まされないようなハードなスケジュールの可能性があることも把握して置くと良いですよ。
審判4種免許をとることで、依頼する側はもう「いつでも審判ができる」と認識されてしまいがちです。
そもそも、審判を自らかってやってくれるお父さんはよっぽどのサッカー好きか子供のサッカー教育に熱心の方が数名、人がいなくて仕方なくという方が数名でそこまで十分に人数がいないのが現状です。
休日はほとんど試合に休みを奪われ、試合もコートがいくつかあると審判を複数回、そして自分の子供の試合は見れずに終わるということもよくあります。
それに加え、車出し、送迎、引率など他にもやることがあり、なるべく偏らないように役割分担しているチームもあるようですが、そのようなチームばかりではないのが現状です。
少年サッカーの審判は「大変だ」と口を揃えて言うお父さんでも、子供たちの頑張りが自分の力にもなるというようなやりがいを感じているお父さんもいるようです。
審判はハードルが高いお手伝いですが、その中でも審判を通して子供に携わることで大人ながらに感じるものや学びがあることもあるそうです。