剣道の技で「突き」がありますが、小中学生で突きをやっているところを最近見かけなくなりました。それは危険だからだそうです。
ただ技としてあるのに、なぜ少年剣道では禁止されているのか疑問が残ります。なぜ小中学生では禁止されているのでしょうか。いつから禁止になったのでしょうか。
剣道の突きの危険性について調べました。
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剣道の突きが危険だからと小中学生では禁止されている理由
剣道の「突き」という技は非常に危険の技のため、小中学生の場合は禁止されています。
突きの威力はとても強く、一点に力が集中する為小中学生でなく大人でも突きをされると危険なのです。
場合によっては後方に飛ばされて転倒し、大けがにつながる可能性もあるので大変危険な技なのです。
そして、突きは防具の範囲が狭いため失敗することもあります。
防具の上から突きがされず、防具の横を竹刀が入り込んで相手の喉に直接衝撃を与えてしまう可能性もあるので、非常に危険な技なのです。
その為、小中高生の場合は突きを行うことは禁止されています。
高校生以上の場合は突きの技が認められるようになりますが、高校生や大人でも大事故を引き起こす可能性のある技なので、試合中は突きの技を乱用することは禁止されているのです。
剣道の突きは危険だからといつから禁止になったの?もし突きをしてしまった場合は?
今では突きの技は危険とされて禁止されていますが、以前は上段の選手に対して行われる胸突きのみ有効打突認められていたようです。
なぜかというと、昭和時代の剣道大会では上段の選手が勝って大会を制することが多かったようなのです。
大会のルールは上段の選手が有利になるもので、不公平ではないのかという議論も出たようで、このことも踏まえて昭和54年にルール改正が行われたようです。
このルール改正で上段の相手にのみ、胸突きを認めることになりました。
しかし、反対に胸突きが決まりすぎてしまうあまり上段の選手が勝てなくなるようになってしまったため、平成7年にルール改正が行われて有効打突ではなくなったようです。
もし相手に対して突きをしてしまった場合は、反則扱いされてしまうのでしょうか。
この場合、故意に行った場合に関しては反則になる可能性は高いでしょう。
しかし、試合中に誤って突きをしてしまった場合は反則にならない場合もあります。
どちらにしても危険な行為であることは間違いないです。
危険な剣道の突きではなく少年剣道で勝つためには?
危険な突きの技を行わなくても、少年剣道で勝つための方法はあります。
少年剣道で勝つためには、スピード感とタイミングを知る事が大切です。
相手よりもスピード感がある方が試合では有利になります。
しかし、剣道の試合では一瞬の油断が命取りになるため、より大切なのはタイミングの方でしょう。
相手の動きを読んで、どのタイミングで打ち込めばよいのかは試合の勝敗を大きく左右します。
ポイントとしては、相手が打ち込む瞬間と、自分が技を避ける瞬間を見極めることです。
綺麗な面打ちができるようになっても、相手のタイミングがわからずむやみに打っても相手には避けられてしまうでしょう。
相手の動きと自分の動きを感じて、タイミングよく打ち込む必要があります。
とはいっても小学生くらいならば、まだ経験も浅いのでわかっている人は少ないのかもしれません。
剣道の突き以外で技を決められると痛い箇所とは?
剣道では突き以外でも技を決められると痛い箇所は何か所もある
- 小手
小手を打つ際に全力で打つ相手にあたった場合、防具をしていても痛みと衝撃はかなりのものです。
さらに、小手打ちが失敗して防具以外の場所にあたった場合は本当に大変なことになります。 - 胴の下
胴の下にあたる場合もかなり痛いです。
胴の下には垂れがついていますが、それでも思いっきり打たれたときは痛みと衝撃が走ります。 - 面
面も防具をつけていたとしても痛さを感じます。
相手が高身長で思いっきり竹刀を振り落とされると、頭に電撃が走るような痛みを感じることもあるでしょう。
面打ちが痛くて練習が苦痛になった人も多いのではないでしょうか。
特に初心者や小学生の場合はこのような痛みが原因で練習がいやになってやめてしまう人も多いようです。
剣道の突きは間違うと危険!突き技を上手に打つには?
突き技を間違って行うと危険であり、上手に打つためにはどういったコツがいるのでしょうか。
コツとしては、手だけで打つのではないということ、突き垂ではなく小手をつくつもりでつくこと、ついた後は引くということです。
突きをした後は必ず引かなくては次の技を出すことができませんのでかなり重要です。
他にもコツとしては姿勢は正しいまま打つこと、右手に力を入れ過ぎないこと、上から下に打つ感じで打つということです。
右手に力が入りすぎると打突部位をとらえず楽なるようです。
力み過ぎずに力加減を調整することが大切でしょう。
そして、突きは上から下に打つことで打突部位をとらえやすいようですね。
間違った打ち方を覚えてしまうと技が決まらないですし、相手を危険にさらしてしまうことになるので気を付けて覚えましょう。