自動車のシートの洗浄を自分で行う方法とコツについて解説

自動車に子どもを乗せてドライブに行くと、どうしてもシートは汚れてしまいます。

しかし、洗浄しないとシートにはかなりの数の雑菌がついていることになります。

今回は自動車のシートを自分で洗浄する方法をご紹介します。シートを外さずに洗浄する方法と外して洗浄する方法があるので、両方とも説明します。

また、自分でシートを洗浄するよりも業者に依頼した方が汚れは完璧に取れるのできれいになります。クリーニング料金相場についてもご紹介しますので、参考にして下さい。

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自動車のシートは自分で洗浄することができます

皆さんは週末などの休日をどのように過ごしていますか?
ご家庭のある方だと「週末は子供も一緒に家族みんなで自動車でおでかけをしている」そんな方も多いのではないでしょうか。

ただ、小さなお子様も一緒に車に乗せていると、飲食物の食べこぼし等で気付いた頃には「シートが汚れている」なんてことも少なくありません。

そこで、今回は自動車のシートを洗浄する方法をご紹介します。

自動車のシートを外さずに洗浄する方法

まずは以下のものを用意しましょう。

  • バケツ
  • 雑巾(2~3枚)
  • 車シート専用のクリーナー(泡立ちの少ないものがオススメ)
  • ブラシ
  • 掃除機

それでは手順をご紹介します。
下準備として、バケツに水を入れて用意しておきます。

  1. 初めに掃除機でシートに落ちているゴミを綺麗に吸い取っていきます。
  2. 次に濡らした雑巾でシートを適度に湿らせます。
  3. シートを湿らせたら、シート専用クリーナーを適量つけてブラシで擦ります。
    クリーナーのつけ過ぎは、シート内に洗剤が残ってしまう場合があるため、注意が必要です。
  4. ブラシで汚れを掻き出したら、固く絞った雑巾で拭き取ります。
    クリーナーが残らないように、繰り返し拭き取りを行うようにしましょう。
  5. 最後に車を乾燥させます。
    ドアや窓を全て開け、風通りが良くなるようにしましょう。

また、スチームクリーナーがある場合には、そちらを使った掃除方法が簡単でオススメです。

掃除手順は上記同様に、まず初めに掃除機でゴミをしっかりと取り除きます。
次に、温めたスチームクリーナーをシートにあて汚れを浮かせたら、雑巾で浮いた汚れを拭きとっていきます。
後は、最後にしっかりと車内を乾燥させればお掃除完了です。

スチームクリーナを使えば、高温高圧のスチームで汚れや菌を簡単に取り除くことができ、また特別な洗剤等も使わずにシートの洗浄をすることができます。

「シートは洗浄したいけど洗剤残りが気になる」そんな方はスチームクリーナを使うと良いでしょう。

自動車のシートを外して洗浄する方法もあります

上記では、自動車のシートを外さずに洗浄する方法をご紹介しましたが、こちらではシートを外して洗浄する方法をご紹介したいと思います。

外す手間と特別な道具は必要になりますが、確実にキレイにしたいなら外して洗浄するのもオススメです。

自動車のシートを外して洗浄する方法

●用意するもの

  • 高圧洗浄機
  • シート用洗剤
  • ブラシ

洗浄方法

  1. まずは運転席、助手席、後部座席を外しましょう。
    外し方は車種により異なりますので、詳しい外し方は取扱説明書をご確認の上で進めて下さい。
  2. シートを全て取り外したら、高圧洗浄機で座席に水をかけていきます。
    全体にかかるようにしっかりとかけるようにしましょう。
  3. シート全体が濡れたら、シート専用洗剤をかけていきます。
    洗濯に使用するハイター等でも問題ありませんが、色落ちには注意が必要です。
  4. 洗剤をかけたら、ブラシで擦っていきます。
    汚れがひどい場所は、念入りにしっかりと擦るようにしましょう。
  5. 高圧洗浄機で汚れを洗い流します。
  6. 最後にシートを乾かしたら、外した手順と逆の手順で取り付けていきます。

 

自動車のシートを外して洗浄する際の注意点

乾燥の日数に注意しましょう

シートを完全に乾燥させるためには、夏場でも3日程度の日数がかかります。

シートには車種によってセンサーがついているものもあり、濡れた状態でコードを繋ぎ直してしまうと故障の原因にもなります。
また、シートが濡れているとカビや雑菌繁殖の原因にもなるため、しっかりと乾燥させることが大切です。

洗剤残りに注意しましょう

洗剤を存分にかけて洗浄したくなる気持ちは分かりますが、過度な洗剤の使用は洗剤残りの原因となります。
洗剤の使い過ぎには注意し、すすぎは高圧洗浄機で充分に行うようにしましょう。

シートの部分的な汚れは「重曹」を使って洗浄しましょう

車のシート全体ではなく「部分的」に洗浄をしたい!そんな時には「重曹」を使うのがオススメです。

重曹はナチュラル洗剤のため環境面や健康面を考えても扱いやすく、また、100均などで気軽に購入することができますので、部分的に汚れを洗浄したい場合にはぜひ活用してみて下さい。

それでは重曹を使ってシートの汚れを洗浄する方法をご紹介します。

シートの部分的な汚れを洗浄する方法

●用意するもの

  • 重曹
  • 雑巾
  • 歯ブラシ
  • 掃除機
  • ホウキ

洗浄方法

  1. まずは重曹を使う前にある程度の汚れは拭きとっておくようにします。
  2. 次に汚れている箇所に重曹を粉のまま振りかけ、歯ブラシで汚れを擦ります。
    重曹のかけすぎには注意しましょう。
  3. 汚れが浮いてきたら、可能な限りの重曹をホウキを使って取り除きます。
    ここを省いて掃除機で吸ってしまうと、大量の重曹が掃除機に詰まって故障する場合がありますので、できるだけ取り除くようにしましょう。
  4. ホウキで取りきれなかった重曹は、掃除機でしっかりと吸い取ります。
  5. 最後に固く絞った雑巾で拭いてください。

自動車のシート洗浄を業者に依頼した場合の料金の相場について

これまで自動車のシートを自分で洗浄する方法についていくつかご紹介してきましたが、「自分でやるのは難しい」と感じる場合には「業者」を利用するのもひとつの方法です。
掃除のプロである業者を利用すれば、お金はかかりますが、確実に汚れをキレイにして貰うことができます。
また、掃除後の洗剤残りなどの気になる不安も無くなるでしょう。

しかし、メリットはたくさんあるのは分かっても、気になるのはやっぱり「料金」ですよね。

あくまでも目安になりますが、車内全体のクリーニングを依頼した場合の料金相場は「2万円~5万円」となっており、安くても数万円程度の料金はかかります。
一方で自動車のシートのみのクリーニングを依頼した場合には「1脚5千円~」となっており、クリーニングの内容によって料金は異なるようです。

また、業者は大手車用品店からディーラーなど様々な業者が車内クリーニングを行っていますので、気になる方は一度お店に問い合わせてみると良いかもしれません。

決して安いとは言えない「車内クリーニング」ですが、気になるシートの汚れは確実に綺麗になること間違いナシです!

シートのニオイが気になる場合の消臭方法をご紹介します

車のシートから嫌な臭いがする原因は、食べ物の臭い、シートに染みこんだ汗の臭いのほか、シートに付着した汚れが嫌な臭いの原因となっている場合があります。

こうしたシートの汚れは、嫌な臭いを発生させるだけではなく、カビやダニなど雑菌を繁殖させる原因にもなるため、定期的に消臭、除菌をする必要があります。

快適でお子様も安心して乗れるようなシートにするための消臭方法は、全部で3つ。

  • 消臭剤を利用する
    車用品店やホームセンター等で購入することができる「消臭剤」は、嫌な臭いを取りたいときに気軽に利用することができます。
    ただ、消臭剤は嫌な臭いの原因となっているものを完全に取り除くわけではありませんので、根本的に臭いを解決したい場合には他の方法がオススメです。
  • 空気洗浄機を利用する
    最近では、コンパクトに作られた車用の空気洗浄機も売られており、限られた空間の車内でも空気清浄を行うことができます。
  • スチームクリーナーを利用する
    上記でもご紹介したように、車のシートから嫌な臭いがする原因はシートに染みこんだ臭いだけとは限らず、根本的に解決するためにはシートの汚れを取り除くことが必要な場合もあります。スチームクリーナーは、シートの奥深くに染みこんだ臭いや汚れも取り除くことができ、根本的に嫌なニオイを解決したい場合には、オススメの方法です。

ご紹介したように、車のシートに染み込んだ汚れは臭いトラブルの原因にもなります。

週末に自動車に乗って家族でするおでかけをより楽しく快適なものにするためにも、定期的な掃除や消臭を心がけるようにしましょう。