何らかの原因で車のバッテリーがあがってしまうことがありますが、バッテリーの充電はアイドリング状態でも問題なく充電できるの?という疑問。
出先でバッテリーがあがってしまった場合、よくバッテリー同士を接続し電気を分けてもらって充電するのですが、このままではまだ不十分です。
たとえアイドリングでも、ある程度充電できれば問題ないのでは?と感じますが、果たして真相は…。
バッテリー充電はアイドリングでも可能なのか、バッテリー充電のポイントなどと併せてぜひご覧ください。
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バッテリーの充電はアイドリング状態でも問題なく充電できるのか
そんな重要な役割を果たしているバッテリーですが、バッテリーは電気の残量が少なくなると「バッテリー上がり」を起こしてしまいますよね。
バッテリーは上がってしまうと、「充電」または「交換」をする必要があります。
充電の方法には様々なものがありますが、基本的な知識として覚えておきたいのが「アイドリング状態」での充電はできないということ。
ただ、これには例外があります。
例外となるケースは「ブースターケーブルで他の車と繋げている場合」です。
バッテリーの充電方法のひとつで、他の車(救援車)のバッテリーと自分のバッテリーを専用のケーブルで繋げて充電する方法があります。
この方法で充電を行う場合には、車を停車させた状態で充電を行う必要がありますから、アイドリング状態でも充電をすることが可能となります。
もう一つは「電力の消費をなくした場合」です。
アイドリング状態で充電を行いたい場合には、エアコンやライト、オーディオなどの電気を消費するものを止めておく必要があります。
こうした電気を使うものを全て止めた状態でアイドリングしていれば、時間はかかりますが問題なく充電をすることができます。
アイドリング状態でもバッテリーの充電は可能だが、走行する方がもっと早く充電できる
このように状況によってはアイドリング状態でもバッテリーを充電することができますが、アイドリング状態での充電にはかなりの時間を要することになります。
バッテリーの充電スピードは基本的に「エンジンの回転数」によって異なります。
そのため、早く充電したいのであれば一定のスピードで車を走行させ、エンジンの回転数を上げる必要があるのです。
最も充電を早く行うことができるスピードは「5~60km」程度のスピードです。
バッテリーの充電をなるべく早く済ませたいのであれば、このスピードを一定に保ち1時間程度走行するようにして下さいね。
アイドリングの充電は緊急時のみ?他にもあるバッテリーの充電方法
バッテリーの充電方法には、アイドリング状態で充電する方法や走行して充電する方法以外にも、様々な方法があります。
1つは「ロードサービスを利用する方法」です。
自動車保険についているロードサービスの多くは、バッテリー上がりのトラブルにも対応しています。
そのため、万が一バッテリーが上がって動かなくなってしまったという場合には、ロードサービスを利用するのがオススメです。
ただ、保険の契約内容によっては、サービス内容(回数や場所等)に制限があったり、料金が発生する場合もありますので確認しておくようにしましょう。
2つめは「自分で充電する方法」です。
バッテリーの充電はカー用品店で購入できる道具を使うことで行うことができます。
ただ、この方法はあくまでも一時的な対処法となりますので、注意が必要です。
バッテリーがあがってしまう原因
バッテリーが上がってしまう原因はひとつではありません。
主な原因としては以下のようなものがあります。
- ライトや車内灯の消し忘れ
- 車に乗る頻度や時間によるもの
- 季節的なもの
- 経年劣化によるもの
バッテリーが上がってしまう原因で最も多いのが1つめに挙げた、ライトや車内灯の消し忘れです。
急いでいる時やボーっとしている時などに多く起こるのがこの消し忘れですが、ライトは特に車の中でも電気の消費量が多いため、消し忘れた場合にはほぼ確実にバッテリー上がりを起こしてしまいます。
ただ、基本的には単なる充電不足ですので、充電することで元通りになることが殆どです。
次に考えられるのは、車に乗る頻度や時間によるものです。
バッテリーは一定時間車を走行させることで、充電することができます。
そのため、職場までの距離が短かったり等で車に乗る時間が短い場合には、十分に充電されずにバッテリー上がりを起こしてしまう場合があります。
買い物等で車を使うという場合には、少し長めに車を走行させるように意識すると、バッテリー上がりを防ぐことができますよ。
特に古いバッテリーの場合にはバッテリー上がりを起こしやすくなりますので、注意が必要です。
最後に考えられる原因は、経年劣化によるものです。
バッテリーは「消耗品」であり、その寿命は「2~4年」と言われています。
そのため、長い期間使い続けることで劣化し、寿命を迎えればバッテリーは上がってしまうのです。
バッテリーを長持ちさせるには
バッテリーはその性質上から、一度バッテリー上がりを起こしてしまうと、劣化が早まると言われています。
そのため、バッテリーを長持ちさせるためには、バッテリー上がりを起こさないようにすることが重要なポイントとなります。
基本的には日頃から一定のスピードで一定時間以上車を走らせ、常にバッテリーの充電を満タンの状態にしておくようにしましょう。
また、バッテリーはエンジンを止めている間にも、自然と放電をする「自然放電」を行っています。
これを防ぐためには、バッテリーの「マイナス端子」を外しておくのがオススメです。
またバッテリーの交換費用は決して安い金額ではありません。
日頃からできることを行い、バッテリーを長持ちさせるように心がけていきましょう。