メガネをかけている方にとって、困ることの一つがマスクをした時のメガネの曇りです。特に冬場などには眼の前が真っ白になるくらいに曇り、とても不便です。眼の前が見えなくなり、メガネを外して、曇りが引くのをしばらく待ったという経験は、メガネ愛用者なら誰もが経験したことがあるでしょう。そこで、厄介なメガネの曇りに効果的な対策をご紹介します。
メガネの曇り止め対策にはいろいろな方法がありますが、実際には個人差もあります。いろいろやり方を試して、自分に合う方法を探してみましょう。
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メガネの曇り止め対策にマスクを内側に折る方法
メガネが曇るのは、レンズの表面に結露した水分が付着するため
マスクをかけると息がマスク上部の隙間から漏れてメガネのレンズにかかり、息の中の水分が付着して曇ります。マスクの上部を折ることにより息が漏れなくなり、メガネの曇りを防ぐことができるのです。折りかたは簡単です。
【マスクの折り方】
上部付近に針金が入ったマスクの場合です。
- マスクの顔に付く面を上にして置きます。
- マスクの針金の入った部分の下を谷折りにします。
- そのままマスクをかけて針金の形を鼻に沿わせて隙間をなくします。
ポイント
顔と鼻の間の隙間を無くすことです。これにより息漏れによるメガネの曇りを解消することができます。
鼻の部分に針金が入っていないマスクでも、厚みが少なくて上部を折り曲げた状態で保つ事ができると曇り予防効果が得られるでしょう。マスクに厚みがあって折っても戻ってしまう場合などは次のティッシュを入れる方法をお勧めします。
メガネの曇り止めの効果をさらに高めるためにティッシュを入れる
マスクにティッシュを入れてメガネの曇りを予防する方法
- ティッシュを一枚広げて置き、一回谷折りします。(2つおりにした状態になります)
- 両端から4~5cm程度谷折にします。(幅がマスクの幅より少し小さくなるように)
- 上下方向に1回谷折りにします。続いて上下を谷折りにします。(上下方向の幅が1.5~2cm程度になります)
- マスクを口に接触する面を上にして置き、上部の辺に合わせて折ったティッシュを置きます。
- そのままマスクを装着します。マスクのシワを伸ばして鼻部分の針金を指で押し付けて顔に密着させます。
ティッシュがマスク上部の隙間から息が漏れるのを防いでくれます。
マスク使用時のメガネの曇りを軽減する曇り止め専用のアイテム
メガネのレンズ専用の曇り止めが販売されています。レンズ全体に塗るのでマスクをしたときだけではなく温度や湿度差のある場所へ出入りした時に曇るのも防ぐ事ができます。
曇り止めの種類
【クロスタイプ】
クロスに曇り止め成分が浸み込んでおり、これでレンズを拭いて曇り止めを塗布します。短時間で手軽に使用することができますが、効果は1日もつかどうかというところです。
【スプレータイプ】
レンズにスプレーして指やティッシュで伸ばして拭き取ります。効果はクロスタイプより若干持ちが良いようです。
【液体】
レンズの上に液体を垂らして指やティッシュで伸ばして拭き取ります。効果はスプレータイプと同程度でしょう。
【ジェルタイプ】
レンズに垂らしてティッシュで塗りこみます。他のタイプよりも効果が高くて長持ちすると人気があります。
曇り止め効果を実感できるメガネの方専用のマスク
マスク自体に曇り止め対策を施された商品が販売されています。
マスクの上部の形が工夫されて息が漏れないように設計されている
立体タイプのマスクは平面タイプよりも息が漏れづらいです。更に上部のラインのカッティングで息が横に行くように設計されています。
マスクの上部に息が漏れないようにパッドが装着されている
マスクの上部に鼻の形に沿うような形のパットが付いていて、上部からの息漏れを防ぎます。
手持ちのマスクに装着するパッド
鼻の形に沿うような形のパットだけで、装着用のテープが付いています。手持ちのマスクに付けて使用できます。
仕事で曇りやすい環境にいる方には曇りにくいレンズもおすすめ
レンズ自体が曇りにくい加工をされた防曇(ぼうどん)レンズがあります。
メガネの防曇レンズ、2種類のタイプ
レンズの曇りは表面に細かい水滴が付着した状態です。レンズに水滴が付いた時に直ぐに平らになってしまうとレンズは曇らずに視界がクリアーになります。
レンズに水滴が付着すると直ぐに平面になるように加工されたタイプの防曇レンズ
専用のクロスで拭くというメンテナンスが必要です。メンテナンスを続ければ効果は持続します。
レンズの表面に付いた水滴をはじき水蒸気のみを通す加工の防曇レンズ
メンテナンスが必要ありません。効果は1~2年程度です。
曇り止めの効果はどちらも同程度
全く曇らない訳ではありません。浴室に入った時や冬に室内に入ったときなどは曇ります。しかし、その曇り具合は通常のメガネよりはずっと軽減されています。
レンズに汚れが付着すると曇り止め効果が弱まります。
冬場のスポーツや寒い地域での生活、仕事で大型冷蔵庫に出入りする場合や、調理中に湯気の曇りで不便を感じている場合などには重宝するでしょう。