木材の種類の見分け方!加工状態と色々な木材の特徴・用途を解説

世の中には色々な木材の種類があります。知識のない人は、木を見ただけで何の木なのか見分けることが難しいものです。

DIYなどで木材を利用するとき、木材の種類の見分け方について知りたくなることもありますが、特徴などがわからないと見分けることができません。

ここでは、木材の種類の見分け方・特徴についてお伝えします。どのような用途で使われるか、木によって違う特徴と併せて確認してみましょう。

木材の加工についてもご紹介しますので、こちらも是非参考にしてみてください。

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木材の種類の見分け方・木材の加工状態について

DIYなどに使用する建材には、木をそのまま切ったものだけではなく張り合わせて作られたものもあります。ホームセンターでよく販売されている建材の種類には次のようなものがあります。

無垢材の特徴・見分け方

切り倒された木をそのまま裁断した建材で、とても丈夫です。張り合わせるのにのりなどを使用することがなく、張り合わせていないので剥がれる事もありません。木をそのまま使用しているので、木の年輪や目の位置により密度が異なります。密度の大きい部分よりも小さい部分の方が水分をたくさん含みます。その為水分を多く含んでいる部分は乾燥すると縮みが大きくなり、木材が曲がってしまいます(反り)。無垢材を選ぶ時は反りの無いものを選びましょう。木は年輪の中心部ほど密度が高く、外側に行くほど密度が低くなります。中心部の年輪の古い部分ほど硬く丈夫になっており、この部分を「心材」といいます。強度や耐久性が重要な場合は心材を選ぶと良いでしょう。心材は年輪の密度が高くて周囲よりも重たくなります。一本の大きな木から切り出しているので木目を楽しむ事ができ、価格は3種類の中で一番高くなります。

集成材の特徴・見分け方

複数の角材や板材を張り合わせて作られています。そのため木の年輪の様々な部位が組み合わされることになるので無垢と違い反りは起こりづらいです。張り合わせ方によっては無垢材と判別が難しいほどよくできている場合があります。
価格は無垢材よりもかなり安く、DIY用に手軽に利用できます。

合板の特徴・見分け方

数枚の薄い板材を張り合わせて作られています。張り合わせて作られているのは集成材と同じですが、薄い板材だけを使用して大きな板に仕上げられています。かなり丈夫で、壁などに適しています。

木材の見分け方・スギの特徴について

スギはやわらかくて加工しやすく価格も安いのでDIYに利用しやすい木材です。

しかし、やわらかいので摩擦による耐久性は低くなります。木は中心部に近い部分ほど密度が高くなり強度が高まるので、強度が欲しい場合は重たい部分を選ぶと良いでしょう。塗装をする場合の色のりは普通で、接着性はとても優れています。水分を発散しやすく簡単に乾燥させることができます。
杉独特の香りがするので、使用した作品では木の香りを楽しむことができます。
色は白色から褐色みを帯びたものまであります。

木材の種類・赤松の見分け方!特徴と用途

赤松もやわらかくて加工しやすく安価なのでDIY用に人気の木材です。

強度は中程度です。油分が多いので耐水性に優れいます。しかし、塗装をしたい場合には油分が多いがゆえにはじいてしまうので注意が必要です。接着する場合にも油分がネックとなり接着性は弱くなります。塗装や接着をする場合に使用しない方が良いでしょう。水分の発散製が良く乾燥させやすいです。色は白色から黄色みや褐色みを帯びたものがあります。

ヒノキの特徴は?用途とについて

ヒノキは強度や弾力性があり湿気による反りや狂いも少なく加工性に優れた木材です。

そのうえ耐湿性、耐水性にも優れ、塗装する場合の色のりもよく接着性にもすぐれた大変優秀な木材です。しかし、高級な木材で価格はかなり高くなります。ヒノキの香りは昔から日本人に好まれ、お風呂や和室、タンスなど幅広く使用されています。
色は白色で淡い黄色みを帯びています。木の目がはっきりとしているので心材が見分けやすいのも特徴です。強度が欲しい場合は年輪が密な心材の部分を選びましょう。

DIYでの使用頻度も高い木材の種類・SPF材について

SPF材とは北米の常緑針葉樹3種を合わせた木材です。

えぞ松(スプルース)と松(パイン)、もみの木(ファー)のそれぞれの頭文字をとってSPF材と名付けられました。これらの木は成長が早いので価格も安く手に入ります。しかし、成長が早いために木の密度が低く、強度も低くなります。
非常に軽くてやわらかく、加工のしやすい木材なのでDIY用によく使用されます。角が鋭角ではなく丸みを帯びているので使用感がやわらかくなります。
耐水性には優れておらず、虫による食害なども受けやすい木材です。そのため、屋外に使用する場合には防腐剤塗り防水性の高いペンキを使用すると良いでしょう。
日本で売られているSPF材は日本向けに作られたもので、住宅用の建材としての品質検査に合格をした印にスタンプやインクが付いたものがあります。塗装を使用しないで使用する場合はなるべくスタンプやインクのついていない部分を選びましょう。選ぶ余地が無くそういった木材を購入してしまった場合は、サンダー掛けするときれいになります。

DIYをこれからはじめようと言う方にはSRF材をお勧めします。やわらかいので切断が簡単にできて釘も打ちやすく、軽いので持ち運びも容易です。接着や塗装製にもすぐれています。
木材を選ぶ基本としては、同じ種類の木材でも重たいものを選ぶと丈夫であること。耐久性が必要な場合は木の目が詰まっていて重たい木材を選びましょう。