スーツのボタンを開けている男性を見かけることはありますが、女性のスーツも男性のようにボタン開けることはマナー違反にはならないのでしょうか。
ビジネスシーンでスーツを着用する時、女性のマナーは一体どのようなマナーなのか気になっている女性もいることでしょう。
ここでは、女性がスーツを着用する時のマナーについてお伝えします。正しいマナーを見につけることで、社会人として恥ずかしくない振る舞いができるようにしましょう。
スーツを着用した時に周囲に好印象になるような着方をすることで、社会人女性としてのスキルをアップさせてください。
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女性のスーツのボタン開ける?基本のボタンのとめかた
スーツを着ているときに、ジャケットのボタンは全部開けていてもよいのか、それとも全部とめなくてはならないのか、ふと考えたことがありますか?男性の場合はスーツのボタンを全部開けたままにしていたり、ボタンをとめているときも全部のボタンをとめていないこともあります。女性の場合もジャケットのボタンを外した方が動きやすくなりますし、暑い時期ならボタンを外して少しでも風通しを良くしたくなりますよね。
男性の場合は、正式にはボタンを全部とめないで一番下のボタンだけ開けたままにしておくというマナーがあります。では女性はどうなのでしょう。
女性のスーツはボタンを全部留めた形が一番美しいシルエットとなる
女性のスーツのボタンは男性のスーツと違い、ボタンが多いものもありますが、2つボタンや1つボタンのデザインも多くあります。女性のスーツはボタンを全部とめている状態でデザインされて作られているため、マナー的にもシルエットの美しさからもボタンは全部とめておくようにしましょう。
女性がスーツを購入するときは、ボタンを全部とめても窮屈な感じがなく、動きやすいサイズのものを選ぶようにしましょう。暑い時期ならボタンをとめていても暑苦しくならないように、薄手の生地のものを選ぶなどの工夫も必要になってきそうです。
女性がスーツのボタンを空けるのはNG!腕まくりをすることのマナー
女性のスーツはボタンを全てとめるのがマナーですが、では腕まくりについてはどうでしょうか。腕まくりの方はマナー違反にはならないそうです。特に袖にボタンがついているデザインだと、腕まくりをすることを前提に作られているので、袖をまくっても裏地が見えないようになっています。
男性が腕まくりをしているとみっともないですが、女性の場合は最初から袖を返してあるデザインのものや、腕まくりをしても格好が良いようにデザインされているものも多くあります。また、腕まくりをする着こなしでオシャレに見えることもあります。
ジャケットの袖は仕事をする時に邪魔になったり、汚れやすくもなります。腕まくりがマナー違反にならないのなら、汚れを防ぐことができて安心ですよね。
スーツのデザインによっては腕まくりをするとだらしない印象になってしまいますので、その場合は気をつけてください。特に男性のスーツのようなメンズライク仕立てのスーツだと、腕まくりをすると見た目が悪くなってしまいます。袖に変なシワも作ってしまいますので、スーツによっては腕まくりはしないようにしましょう。
スーツのボタン開けるのは身だしなみとしてNG!ジャケットサイズについて
これは男性にも言えることですが、スーツのサイズを選ぶときは、自分の体にぴったりなジャストサイズを選んでください。
スーツは体型にあったものを選ばないと、印象が悪くなってしまいます
細身のスーツはスタイリッシュに見えますし、痩せて見える効果もありそうですが、窮屈で動きにくくなってしまいます。仕事の妨げにもなりかねませんので、動きに余裕のあるサイズ感も大切です。サイズが小さいとシワにもなりやすく、ボタンをとめると苦しくなったりスカート丈が短すぎてビジネススーツには向かなくなってしまいます。
動きやすさを考えるとゆとりのあるスーツを選びたくなりますが、スーツが大きすぎるとだらしない印象になってしまいます。ジャケットは袖の長さや身頃の幅だけでなく、肩のサイズが合っているかも重要です。スカートなら丈の長さ、スリットの深さにも気をつけるようにしましょう。スーツを購入するときは、正面からだけではなく横や後ろからも見て確かめてください。
女性のスーツはボタン開けるとマナー違反!女性のスーツのマナー・スカートについて
スーツを選ぶ時はジャケットだけではなくスカートにも気をつける点がいくつかあります。スカートの場合は丈の長さもポイントです。スカートは立っているときに膝くらいの長さで選ぶことが多いかと思います。タイトスカートで膝が出ている長さの場合は、椅子に座ったときにスカートが上がるため、足の露出が多くなってしまいます。脚が多く見えてしまうのは良くありませんので、タイトスカートなら膝が隠れるくらいの長さにしておきましょう。フレアースカートやプリーツスカートの場合でも試着のときに椅子に座ってみて、スカートの上がリ具合や座ったり立ったりする動作のしやすさも確かめるようにしてください。
スカートの丈が長すぎるとだらしい印象になったり、老けて見えることもあります。スカート丈は短すぎず、脚がきれいに見える長さを選ぶようにしてください。
スーツの後ろにスリットが入っているスカートの場合
スリットの深さにも気をつけてください。スリットが深いと動きは楽になりますが、脚が見えすぎてしまいます。
タイトスカートの場合、あまりにジャストサイズすぎると体型がわかりやすくなたり、下着のラインが見えてしまうこともあります。試着のときは丈の長さの他に体型にあっているかどうかも確かめるようにしてください。サイドにあるポケットが開いている場合はサイズが小さい証拠です。
女性のスーツの下に身につけるブラウスについて
女性のスーツは、ジャケットの中に着るブラウスの形も様々なものがあります。ブラウスの素材や襟の形、色や柄によって雰囲気もかなり変わってきます。
襟元ならブラウスの襟をジャケットの上に出すか出さないかという着こなしもあります。男性のワイシャツのようにジャケットの中に入れるタイプの襟なら堅い印象になりますし、開襟タイプでジャケットの上にだすと元気で活発な印象になります。シチュエーションによって分けるようにすると良いでしょう。
綿素材のブラウスは一般的で、着心地もよくデザインも豊富ですが、シルクやレーヨンのような滑らかで光沢がある生地だと上品に見えます。リボンなどの装飾があるブラウスは華やかになりますし、スタンドカラーだと個性的に見えます。
女性のスーツは中に着るブラウスでオシャレを楽しむこともできますよね。
女性のスーツの場合はボタンを全部とめるのがマナーで、シルエットも美しくなります。スーツを選ぶときはサイズに気をつけて、体型にあったサイズで動きやすさもあるものを選んでくださいね。