ジオラマの作り方。【初心者向け】おすすめなアイテムと手順

ジオラマを見て自分でも作ってみたいと思うことはありませんか?ですが何が必要なのか、どうやって作るのか良くわからないですね。

そこで今回は、初心者の方の為にジオラマの作り方を紹介します。

ジオラマを作る前に出来上がりをイメージしてみましょう。自分だけのオリジナルな風景を想像するだけでもワクワクしますね。

ジオラマの地面の作成にはねんど、山などの作成にはチップがおすすめです。
どれも低価格で手に入れることが出来ます。

ジオラマで水も表現出来るとさらに本格的な雰囲気がでます。草や木などの作り方もご覧ください。

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初心者がジオラマを作る時に最初にやること

ジオラマを見て魅力に取り憑かれると、自分でも作ってみたいと思うことでしょう。

ジオラマは自分の世界観を反映することができますから、自分の世界にどっぷりと浸ることの出来る趣味ですよね。
自分の好きな電車や車などをメインに据えてみたり、空想の中の情景を表現していたり、昔の町並みを再現してみたり、いろいろな楽しみ方があります。

ジオラマと言うと、少し難しく感じる方もいらっしゃると思いますが、皆さん小さな頃には箱庭のような物を作ったことがありませんか?

我が子も小学校の工作で、「自然の物を使って作る」というテーマで、どんぐりの人形と枯れ葉や小枝で出来た家を作って来ました。
自分の中の世界を物を使って表現すると言う点では、同じことでしょう。

ジオラマのイメージを固める

ジオラマを作る時には、まず最初にやるべきことがあります。それは、具体的なイメージを持つことです。

例えば、桃太郎が鬼ヶ島に降り立った時のジオラマを作るとしましょう。
鬼ヶ島の島の形はどんなか、山が有るなら高さはどれくらいか、土壌は土なのか砂なのか岩なのか、自然豊かなのか、鬼はどれくらいいるのか、村になっているのかなど、詳細にイメージしましょう。

ジオラマのイメージが整ったら配置図にする

配置図は、真上から見下ろした時のイメージを図にしたものです。

この配置図を作ることが、ジオラマ作りの初めの作業です。

初心者向け。ジオラマの作り方とおすすめのアイテム

配置図が完成したら、いよいよジオラマ作りです。

このまま「桃太郎が鬼ヶ島に降り立った時」のジオラマを作る予定で話を進めていきますね。

大まかな作り方をご紹介しましょう。

  1. ベースに粘土などを使って陸地部分を作る
  2. 色を塗ったりして、水面を作る
  3. 木や岩、砂などを使って、よりリアルにする
  4. 船や桃太郎、犬、キジ、猿、そして鬼などのフィギュアを設置する

桃太郎の場合には、水の表現が含まれているので少し深さのある容器で作成することをおすすめしますが、基本的にはベースは木板で構いません。

サイズにもよりますが、小さなものであれば100均でも購入できます。
また、写真立てなどを使うのもおすすめです。

色を塗ったり、フィギュアを固定したりするので、刷毛やボンドなども必要になります。

初心者でも大丈夫。ジオラマの地面の作り方

ジオラマを作る時に必ず必要になるのが、底です。先程の桃太郎で作るなら、砂や土、岩などの地面となるでしょう。
浦島太郎なら海底かもしれませんし、ピーターパンなら空や雲を表現することになるかもしれませんね。
設定によって様々だと思いますが、イメージする世界観にあった「底」が必ず必要になります。

初心者は地面の表現から入ると良い

地面の表現にはいろいろな素材が使えると思いますが、定番と言えば「木粉ねんど」です。

材料は100均が便利

100円ショップでも売られていますから、手に入れやすいというのも人気の秘密でしょう。また、山や岩などの表現に使いやすい素材も売られています。
園芸コーナーにあるバークチップや、グリーンモスなどもよく使われる商品です。アクアリウム用品のコーナーにある水槽用のアクセサリーも、岩のように見える商品などがあって、意外と使える素材です。

ジオラマで水を表現する場合の作り方

「桃太郎が鬼ヶ島に降り立った時」という設定ですから、木粉粘土や砂などを使って地面を作った後には、海も必要ですよね。

ここで、悩んでしまうのが「水の表現」です。
水色絵の具で塗ってしまうのでは小学生の工作と一緒です。
大人の趣味として作るからには、もう少し高いクオリティーで仕上げたいところです。

100均で揃う材料で表現するなら、レジンがおすすめ

手芸コーナーなどに売られていて、ピアスなどのアクセサリーを作ったりするのによく使われる材料で、粘度のある透明な液体を紫外線に当てると硬化します。

海となる部分に紙粘土を使って波を作り、絵の具などで色をつけます。その上にレジンを塗っていきましょう。
波の高さのある部分以外には、レジンを流し込むようにして、紫外線をあてて硬化します。
レジンは透明に固まりますから、水が張ったような表現が出来るはずです。

よりリアリティーを求めるなら、水面の表現用のペイントを使うのがおすすめ

不透明の柔らかい糊状の塗料で、刷毛の使い方によって様々な表現が出来ます。
荒々しい波の表現は、こういったペイントだけでは難しいかも知れませんが、さざなみ位の波の表現であれば、かなりリアルに表現できます。
また、3層位に分けて塗り重ねると、立体感が生まれるのでよりリアルに表現することができますよ。

ジオラマで草や木をリアルに表現する方法

陸地部分をよりリアルに表現するためには、木や草も必要になります。

ジオラマの木をリアルに作るために重要なことは、「観察」

身近にありすぎて、思い出しても漠然としか思い出せないですよね。
ですが、作るとなると幹の質感や枝のしなり具合、葉の付き方などをしっかりと観察して真似ないと、どこか違和感のある落書きのような木になってしまいますよ。

木を作る時には本物を使うに限る

枝を拾いにいきましょう。拾ってきた枝はしっかりと煮沸して、完全に乾燥させてから使います。これにドライフラワーなどで枝を作り、葉をつけて一本一本作成します。

葉は和紙などを型抜いて作ってもOKですし、面倒だと思う方はジオラマ用素材を探してみてくださいね。

ネットショップなどで検索すると、ツヤや葉っぱなどの素材を見つけられるはずです。

ちなみに、「木」の完成品も素材として売られています。リアリティーの程は商品によって異なりますが、リアルなものほど価格も高くなるのは覚悟した方がよいでしょう。

草も同じように素材が売られていますから、本物そっくりになるように草の流れなどに注意しながら貼り付けて作ります。

今回は桃太郎で説明してきましたが、物語である必要はありません。
自分が再現したいと思える風景を切り出して、形にしてみてくださいね。