「金魚の稚魚を飼育しているけど、水換え方法がいまいちよくわからない」「成魚と同じ水換え方法でもいいか」など、水槽の水換えについて頭を悩ませている飼い主さんもいますよね。
金魚の稚魚を飼っている水槽はどのようにして水換えを行えば良いのでしょうか。そもそも水換えは必要なの?
そこで今回は、金魚の稚魚を飼育している水槽の水換えの方法についてお伝えします。
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金魚の稚魚の水換え方法について
金魚の稚魚を育てている時、水換えについて頭を悩ませると思います。
稚魚は孵化してから2週間程度は水換えを行いません。
2週間程度経つと水換えを出来ると言われますが、出来るだけ水換えは行わないのが無難です。
孵化してすぐの稚魚はとても小さく、水流や温度変化にも弱いのです。
吸い込んでしまう可能性もあるのでろ過装置も使いません。
1ヶ月程たち、背びれなどが出てきてから水換えを行います。
2日間エアレーションを行って塩素を抜きます。
塩素中和剤などは使わない方が無難です。
交換する水は必ず温度調整して、新しい水が0.2度くらい高くなるようにしましょう。
酸素が含まれている状態にして水換えを行います。
水換えはサイフォン方式が望ましいです。
モーター用ポンプを使用すると短時間で行えますが、稚魚が吸い込まれる可能性があります。
時間に余裕を持って、ゆっくりと慎重に行うのが良いでしょう。
金魚の稚魚の水換え方法・水槽に余裕がある場合
金魚の稚魚の水換えを行う時には、水槽の飼育水を吸い上げてから、新しい飼育水を入れるのが一般的です。
しかし、もし余分に水槽を持っているなら、もう一つの水槽の水を調整して水質を合わせた上で、移動させるという方法もあります。
金魚は成魚でも水質や水温の急激な変化はとてもストレスになります。
稚魚の場合にはなおさらです。
そのため、できるだけ2つの水槽の水質を近づけてから移動しましょう。
空いている水槽の1/4位に水道水を入れて、1~2日置いて塩素抜きをします。
余分にエアレーションを持っているなら使用しましょう。
水換えの時には、使用中の水槽の上の方の綺麗な水を汲み取り、水槽の半分くらいまで入れます。
餌の食べかすや糞などがあるなら、先に掃除してから行いましょう。
水槽の場所を入れ替えるなら、この状態の時に行います。
水量が増えると重くて移動が難しくなるからです。
新しい水槽の8分目程度まで古い飼育水を足しますが、使用中の水槽から飼育水ごと稚魚をすくって新しい水槽へ移動します。
すべての稚魚を移動した後に残った古い飼育水を使って、稚魚用フィールターを洗って新しい水槽にセットしましょう。
金魚の稚魚の水換え方法・稚魚の移動は慎重に
金魚の稚魚の水換えを行う時に、稚魚の移動方法に頭を悩ませていませんか。
金魚の稚魚はとてもデリケートですから、慎重に行う必要があります。
ネットですくうのは大変ですし、スポイトで吸い上げるのも難しいですよね。
コップの場合には周りの水ごと稚魚を捕獲するので、稚魚を傷つけること無く安全に移動することが出来ます。
お使いの水槽がとても小さい場合には難しいですが、コップにもいろいろサイズがありますから、水槽で動かせる程度のサイズのコップを選ぶと良いでしょう。
外掛け式の魚を隔離する容器を使っている場合には、スペース的にコップを使うのは無理があります。
その場合には、容器自体をコップだと捉えて、そのまま持ち上げ移動先の水槽に移動させると良いでしょう。
金魚の稚魚に水換えは必要?
金魚の稚魚はとてもデリケートです。
特に孵化してから2週間程度は環境変化にもとても弱いので水換えは行いません。
しかし水が汚れるのは稚魚にとって良くないので、食べ残した餌などはスポイトを使って吸い取り、水質管理を行います。
2週間ほど経つと水換えが出来ると言われますが、まだまだデリケートな時期ですから慎重に行わなくてはいけません。
水換えの時には、水温調節してから行います。
寒い時期などは新しく加える水の温度を0.2度ほど上げると良いでしょう。
しっかりとエアレーションを行って塩素を抜き、空気が含まれている状態の水を使います。
塩素中和剤は便利ですが、化学物質を添加することになるので心情的に控えています。
水質を維持できているなら、1ヶ月後くらい待つのも良いでしょう。
1ヶ月すぎると背びれなどが生えて、ずっと金魚らしくなってきます。
金魚の稚魚を育てるのはなぜ大変なの?
金魚の稚魚を育てるのはとても大変だと言われます。
金魚の稚魚はとても小さくデリケートなため、ろ過装置を使えないので水質管理は飼育者の手によって行わなくてはいけません。
食べ残しや餌や糞などを放置すると、水換えもろ過装置も行え無いので水質が悪化してしまい問題になります。なので飼育者がスポイトで吸い取る必要があります。
稚魚は自然な環境であれば、栄養豊富なプランクトンなどをたくさん食べて大きく成長します。
しかし、飼育水にはその様なプランクトンがたくさん生息していませんよね。
そのため、飼育者の手で栄養を与える必要があります。
稚魚の餌には活き餌が最適だと言われますが、人工飼料よりも手間もコストもかかります。
飼育者がたくさんのお世話をして育てていても、稚魚の親や外の成魚は稚魚を餌と間違えて食べてしまうことがあるのです。
成魚の口に入るサイズのうちは、別々に飼育するほうが安全です。
以上のように、飼育者がかなりの手間をかけないといけないことが、難しいと言わせる原因でしょう。