金魚の稚魚の育て方!水槽の水換え方法と注意点を解説

「金魚の稚魚を飼育しているけど、水換え方法がいまいちよくわからない」「成魚と同じ水換え方法でもいいか」など、水槽の水換えについて頭を悩ませている飼い主さんもいますよね。

金魚の稚魚を飼っている水槽はどのようにして水換えを行えば良いのでしょうか。そもそも水換えは必要なの?

そこで今回は、金魚の稚魚を飼育している水槽の水換えの方法についてお伝えします。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ベタのヒーターはいつから入れたらいい?ベタの飼育の方法

ベタのヒーターはいつから必要でいつからいらなくなる?暖かくなるときや寒くなるとき、いくくらいからヒー...

グッピーのメスの妊娠はお腹でわかる?見た目でわかる妊娠の兆候

グッピーのメスが妊娠していると、見た目でわかるくらいお腹に変化が見られます。特に出産間近のメスは...

コリドラスの水槽は掃除しやすい工夫が必要!飼育方法とポイント

他の熱帯魚に比べ地味ながらもファンが多いコリドラス。コリドラスを飼育する際は、掃除がしやすい水槽...

メダカを越冬させるときには水草があるといい?冬の飼育方法

メダカの越冬に水草は必要なのでしょうか?冬を越すときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう?...

金魚がパクパクするのはナゼ?底でパクパクする理由とは

金魚が底でパクパクするのはどうして?寝ている?それとも元気がないため?金魚が底でパクパクするときに考...

レオパの脱皮にかかる時間と脱皮不全を防ぐためのコツについて

レオパは種類によって1ヶ月に2回脱皮すると言われていますが、時間はどのくらいかかるのか飼い主として気...

カナヘビの卵を孵化させる方法!注意点や管理方法・準備するもの

カナヘビの卵を上手に孵化させたいと考えている飼い主さんの中には、今までカナヘビの卵を孵化させた経験が...

インコの保温には湯たんぽが使える。ビニールで保温効果アップ

インコが寒そうにしていたり、体調が悪そうな時はインコを温かい環境においてあげたいものです。イ...

【ヒョウモントカゲモドキの飼育方法】冬の温度管理について

レオパとも呼ばれる人気の爬虫類「ヒョウモントカゲモドキ」。飼育しやすいと言われていますが、冬の間の温...

プラティの稚魚は親に食べられる事が!プラティの上手な繁殖方法

プラティの繁殖に挑戦しようと考えている人の中には、どのような方法で繁殖させればプラティが増えていくの...

カブトムシの幼虫が出てくる原因が土の中のガスだった時の対処法

カブトムシの幼虫を育てていて、ふと見ると幼虫が土から出ていることがあります。土から出てくる原...

天敵ヤゴからメダカを守るための駆除方法と予防策

屋外でメダカを飼育しているなら特に注意したい天敵、それがヤゴです。ヤゴを駆除しなければ、メダカはすぐ...

ベタの平均寿命とは?老衰症状が出た場合の注意点について

若い時は元気に水槽の中を泳いているベタ。少しでも長生きしてもらってかわいい姿を見ていたいですよね。...

グッピーの稚魚の性別判断は難しい。成魚の判断方法を確認

グッピーのオスメスの性別は見分けることが出来ますが、稚魚の時点で性別を見分けることは出来るのでしょう...

カナヘビの卵がへこんでいるのは無精卵の可能性が!卵の見分け方

カナヘビの卵を育てている時、他の卵と様子が違う卵があった場合は無精卵の可能性があります。なかなか卵が...

スポンサーリンク

金魚の稚魚の水換え方法について

金魚の稚魚を育てている時、水換えについて頭を悩ませると思います。

稚魚は孵化してから2週間程度は水換えを行いません。
2週間程度経つと水換えを出来ると言われますが、出来るだけ水換えは行わないのが無難です。

孵化してすぐの稚魚はとても小さく、水流や温度変化にも弱いのです。
吸い込んでしまう可能性もあるのでろ過装置も使いません。

1ヶ月程たち、背びれなどが出てきてから水換えを行います。

2日間エアレーションを行って塩素を抜きます。
塩素中和剤などは使わない方が無難です。

交換する水は必ず温度調整して、新しい水が0.2度くらい高くなるようにしましょう。
酸素が含まれている状態にして水換えを行います。

水換えはサイフォン方式が望ましいです。
モーター用ポンプを使用すると短時間で行えますが、稚魚が吸い込まれる可能性があります。
時間に余裕を持って、ゆっくりと慎重に行うのが良いでしょう。

金魚の稚魚の水換え方法・水槽に余裕がある場合

金魚の稚魚の水換えを行う時には、水槽の飼育水を吸い上げてから、新しい飼育水を入れるのが一般的です。

しかし、もし余分に水槽を持っているなら、もう一つの水槽の水を調整して水質を合わせた上で、移動させるという方法もあります。

金魚は成魚でも水質や水温の急激な変化はとてもストレスになります。
稚魚の場合にはなおさらです。

そのため、できるだけ2つの水槽の水質を近づけてから移動しましょう。

空いている水槽の1/4位に水道水を入れて、1~2日置いて塩素抜きをします。
余分にエアレーションを持っているなら使用しましょう。

水換えの時には、使用中の水槽の上の方の綺麗な水を汲み取り、水槽の半分くらいまで入れます。
餌の食べかすや糞などがあるなら、先に掃除してから行いましょう。

水槽の場所を入れ替えるなら、この状態の時に行います。
水量が増えると重くて移動が難しくなるからです。

新しい水槽の8分目程度まで古い飼育水を足しますが、使用中の水槽から飼育水ごと稚魚をすくって新しい水槽へ移動します。

すべての稚魚を移動した後に残った古い飼育水を使って、稚魚用フィールターを洗って新しい水槽にセットしましょう。

金魚の稚魚の水換え方法・稚魚の移動は慎重に

金魚の稚魚の水換えを行う時に、稚魚の移動方法に頭を悩ませていませんか。

金魚の稚魚はとてもデリケートですから、慎重に行う必要があります。

ネットですくうのは大変ですし、スポイトで吸い上げるのも難しいですよね。
コップの場合には周りの水ごと稚魚を捕獲するので、稚魚を傷つけること無く安全に移動することが出来ます。
お使いの水槽がとても小さい場合には難しいですが、コップにもいろいろサイズがありますから、水槽で動かせる程度のサイズのコップを選ぶと良いでしょう。

外掛け式の魚を隔離する容器を使っている場合には、スペース的にコップを使うのは無理があります。
その場合には、容器自体をコップだと捉えて、そのまま持ち上げ移動先の水槽に移動させると良いでしょう。

金魚の稚魚に水換えは必要?

金魚の稚魚はとてもデリケートです。
特に孵化してから2週間程度は環境変化にもとても弱いので水換えは行いません。

しかし水が汚れるのは稚魚にとって良くないので、食べ残した餌などはスポイトを使って吸い取り、水質管理を行います。

2週間ほど経つと水換えが出来ると言われますが、まだまだデリケートな時期ですから慎重に行わなくてはいけません。

水換えの時には、水温調節してから行います。
寒い時期などは新しく加える水の温度を0.2度ほど上げると良いでしょう。
しっかりとエアレーションを行って塩素を抜き、空気が含まれている状態の水を使います。

塩素中和剤は便利ですが、化学物質を添加することになるので心情的に控えています。

水質を維持できているなら、1ヶ月後くらい待つのも良いでしょう。
1ヶ月すぎると背びれなどが生えて、ずっと金魚らしくなってきます。

金魚の稚魚を育てるのはなぜ大変なの?

金魚の稚魚を育てるのはとても大変だと言われます。

金魚の稚魚はとても小さくデリケートなため、ろ過装置を使えないので水質管理は飼育者の手によって行わなくてはいけません。

食べ残しや餌や糞などを放置すると、水換えもろ過装置も行え無いので水質が悪化してしまい問題になります。なので飼育者がスポイトで吸い取る必要があります。

稚魚は自然な環境であれば、栄養豊富なプランクトンなどをたくさん食べて大きく成長します。
しかし、飼育水にはその様なプランクトンがたくさん生息していませんよね。
そのため、飼育者の手で栄養を与える必要があります。

稚魚の餌には活き餌が最適だと言われますが、人工飼料よりも手間もコストもかかります。

飼育者がたくさんのお世話をして育てていても、稚魚の親や外の成魚は稚魚を餌と間違えて食べてしまうことがあるのです。
成魚の口に入るサイズのうちは、別々に飼育するほうが安全です。

以上のように、飼育者がかなりの手間をかけないといけないことが、難しいと言わせる原因でしょう。