カナヘビの卵を孵化させる方法!注意点や管理方法・準備するもの

カナヘビの卵を上手に孵化させたいと考えている飼い主さんの中には、今までカナヘビの卵を孵化させた経験がなくて、どのように孵化させれば良いのか分からない人もいるのではないでしょうか。

ここでは、カナヘビの卵を孵化させる方法についてお伝えします。孵化させる時の注意点や管理方法を知って、上手に卵を孵化させてください。

カナヘビの卵の取り扱い方を知ることで、管理に失敗せずにうまく卵を孵化させることができます。

出産した卵を大切に取り扱うことで、愛情を持って育ててあげましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

水草に肥料は必要?エビに与える影響と肥料に与え方を解説

エビの水槽に水草を入れてる人の中には、水草の元気が無くなってしまったことで、肥料を与えた方が良いのか...

メダカの水槽の中に発生したヒルを退治する方法を説明します

メダカの水槽の中に気がついたらヒルがいるけど、どうやって退治したらいいのか悩む人が多いと言います。...

硝酸塩が発生する理由と水槽内の濃度を下げる方法

水槽内の硝酸塩が増えすぎると注意が必要です。アンモニアほどではありませんが、多過ぎる硝酸塩は、サンゴ...

メダカの水槽の濁りとる方法!原因を知って濁りを綺麗にしよう

メダカを飼育している人の中には、水槽が濁ってしまいその濁りとる方法を知りたいという人もいるのではない...

ヤモリが脱皮する頻度は?ヤモリの脱皮は健康のバロメーター

ヤモリはよく脱皮をする生き物ですが、どのくらいの頻度で脱皮をするのでしょうか。ヤモリの脱皮は...

象VSライオン、一対一で闘わせるとどっちが強いのか徹底調査

草食動物である象と肉食動物であるライオン、もし闘わせたらどっちが強いのか結果が気になるところですよね...

グッピーのメスの妊娠はお腹でわかる?見た目でわかる妊娠の兆候

グッピーのメスが妊娠していると、見た目でわかるくらいお腹に変化が見られます。特に出産間近のメスは...

水槽の地震対策はフランジが一番?そのメリット・デメリットとは

いつ大きな地震が起こってもおかしくない現代…。そんな時のために大切な水槽の地震対策をしっかりと行って...

カナヘビが冬眠から起きるのは自分のタイミングに任せて飼育を

カナヘビを飼育している飼い主さんの中には、はじめてカナヘビを冬眠させたという人もいるのではないでしょ...

カブトムシの幼虫が出てくる原因が土の中のガスだった時の対処法

カブトムシの幼虫を育てていて、ふと見ると幼虫が土から出ていることがあります。土から出てくる原...

ミナミヌマエビの水槽に入れる水草に付着した残留農薬の除去方法

ミナミヌマエビを飼育している人の中には、水槽の中に水草を入れたいと考えている人もいるのではないでしょ...

メダカのアクアリウムの道具が100均にある。おすすめアイテム

水の中を自由に泳ぐメダカは見ていて飽きないですね。アクアリウムが人気を集めていますが、始める...

犬がお風呂が好きか嫌いかのポイントと風呂好きになるコツ

お風呂が好きじゃないという犬もいますね。ですが散歩の後や、定期的にお風呂には入れたいものですね。...

ドジョウに与えるエサの量・種類は?ドジョウの飼育環境を解説

ドジョウをこれから飼おうと思っているけど、与えるエサの量や種類についてよくわからないという人もいます...

メダカの水槽に拾った貝殻を入れる時の注意点と入れてはNGな物

メダカは小学校の教室や家庭のペッとして一度は飼ったり、飼育しているのを見かけたことがあるのではないで...

スポンサーリンク

カナヘビの卵を孵化させる時の注意点

カナヘビの卵を孵化させるときに注意してほしい点がいくつかあるのでご紹介させていただきます。

カナヘビの卵の状態を観察

カナヘビの卵には、へこんだ部分をもった卵もあります。産まれたて直後の卵であれば、卵に少しのへこみがあっても大丈夫です。
時間が経つにつれて、卵が周囲の水分を吸って膨らむので気にすることはありません。

しかし、その卵が産まれてからしばらく経ってもへこんだ部分がある場合には注意が必要です。
時間が経ってもへこんだままの卵は、無性卵である可能性があります。

そのため、卵にへこみがある場合には時間経過とともにへこんだ部分がどうなっていくか注意深く観察をしていきましょう。

次に注意をしてほしいのは卵の向き

卵の向きを上下逆さまにしてしまうと、卵の中で育っているカナヘビの赤ちゃんが窒息してしまう場合があります。

カナヘビの親は卵を産むと一切世話をしない動物

そのため、卵が上下逆さまになってしまってもカナヘビの親は何もしないので飼い主のほうで注意をしなければなりません。

卵が上下逆さまになってしまうのを防ぐため

目印を卵の上部に目印をつけておくようにしましょう。
その目印が見えていれば卵の向きが合っていますが、その目印が見えていなければ卵は上下逆さまの状態になっているとすぐに判断することが出来ます。

卵にカビが生えていないか確認

生きていない卵にはカビが生えてきます。カビが生えた卵をそのままにしておくと、生きている卵にもカビが移ってしまいます。
そのため、カビが生えた卵を確認した場合にはすぐに取り除きましょう。

カナヘビの卵が孵化するまでにかかる期間と管理方法

カナヘビの卵は卵の管理状況によっても孵化するまでの期間は異なりますが、孵化するまでにだいたい約1ヶ月前後かかります。

卵を正しく管理して、カナヘビの赤ちゃんが孵化できるようにしましょう。
カナヘビの卵の管理方法についてお伝えしていきます。

卵を管理は、親のカナヘビとは別のケースに分けること

卵と親を一緒のケースで管理してしまうと、親が卵を蹴ってしまうことがあります。そうなると、卵が上下逆さまになってしまって卵の中にいるカナヘビの赤ちゃんが窒息してしまいます。

親のカナヘビは卵の世話を一切行わないので、一緒のケースで管理をする必要はありません。
カナヘビの卵は親とは別々のケースに分けて、カナヘビの赤ちゃんが安全に孵化できるような環境を作ってあげましょう。

カナヘビの卵を親とは別々のケースに移したら、土やミズコケなどの保水性に優れている床材の上に卵を乗せましょう。

卵は、乾燥している場所で管理をしていると水分不足になってしまう

そのため保水性の優れた床材の上に置くことによって、水分不足を防ぐことが出来ます。
そして、ときどき霧吹きなどを使って床材を湿らせるようにします。

注意をしてほしいのは、卵に霧吹きを当てないこと。必ず、床材に霧吹き当てて保水するようにしてください。

カナヘビの卵を孵化させる時に必要なものと準備

カナヘビの卵を孵化させるときに必要なものを準備しましょう。

カナヘビの卵を孵化させるときに必要な物

  • ケース
  • 床材
  • 霧吹き
  • 温度計と湿度計

まずは、カナヘビを管理するためのケースです。

カナヘビの卵は親がいるケースとは別のケースで管理をするので準備しましょう。

床材は保水性に優れた土やミズコケを用意します。カナヘビの卵は水分を吸いながら大きくなるためです。

そして、床材を保湿させるための霧吹き。この霧吹きは必ず用意しなければならないというものではありません。
ミズコケであれば、ケースから一度取り出して水分を含ませてからケースに戻すことも出来ます。

あとは、温度計と湿度計です。
カナヘビの卵は極端に寒いところで管理をしていると、孵化までの日数が長くなってしまいます。そのため温度を暖かく保つのは良いことなのですが、暖かくすると乾燥しやすくなるので湿度にも注意して下さい

カナヘビの卵を上手に孵化させるポイント

カナヘビの卵を上手に孵化させるには「温度管理」と「湿度管理」が重要になってきます。

卵は産卵後から約1ヶ月程度で孵化

しかし、孵化するまでの期間は卵の管理状況によって異なってきます。

カナヘビの卵は寒いところにあれば孵化まで時間がかかりますし、暖かいところにあれば孵化までの時間が短くなります。

卵の管理は「23~29℃」を目安に温度を保つようにする

そして、暖かい状態を保つと乾燥しやすくなるので湿度管理も徹底しましょう。
カナヘビの卵は水分を吸いながら大きくなるので、水分不足な環境では大きく育つことが出来ません。数日程度に1回、床材に水分を足すことによって湿度を保ちましょう。

カナヘビが卵を産む期間と兆候

カナヘビが卵を産む期間は、夏から秋の時期にかけて産卵をします。

産卵の兆候、ケースの壁をよじ登ろうとしたり、土を掘り始めたりする様子が見られる

そういった様子がカナヘビに見られれば、産卵はもうすぐです。

カナヘビの卵を上手に孵化させることが出来るように、今回ご紹介させていただいたことを参考にしてみて下さい。
孵化させることが出来たカナヘビの赤ちゃんは、愛情を持って育ててあげましょう。