レオパが脱皮不全となり尻尾が剝けない…そんなときの対処方法

レオパが脱皮不全で尻尾がキレイに剝けないときにはどうしたらいいのでしょうか?手助けしてもいいのか、触らないほうがいいのか迷ってしまいますよね。

そんなときには、しばらく様子を見てレオパ自身で脱皮が難しいようなら手伝ってあげてください。レオパが暴れたり、できないようなら病院へ行きましょう。

脱皮不全となったときの対処方法、予防方法を紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

デグーのケージは手作り出来る。材料や作り方やメリットとは

デグーをペットとして飼いたいと思っている方や、すでに飼っているという方もいるでしょう。大きさはハ...

レッドビーシュリンプと混泳はできる?テトラとの相性

レッドビーシュリンプとテトラを混泳してもいいのでしょうか?赤と白のレッドビーシュリンプとブルーのライ...

犬は飼い主を忘れない!理由と犬の記憶について簡単に解説

犬は飼い主のことを忘れない動物です。これは、犬が飼い主と共に過ごした時間においての飼い主の匂いや姿、...

ベタのヒーターはいつから入れたらいい?ベタの飼育の方法

ベタのヒーターはいつから必要でいつからいらなくなる?暖かくなるときや寒くなるとき、いくくらいからヒー...

エビに優しい水槽の水換え方法!負担の少ない注水が基本

レッドビーシュリンプは赤と白のコントラストが美しく、ペットしても人気のエビです。お世話で欠かせない水...

【アカヒレの飼育】屋外の場合の注意点とコツについて説明します

初心者でも飼いやすいと言われるアカヒレですが、屋外だけではなく場所によっては屋外での飼育も可能となっ...

ウサギのケージの掃除の仕方と道具を紹介。頻度や選ぶポイントも

見ているだけで癒されるウサギはペットとしても人気です。ウサギは自然界では穴で暮らす生き物なので、...

【チャボの飼育方法】室内で飼う場合に注意するポイントとは

日本の天然記念物となっているチャボ。ペットとして飼っている人も多く、ニワトリよりも小さいので飼育しや...

カナヘビを飼育する際には冬場のお世話が最重要!

カナヘビはヘビ科トカゲ。 漢字では愛蛇と書き、その名前の由来とも言われるほど可愛いトカゲでペットとし...

硝酸塩が発生する理由と水槽内の濃度を下げる方法

水槽内の硝酸塩が増えすぎると注意が必要です。アンモニアほどではありませんが、多過ぎる硝酸塩は、サンゴ...

グッピーの稚魚を育てるための別水槽の必要性について考えよう

グッピーの繁殖に成功して稚魚が生まれると、親と同じ水槽に入れないようにした方が良いと言われています。...

グッピーの稚魚の性別判断は難しい。成魚の判断方法を確認

グッピーのオスメスの性別は見分けることが出来ますが、稚魚の時点で性別を見分けることは出来るのでしょう...

インコの保温には湯たんぽが使える。ビニールで保温効果アップ

インコが寒そうにしていたり、体調が悪そうな時はインコを温かい環境においてあげたいものです。イ...

レオパが脱皮前後に食欲がなくなる原因とその対処法

レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は脱皮をする生き物ですが、脱皮前後に食欲がなく餌を食べなくなってしま...

カナヘビの飼い方とは?土の役割と飼育に向いているものを紹介

カナヘビの飼い方で必要となる土はどんなものを用意したらいいのでしょうか?外でつかまえたものであれば、...

スポンサーリンク

レオパが脱皮不全で尻尾に皮が残ったときの対処方法

レオパは定期的に脱皮を繰り返しますが、脱皮不全になってしまうことがあります。

脱皮がうまくいかずに部分的に脱皮不全になったら、残った皮が乾燥して体に食い込み、血行障害を起こしてしまう可能性があります。そうならないためにも、脱皮が始まったら注意深く観察し、脱皮不全になっていないかどうか気をつけなくてはなりません。

レオパが脱皮不全で尻尾だけ皮が残ってしまっているような場合は、少しだけ様子をみてください。

2~3日たっても脱皮できないようなら対処が必要です。

脱皮不全になって残っている皮を取り除く必要がありますので、やり方をご紹介します。

まずはぬるま湯を用意してください。ぬるま湯の中にレオパを入れるか、脱皮不全の尻尾だけを浸して皮をふやかします。

皮がふやけたことを確認したら、次にピンセットで皮を慎重にめくっていきます。レオパが暴れだしたら体を押さえつけるようなことはせずに、無理をしないで様子を見ながら行ってださい。また、皮が十分にふやけていないうちに力を入れて剥がすようなこともしないでください。慎重に、丁寧に皮をむいていきます。

皮が全部むけたら、最後にもう一度確認してください。皮が残ったままだと壊死してしまう場合があります。尻尾だけでなく、指先など全体を確認しておきましょう。

レオパの脱皮不全で尻尾だけできないときは…

レオパの脱皮がうまくいかずに、尻尾だけ皮が残ってしまった場合は、まずはぬるま湯で皮をふやかしてから丁寧に剥がしみてください。
皮をうまく剥がすことができなかったり、レオパが暴れて無理なような場合は病院へ連れて行くようにしましょう。
動物病院によっては犬猫中心で小動物や爬虫類の診察は行っていないところもあります。レオパを飼いたいと考えたときに、近くに爬虫類も診てくれる病院をあらかじめ探して見つけておくことが重要です。

飼育方法やちょっとしたトラブルへの対処方法なら購入先のペットショップで相談するのも良いです。わからないことや困ったことがあったら、悩んでいないで詳しい人に聞いて対処することが大切です。

脱皮不全をそのままにしておくと、残った皮が乾燥して体を締め付け、最悪の場合は血行障害を起こして壊死してしまうこともあります。

または自分で無理やり皮をはがそうとして怪我をしてしまうこともあります。脱皮不全になって自分では対処できない場合はすぐに病院へ連れて行くようにしてください。

なぜ起こる?レオパの脱皮不全

脱皮不全の原因には湿度や温度、ストレスなどが考えられますが、レオパの脱皮不全の一番の原因は乾燥です。

特に冬の乾燥する時期は脱皮不全をおこす可能性も高くなりますので注意が必要です。

レオパは湿度や温度にとても敏感なため、脱皮の時期は特に気をつけなくてはなりません。通常では40~60%程度で保っている湿度も、脱皮が始まったらいつもより少し高めにして70%に保つようにすると安心です。霧吹きを用意して、湿度がたりなようなら霧吹きでケージの中を湿らせておきます。

レオパを飼育する温度は25~30℃の間が良いですが、脱皮の時期は30℃で保つようにします。ケージの中は暖かいところと涼しいところを作ってあげてください。暑すぎたら涼しい場所へ逃げることができるようにします。

ストレスが原因のこともありますので、脱皮が始まったらケージを静かなところへ移動し、ケージの中にむやみに手を入れたりしないようにしてください。ストレスを感じないように落ち着ける環境を用意してあげてください。

尻尾までの脱皮を成功させる温度や湿度

レオパの脱皮不全を防ぐためには、温度と湿度に気をつけてください。

ケージの中に温湿度計を取り付けて、脱皮が成功するように飼育環境を整えます。

レオパの体全体が白っぽくなってきたら、脱皮が近いということです。ケージの中の湿度はいつもより少し高めにしてください。

湿度を高くするには、ケージの中を霧吹きで軽く湿らせておくようにします。時折、湿度を確かめて、脱皮が始まったら湿度は70%くらいにしたほうが良いでしょう。

また、水を入れる容器を大きめにしてください。脱皮がうまくいかない時にレオパが水に入って皮を剥がれやすくする場合があります。そのためにも水はぬるま湯にして、30℃くらいにしておきましょう。水の温度はこまめにチェックするか、パネルヒーターの上に水の容器を置いて30℃を維持できるようにするのも良いと思います。

温度管理も大切です。レオパは室温が下がると活動が鈍くなりますので、脱皮もうまくいかなくなる可能性もあります。特に冬は乾燥もしますが室温も下がりやすくなります。ケージの中に温湿度計を取り付け、温度30℃位に保つようにしてください。パネルヒーターなどを使用すると便利です。

爬虫類は自分で体温調節ができないので、ケージの中は暖かいところと涼しいところを作ってあげることも大切です。暑すぎた場合は涼しい場所へ移動することができます。

レオパが脱皮不全しないためのウェットシェルター

レオパの脱皮を成功させるために、ウェットシェルターを用意してあげると良いです。ウェットシェルターとは湿度を高めることができるもので、レオパの隠れ家のように使うことができます。

湿度が高いと皮が柔らかくなるので、脱皮の時期は湿度を高く保つ必要があります。うまく湿度をコントロールできない場合はウェットシェルターを使うと便利です。ウェットシェルターは湿度を高く保つことができ、またレオパが体をこすりつけることで脱皮の手助けにもなります。

ウェットシェルターは素焼きの陶器でできています。サイズもいくつかありますが、レオパは狭いところが好きなので、体にピッタリと密着するくらいのサイズを選んでください。ウェットシェルターの上部には水を溜めることができ、陶器に水が染み込むようになっています。

ザラザラとした表面はレオパの皮を引っ掛けやすいので、皮が剥がれやすくなります。陶器製のウェットシェルターはカビも生えやすくなるため、こまめに洗ってカビがないかどうかチェックするようにしてください。

ABS素材でできているウェットシェルターもあります。上部の水を溜める部分は陶器でできていますが、本体はABS素材なのでカビの発生を抑える効果があります。

ウェットシェルターを使わずに、水苔を使ってウェットシェルターを作ることもできます。タッパーに穴を開けて出入り口を作り、タッパーの中には水で濡らした水苔を敷き詰めます。十分な湿度を保ち、水苔で皮がめくれて脱皮を助ける役割もします。

レオパが脱皮不全を起こさないためにも、ウェットシェルターはとても便利です。脱皮が始まったら温度と湿度に注意して、静かに見守ってあげてくださいね。