引き戸を開け閉めした時に聞こえるレールからの音。中でも賃貸物件に住んでいると、隣に住んでいる人に聞こえないか気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、引き戸のレールの音が気になる場合の対処法について説明します。まずは市販の潤滑油やロウソクを使って滑りを良くしてみましょう。
しかし、それでも音が気になる場合は戸車を交換する必要があります。その交換方法についてもご紹介します。
ただ、引き戸のレールと戸車にはいろいろな種類があるので、よくわからない場合は業者へ修理を依頼するようにしましょう。
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引き戸のレールの音が気になる場合の対処法
引き戸を使っていると、いつの頃からかレールから音がするようになったなんて経験、ありませんか。まさに今がその時という人もいるでしょう。
和室や収納部分に良く使われている引き戸ですが、開閉する度にゴロゴロやガタガタと音がすれば、とりあえずゴミの詰まりなのではないかと思い引き戸を取り外し、レールや台車、戸車にゴミが詰まっていないかをチェックしたりすることもあるでしょう。
ゴミが付いていたのであれば、丁寧にそのゴミを取り除くことで音が解消されることがあります。しかし場合によってはゴミを取り除くだけでは、この音が解消されないときもあるでしょう。あまりにもガラガラやキュルキュルと大きな音がすれば、近隣に迷惑をかけるのではないかと気が気ではないはずです。
そんな時は、ホームセンターなどで購入することができる潤滑油を使ってみることをオススメします。
サビを落としつつサビ止めをし、更に動きをよくするという、浸透力抜群な潤滑油を使えば、接続部分の摩擦を解消することができ、引き戸がなめらかに動くこと間違いなしです。
迷走電流も防いでくれます。また、付属のエクステンションチューブが付いているので、装着することで狭いところにも正確に噴射することが出来るでしょう。
商品がわからない場合は、ホームセンターなどで店員さんに相談してみるとよいでしょう。
戸車を交換すれば、引き戸のレール音は気にならなくなります
引き戸を外してゴミやホコリを取り除いたり、潤滑油をさしてみても、イマイチ効果がなかったというお宅もあるかもしれません。
どうにもならなかったと、音を我慢したまま数年経過しているなんて人もいるでしょう。しかし、どうも気になるこの引き戸のレールから発せられるガラガラという音。戸車の劣化が原因かもしれません。ドアの下に付いている車輪部分である戸車。これを交換すれば、解決できることもあるのです。
自分で戸車を交換する方法
但し、この方法はあくまでも自己責任で行ってください。
1.戸車キャップを外します。
ペンチを戸車キャップの二つの穴に刺し、中央部分を挟みながら、手前に引き抜きます。先の細いラジオペンチなどを使って傷がつかないように引き抜きましょう。ペンチの先には布テープなどを巻いて行うと傷がつきにくくなります。
2.次に戸車を外します。
戸車カバーを外した穴から、押し出すような形で戸車を外しましょう。押し出すと、戸車が下から出てくるので、ペンチで引き抜きます。ドアを傷つけないように注意して行いましょう。
3.型番を確認しましょう。
戸車には型番が記載されているはずです。型番を確認して戸車を購入しましょう。ホームセンターで扱いがないようであれば、インターネットを利用したり、引き戸のメーカーに問い合わせてみると良いでしょう。
後は新しい物を取り付けるだけです。交換すれば、引き戸のレール音は気にならなくなるはずです。快適に引き戸を使用することができます。
引き戸のレールと戸車の種類についても理解しましょう
引き戸のレールから音したり、開閉がスムーズでないことをストレスに感じている人は少くありません。
出来る限り引き戸の滑りを良くして、快適に開け閉めしたいものです。レールと戸車にはいくつか種類があるので覚えておくと、音の原因が見えてくることもあります。
引き戸のレール
丸型
従来より使用されていた形ですが、最近はこの形が減ってきています。レールが半円形に突起していて、底に半円型にへこんだ戸車がはまる仕組みになっています。
平型
レール自体がなく、敷居の上を戸車が直接動きます。ふすまや障子など、日本の昔ながらの引き戸はこのタイプが多いでしょう。
V型
レールと戸車の断面がVの字になっています。レールが床に埋め込まれているので、安定しやすいが特徴です。足も引っかかりにくいでしょう。
Y型
レールと戸車の断面がYの字になっています。V型同様、レールは床に埋め込まれています。へこんでいるところに戸車ががはまる形になる為、Vの字よりも外れにくいのがメリットです。
T型
V型、Y型同様、レールは床に埋め込まれています。違う点は、戸車全体ではなく、突起の部分だけがレールにはまるような形をしています。溝を浅く掘れば設置が可能です。
引き戸を開け締めする時の音やレールの音の防音対策方法について
引き戸は開き戸と違い、部屋のスペースを広くつかえるというメリットがあります。しかし、引き戸になっていることで勢い良く開け閉めしてしまい、大きな音に繋がることも考えられます。また、レール音が気になるという人もいるかもしれません。
引き戸を開閉する時のレールの音は、摩擦によって発生します。この音が振動として伝わった場合、別の部屋まで音が響いてしまいます。
キイキイやゴロゴロと摩擦によって大きな音が出来るようでしたら、まずは、レールの溝や戸車のホコリがゴミを取り除き、掃除するのが賢明です。また潤滑油やロウソクなどを使って滑りを良くすると、騒音が解消されたり軽減することもあるでしょう。
戸車が外せるようでしたら、外して掃除をしてみましょう。それでも音がするようでしたら、戸車が傷んでいる可能性が考えられます。その場合は、戸車自体を交換するのが一番良い対策でしょう。
また、開閉する際のゴロゴロという大きな騒音は、開閉による摩擦によって生じる音が、引き戸全体に伝わったものです。引き戸だけでなく、床や壁にも音は伝わります。そうなると、全体で大きな音になってしまいます。また振動音は遠くまで響くために、隣近所に伝わってトラブルなどを招いてしまい兼ねません。注意が必要です。
戸車にトラブルなどがなくても、レール自体の木がなどが傷んでいるなどの原因で音がしてしてしまうこともあるでしょう。
そのような時は、引き戸やふすまの滑りを良くしてくれるテープを利用してみるとよいでしょう。テープを貼ると、滑りがよくなるだけでなく、振動を軽減することが出来るため、防音対策になります。
自分で引き戸の戸車の交換ができない場合は、修理に出しましょう
戸車の劣化が原因で、引き戸を開閉した時にレールから音がするのであれば、戸車を交換するしか、音を止める方法はありません。
自分でできれば、勿論安価で修理が可能ですが、出来ない場合や自信がない場合、破損の心配がある場合などは、修理を頼む方が無難でしょう。
どこに頼めば修理出来るのでしょうか。大抵の人は工務店やリペア業者に依頼することが多いと思います。
しかし工務店によっては、引き戸などの小さな修理を苦手としているところもあります。リペア専門業者であれば、ドアの修理を得意としているところも多く、よって知識や技術も確かかもしれません。そのようなリペア専門業者の仕上がりは、もちろん綺麗であるはずです。
レールの修理を依頼する際のポイント
まず業者に状況を説明し、修理したい箇所をみてもらう必要があります。見てもらった際に、質問があればその場でしましょう。あとは、詳細に見積もりをもらって検討することです。
クローゼットの引き戸の戸車とレールを同時に交換する場合は、3万円未満が妥当なところだと思います。
戸車の部品やレールは、ホームセンターなどで購入することが可能なので、それほどの費用が掛かるのであれば、自分で交換しようと考える人もいると思います。交換の作業自体はそれほど難しいことではありません。
しかし、合う戸車がホームセンターなどにない場合も考えれます。その場合は、探す手間がかかったり、メーカーからピッタリの戸車を探す時間が必要になります。そのような事を踏まえると、業者に依頼した方が無難と言えるかもしれません。
引き戸を修理して、レール音がおさまれば、あとは日頃のお手入れが大切になってきます。こまめに掃除機をかけたり、レールや戸車にゴミやほこりがつかないように気をつけることが重要なのです。
スムーズにそして静かにあなたのお宅の引き戸が動き、その状態が継続されるよう、心から願っています。