小説、単行本、雑誌など本好きの人ならいつの間にかたくさんの本に囲まれてしまっていませんか。
本棚は一杯、保管する場所がないので取りあえずダンボールに詰めて押入れやクローゼットにしまっておこうと思っていませんか?
本をダンボールに入れて保管する方法はやりがちですがあまりおすすめ出来ません。
その理由と、本を保管する場合の注意点を紹介します。
本の保管で大事なことの一つに湿気があります。ダンボールではなく別の保管の仕方をご覧ください。
また長期間保存する場合は、ほこりや虫害や本の変形にも注意しましょう。
保管のポイントを紹介します。
また増えてしまった本の整理の仕方も、併せてお読みください。
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本の保管をダンボールでしてはいけません
本が大量にあって片付けたいときは、手っ取り早くダンボールに詰め込むことを考えてしまいます。ですが、本の保管にはダンボールは向かないことを知っていましたか?
本、つまり紙は意外と傷みやすいものです。実際に古い本を久しぶりに読もうと開いたときに、あまりに傷んでいて驚いた経験はないでしょうか。
大切な本なので捨てずに丁寧に保管していたはずなのに、本のあちこちが傷んでいたということがあります。このことからも、本、つまり紙は意外と痛みやすいことがわかると思います。
その傷みの原因は湿気と日光です。湿度の高いところに本を長い間置いておくと、湿気で紙やヨレヨレになり、カビが生えてしまいます。湿気やカビで活字のインクがにじんで読めなくなっている場合もあります。
カビが生えてしまうと臭いも気になりますが、カビによる健康への被害も心配です。どんなにお気に入りの本でも、長く読んでいる気にはなりません。
本は湿気に弱いので、保管するときには風通しの良さにも気をつけなくてはなりません。
本に日光を当ててしまうと、本が色褪せしてしまい、それが劣化に繋がります。日光だけでなく、蛍光灯の光にも紫外線が含まれていて本を劣化させてしまいます。日光や蛍光灯の光が届かないような保管方法を考えてください。
どんなに風通しが良い場所でも光が当たってしまう場所は、本の保管には不向きです。
本棚や本を保管するケースに紫外線防止フィルムを貼るのも良い方法です。
本の保管はダンボールよりもプラスチックケースがおすすめ
本の保管にダンボールが向かない理由は、ダンボールが湿気を吸収しやすいためです。
本は湿気に弱く、湿気の多いところに保管してしまうとカビが発生してしまいます。本の保管にダンボールを使うと、ダンボールが湿気を吸収してしまい、湿気の高いところで本を保管していることになってしまいます。
本を保管する場合はプラスチックケースがおすすめです。本の保管ように丁度よいサイズのケースが販売されていますので。ぜひそれを使うようにしてください。
湿気の多いところで保管するしかない場合や、より湿気を防ぎたい場合は、乾燥剤も一緒に使うと良いです。乾燥剤は本の間にも置けるシートタイプがおすすめです。
時々窓を開けて空気を入れ替えたり、風通しを良くする工夫も必要です。除湿機を使うのも効果的になります。
年に1~2回は虫干しをすることもおすすめします。天気の良いカラッとした日を選んで虫干しをしてください。
本の保管は、ほこりや虫害や変形に注意
本を保管するときは、湿気や日光の他にほこりや虫の害にも気をつけてください。特にホコリは虫を繁殖させてしまったり、カビも発生させてしまいます。
本にほこりがつかないように、掃除のときにはこまめにほこりを取り除くようにしましょう。
本棚を用意する場合は扉があるものを選んでください。扉があるとホコリを防ぐことができます。
扉が無い本棚を使っている場合なら、本にほこりがつかないようにカーテンを取り付けても良いでしょう。棚に突っ張り棒を取り付けてから、カフェカーテンなどを取り付けます。
少しでもホコリがつかないように本の上に布を被せておくか、本を不織布のケースに入れるのも良い方法です。本にカバーをかけたり、しばらく読む予定がない本ならラップで包んだりビニール袋に入れる方法もあります。
ホコリは虫の原因にもなります。ホコリがつかないようにして、こまめに掃除をすることはもちろんですが、心配な場合は定期的に燻蒸剤を使うと良いでしょう。防虫剤を入れておくこともおすすめします。
本棚に本を保管していても、キチンと保管ができていないと本が変形をしてしまいます。本を立てて保管すると倒れやすいため、変形してしまうことも多くなります。本棚の中でもブックエンドを利用して、変形を防ぐようにしてください。
本の整理をしよう。片付けのコツを紹介
本棚の中から本があふれてしまい、もう収納するスペースがなくなってきたら、別の場所に保管することを考えなくてはなりません。このタイミングで本を整理すると良いでしょう。
本を保管する前に、本棚にそのまま残す本、ケースなどに収納して保管する本、処分する本の3つに分けます。本棚に残す本は読みかけの本や近いうちに読み返したり本、ちょくちょく開く機会が多い本などです。本が増える事も考えて、本棚の中に空きスペースを作っておくようにしましょう。
すぐにではないけれどもまた読み返したい本や希少価値のある本などは本用のケースを用意して保管します。それ以外の本は思い切って処分してしまいましょう。
これから先も本はどんどん増えていきます。全ての本を保管しておくことには無理がありますので、もう読まないと思われる本や思い入れのない本は取っておく必要はありません。読みたくなったらまた購入するか借りるといいだけです。
本が好きな人なら、本はすぐにまた増えていき、あっという間に本棚がいっぱいになってしまうことでしょう。その度に片付けるのも大変な作業です。本を読み終えた段階で、本をとっておくか処分するかを判断すると良いです。もう読まないと思われる本は、読み終えた時点で古本屋に持っていったり誰かに譲るなどして、処分するようにしましょう。
残しておく本は、読み終えて本棚にしまうときにきちんと保管するようにしておきます。本棚の中で本や倒れてしまうことがないよう、ブックエンドなどを使って正しい状態で収納してください。本を積み重ねたり斜めに寄りかかったままにしておくと本が変形してしまいます。ギュウギュウに詰め込みすぎるのも良くありません。本を出し入れする時に破れたりして本を痛めてしまいます。
ダンボールは使わない。正しい本の保護・保管場所・修復について
本の保管には室温16~22度、湿度40~60%が適切と言われています。これを参考にして本の保管場所を考えてみると良いでしょう。湿度が高いところで保管するとカビを発生させたりして劣化を早めてしまいます。湿度が気になる場合は乾燥剤も一緒に入れると安心です。風通しを良くする工夫もしてください。
本の劣化を防ぐために、保管する前に本を保護しておくと良いです。本を収納する前にカバーをかけたりラップで巻いておき、少しでも劣化を防ぐようにしましょう。本は日光に当てるのも良くないです。紫外線で色あせしてしまいます。蛍光灯にも紫外線が含まれていますので、日光や蛍光灯の光が届かないように保管します。紫外線防止フィルムを貼ったり布を掛けておくなどして防ぐようにしましょう。
本を保管するときはダンボールは使わないで、プラスチック製の本用ケースを用意してください。本用のケースは本を立てて収納できますので、本を寝かせて積み重ねて収納しないようにしてください。本の重みで本同士がピッタリとくっついてしまったり変形させてしまう恐れがあります。
また、ホコリが被らないようにもしてください。ホコリは虫やカビの原因になってしまいます。防虫剤も一緒に入れておくと良いでしょう。
保管して残したい本は大切な本だと思います。少しでも長く良い状態のまま残すことができるよう、本に合わせた適切な保管をするようにしましょう。