メダカの越冬に水草は必要なのでしょうか?冬を越すときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう?
越冬できる水草の種類にはどんなものがあるのでしょうか?また、メダカと相性の良い水草とは?
メダカが安心して冬を越すことができるように夏から秋にかけてこのような準備をしておきましょう。メダカを越冬させるときのポイントを紹介します。
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メダカの越冬に水草は必要?大切なのは水量
メダカは年間を通じて屋内外で飼うことが可能なお魚です。
北日本では冬の屋外飼育はできませんが、雪が降らない地域ならば屋外でも越冬にチャレンジすることも可能です。
その場合は多少の知識と経験が必要になってきます。
そこでメダカを上手に越冬させてあげる方法について少し調べてみましょう。
まずメダカの越冬には環境が大きく影響します。生体が健康であることが第一条件です。
ご自宅で飼育中のメダカたちが健康であるかどうかよく観察してみてください。
おぐされや白点病など病気を発症していたり様子がおかしい場合は早急に対応してください。
体調チェックをして大丈夫であればついに越冬準備なのですが、ここで重要なのが『メダカは冬眠をする』生き物だということです。
冬眠体制に入るのは屋外飼育でのみ見られる生態です。
もし屋外で飼育なさっているのであれば冬眠の準備を手伝ってあげるといいと思います。
メダカは11月から3月までの間に冬眠を行います。
ですが弱い個体はどうしても越冬できないこともあります。
冬眠をさせるのであれば覚悟を持って冬眠させましょう。
さらに越冬させる上で飼育のポイントとなるのが『水量たっぷりで冬眠させてあげること』です。
他にも細かなポイントがありますので紹介していきますね。
メダカの越冬で水草を入れるならコレがおすすめ
メダカを越冬させる際の環境として、下記のような準備が必要になってくると思います。
- 水槽
水槽はプラスチック製やガラス製のものよりも発泡スチロールや陶器のものを選択するほうが良いかと思います。
ガラス製のものなどは寒さを遮りにくいため囲いなどをして対応する必要があります。 - 底砂
底砂は砂利よりも砂、砂よりも土が好ましいです。
さらに水草を入れてあげるとメダカは越冬しやすくなります。
ただ屋外飼育ではメダカは大丈夫でも水草は弱って枯れてしまったなんてこともありえますので寒さに強い水草を選びましょう。
メダカの越冬におすすめの環境の変化に強い水草は以下のような種類です。
- アナカリス
水と光さえあれば育つ生命力と繁殖力のある水草です。
水中に植える水草ですが、凍らなければ越冬もできてしまう強者です。 - カボンバ
アナカリスに比べると葉が細く密集して植えてもスッキリとした見た目になります。
アナカリスと同じく成長速度が早いです。
水中で育てる水草は水上に顔を出している浮遊型の水草よりも温度変化の少ない場所で育つことができるので長持ちする傾向にあります。
メダカの越冬に役立つ水草は他にもこんな種類があります
水草は冬場の越冬では隠れ家や寝床として活躍しますが、夏場でも産卵床などになるためメダカのためにも用意してあげたほうが暮らしやすい環境となります。
水上に浮かんでメダカたちの日陰になってくれる種類もありますし、水中でも水上でも育つという種類の水草もあります。
夏場に活躍するのは浮遊型のホテイアオイ草やアマゾンフロッグピットは繁殖力が高く花を咲かせる種類もあるため水槽も華やかになります。
冬になると枯れてしまう種類が多いため、購入の際はお気をつけください。
水上でも飼育できる水草はアメリカンスプライトやハイグロフィラシリーズ、ウォーターマッシュルームなどがおすすめです。
水中では赤い色の葉をしている水草が、水上に顔を出すと緑に変わっていたりと多彩な顔を見せてくれるのが水上でも水草の魅力です。
越冬は難しいことも多々ありますが花をつける種類が多く、夏は日陰を作る役割もにない水中部分では隠れ家や産卵床として活躍してくれるためお得な水草ですね。
メダカと相性の良い水草の選び方と植え方
ご自宅のメダカたちと相性のいい水草を選ぶ際には気をつけたいポイントがいくつかあります。
それは飼育環境の水質や水温、日照量などによって変わってきます。
メダカを飼育するのに適しているph値は平均してph6.5~7.5の間であるとされています。つまり大体中世前後に水質を合わせていれば問題ないということですが
メダカは丈夫な生き物なのでそこまで水質にこだわりすぎなくても飼育できる特徴も持っています。
そのためメダカたちの振れ幅に近い、水質の振れ幅があっても大丈夫な水草を選ぶことがまずひとつのポイントとなるでしょう。
つぎのポイントである水温ですが、メダカの飼育に適した水温は18~25℃くらいといわれています。
もっとも、メダカは越冬できる生き物ですので水温が5℃前後になったとしても冬眠して生きていくことができる生態を持っていますが、水草もそういった種類を選ぶほうが飼育の上で気にかけることが少なくなるため楽に飼育を行えるのではないでしょうか。
さらにさいごのポイントとして日照量なども見ていきましょう。
メダカは全く光が当たらない場所では体に必要な栄養を作り出すことができずある程度の光量を確保する必要があります。
ですがメダカの場合は直射日光の当たらない明るい場所では生きていけるため、ここでも水草に必要な日光量を確保できるかという部分で考える必要が出てくるでしょう。
各々水槽の環境に合わせて、似合う水草を選定してください。
メダカの越冬の準備は早めにしておきましょう
メダカの越冬には早めの準備を行っておきましょう。
秋から冬にかけては急激に気温が下がったりということもありますので早めの準備でバッチリ越冬できる環境を作っておくことが大切です。
越冬の準備は水槽が寒さに耐えきれるものかどうかや、越冬できるメダカの健康状態のチェック、水草の状態も管理しなくてはなりません。
水槽にプチプチやすだれ、わらなどをかけて覆い寒さ対策を行ったり、弱っているメダカは室内飼育に切り替えて越冬させないような措置を取るなどの対策をしておきましょう。
水面が凍ってしまった水の中でも生きられるほどに元気なメダカたちですが、それでも厳しい冬に耐えきれない個体というものも出てきてしまいます。
越冬させることのできる生き物ですが無理のない範囲で越冬の様子を観察したいですね。