レオパの脱皮にかかる時間と脱皮不全を防ぐためのコツについて

レオパは種類によって1ヶ月に2回脱皮すると言われていますが、時間はどのくらいかかるのか飼い主として気になるのではないでしょうか。

レオパは夜行性なので脱皮も夜中に行われるようですが、何日間かかるのか理解しておいた方がよいでしょう。

今回は、レオパの脱皮にかかる時間や頻度について説明します。脱皮に時間がかかり過ぎる場合は脱皮不全となっている可能性が高いので、対処法についても覚えておきましょう。

また、脱皮不全を起こさないためのコツについても説明します。大切なのは湿度とストレス管理です。飼い主として注意して様子を見守ってあげましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

【クワガタの温度管理】日本の暑い夏を乗り切るための方法とは

クワガタは夏に活動しているから、気温が高くても問題ないと思われてしまいますが、実は夏こそ温度管理が必...

犬は飼い主を忘れない!理由と犬の記憶について簡単に解説

犬は飼い主のことを忘れない動物です。これは、犬が飼い主と共に過ごした時間においての飼い主の匂いや姿、...

金魚の水槽のライトは何時間つけておくべき?金魚の飼い方

金魚にライトをあてるなら時間は決めたほうがいいのでしょうか?金魚にライトをあてないと起きてしまうデメ...

ハムスターの砂浴びする時間帯と必要な理由や掃除頻度とは

ハムスターには砂浴びをする時間が必要なので、ハムスターを飼育するときは砂遊び場を用意してあげましょう...

ミナミヌマエビの水槽に入れる水草に付着した残留農薬の除去方法

ミナミヌマエビを飼育している人の中には、水槽の中に水草を入れたいと考えている人もいるのではないでしょ...

ベタの平均寿命とは?老衰症状が出た場合の注意点について

若い時は元気に水槽の中を泳いているベタ。少しでも長生きしてもらってかわいい姿を見ていたいですよね。...

金魚にヒーターが必要なメリットや正しい使い方について紹介

金魚にヒーターが必要かどうかは、金魚を育てる環境にもよります。基本的には金魚はヒーターがなくても飼育...

水槽のエアレーションの水はね対策!水浸しにならない方法

水槽に酸素を供給するためにエアレーションを使っている方は多いですが、小さな水しぶきが飛び散りやすく、...

ライオンとトラの交配によって生まれた動物たちを紹介します

ライオンとトラはどちらもネコ科ですが、実は交配させて生まれたハイブリッドな動物がいると言われています...

メダカのオスが他のメダカを追いかける原因は?オスの行動を解説

メダカのオスが水槽の中で、他のメダカを追いかける行動を取ることがあります。オスが他のメダカに対して気...

ハムスターの交配は組み合わせが重要!異種交配は絶対に避けよう

ハムスターの交配では組み合わせによって奇形が生まれてしまったり、病気を引き起こしてしまう事があります...

【ヒョウモントカゲモドキの飼育方法】冬の温度管理について

レオパとも呼ばれる人気の爬虫類「ヒョウモントカゲモドキ」。飼育しやすいと言われていますが、冬の間の温...

水槽にミジンコが発生!駆除したほうが良い?ミジンコは餌になる

ふと気がつくと、水槽の中にミジンコが発生していることに気がつくこともあります。ミジンコが発生...

セキセイインコのオスとメスの性格の違いや判別方法を紹介

セキセイインコは人懐っこいの性格なのでペットとしても人気がありますね。また好奇心が強い性格でもあ...

グッピーの稚魚を育てるための別水槽の必要性について考えよう

グッピーの繁殖に成功して稚魚が生まれると、親と同じ水槽に入れないようにした方が良いと言われています。...

スポンサーリンク

レオパの脱皮の頻度とかかる時間について理解しましょう

レオパは飼育が比較的簡単でペットとしても人気がありますが、脱皮のときはちょっと注意が必要です。大抵の場合は問題なく脱皮をしますが、その時の体調や飼育環境によっては脱皮がスムーズにいかなくて、脱皮不全を起こしてしまう場合があります。

レオパの脱皮は、個体によって頻度や脱皮にかかる時間もそれぞれです。

レオパの成長具合によっても違いがあります。

まだ幼いレオパや若いレオパなら10日に一度の間隔で脱皮をすることもありますが、成長したレオパなら月に2回のペースで脱皮をするということが多いようです。
脱皮にかかる時間にも個体差はありますが、3日以内に脱皮が終わると考えて良いでしょう。

つまり、3日たっても完全に脱皮ができていないようなら、脱皮不全を起こしていないかどうか気をつけなくてはなりません。脱皮不全を起こしてしまうと、残った古い皮で血行不良を起こしてしまいます。レオパも辛い思いをしまうので、脱皮不全を起こさないためにも、脱皮が始まったら注意深く様子を見るようにしてください。

レオパの脱皮の時間ごとの変化について

レオパの脱皮が始まるときは、体が全体的に白っぽくなってきます。

脱皮が始まる1日目は古い皮が浮いた感じになり、体が白っぽくなった状態です。この頃から食欲や行動に変化が見られ、いつもより食べる量が減ったりケージの中でも大人しくしていることが多くなる場合もあります。

翌日には古い皮が徐々に剥がれていきます。古い皮が体から浮いてきて、動いているときに自然と剥がれてきたり、ケージのどこかに皮を引っ掛けて剥がれることもあります。レオパ自身も口で古い皮を引っ張ったり、足の指で剥がそうとします。古い皮を剥がしながら食べる場合もあります。顔の周りや尾の先、足の指など部分的に剥がれにくいところもありますが、3日目くらいには全部きれいに剥がれて無くなります。
皮を剥がしながら食べる場合もありますが、ケージのどこかに剥がれた皮が残っていることもありますので、古い皮を見つけたら取り除いておきましょう。

脱皮に時間がかかりすぎている場合は脱皮不全の可能性も

レオパの脱皮の時は、脱皮の状態を必ず確認するようにしてください。

3日たっても脱皮が完全に終わっていない場合や、残っていた古い皮が翌日もそのままの状態だったら、脱皮不全になっているのかもしれません。

古い皮を残ったままにしておくと、皮が乾燥して次第に体を締め付けるようになります。締め付けられた部分は血行不良を起こし、最悪の場合は壊死してしまうこともあるので注意が必要です。顔の周りや首元、指先、尾に古い皮が残りやすくなってしまいます。顔の周りに残った古い皮が目の中に入ってしまい、目を開けることができなくなることもあります。

レオパが脱皮不全を起こているようなら、残さえた皮がうまく剥がれるように飼い主が脱皮を手伝ってあげる必要があります。

古い皮を濡らしながら剥がしていくので、ぬるま湯と綿棒を用意してください。足の指など細かい部分に古い皮が残った場合は、皮を剥がすときにピンセットを使うと剥がしやすいです。

綿棒をぬるま湯で湿らせたら、古い皮が残っている部分を濡らしていきます。皮の上から軽くトントンと叩くようにして、古い皮を湿らせてください。十分に湿らせたら、今度は綿棒で軽くこすっていきます。皮が浮いてきますので、皮をつまんで剥がしてください。皮が残っている部分が広範囲の場合や、綿棒で湿らせただけでは剥がすことができない場合は、レオパをしばらくぬるま湯の中に入れてもよいです。残った皮を十分湿らせることで、皮が剥がれやすくなります。

レオパの脱皮不全を防ぐためには、湿度を上げることが大切

レオパの脱皮不全には湿度と温度が大きく関係してきます。

乾燥していると古い皮が剥がれにくくなり、脱皮不全を起こしてしまいやすくなります。レオパの体が白っぽくなってきたら脱皮が始まりますので、湿度をいつもより高めにしてください。霧吹きを使って、定期的にケージの中に吹きかけて湿度を高くします。ケージの中に水を多めに入れることでも湿度を高くすることができます。湿度は通常よりも高くなるようにし、70%くらいになるようにしてください。

湿度と同じく温度にも注意が必要です。脱皮のときは温度もいつもより高めにしてください。レオパは温度が低いと活動も鈍くなり、脱皮がスムーズに行われなくなります。特に寒い時期は温度に気をつけ、しっかりと保温するようにしてください。脱皮のときは高温多湿の環境にすることで、脱皮不全を防ぐことができます。

ケージの中にウェットシェルターを設置するのもおすすめです。ウェットシェルターは水を入れて使うのでケージの中の湿度を高めに保つことができ、体をこすりつけることで皮を剥がすこともできます。隠れ家としても使えるので気に入ってくれますよ。

レオパの脱皮が始まったら、そっと見守ってあげましょう

レオパの脱皮不全の原因にはストレスもあります。

脱皮のときに飼育環境を大きく変えてたり、強いストレスを与えてしまうと、落ち着いて脱皮することができずに、脱皮を途中でやめてしまうこともあります。脱皮が始まったら落ち着けるように環境を整えてあげましょう。人が出入りするような場所にケージは置かず、1日を通して静かに過ごせるような場所にケージを置いてください。脱皮のときは構わないようにして、そっと見守るようにしましょう。

レオパの脱皮には湿度や温度管理も大切です。湿度も温度もいつもより高めに保つようにします。脱皮は大体3日もあれば終わります。脱皮が始まったら古い皮がどれくらい剥がれたか様子を見るようにし、脱皮不全を起こさないように気をつけてください。

脱皮不全を起こして、飼い主でもうまく皮を取り除くことができない場合は、動物病院で診てもらうようにしましょう。