カナヘビの飼い方で必要となる土はどんなものを用意したらいいのでしょうか?外でつかまえたものであれば、外の土でも大丈夫?
家で飼うときには、きちんと環境を整えてあげることが大切です。
カナヘビに向いている土や敷く量などについて紹介します。できるだけ自然に近づけてあげたいと思う気持ちもわかりますが、病気やカビなどを防ぐにはお店で購入するほうがいいでしょう。
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カナヘビを飼うときには土を用意してあげましょう
カナヘビを飼う際には、環境をキチンと整えてあげる必要があります。飼い方としてとくに気にして欲しいのが、飼育容器に入れる土についてです。
野生のカナヘビは土の上で生活しているため、土が重要
カナヘビを室内で飼う場合は、ほとんどの方が大きめの水槽やプラスチックケースを使用することになりますので、自然界と同じような環境を作るためにも、下に敷きつめる土が重要な役割を果たすのです。
飼育容器にどんな土を敷くかによって、環境が変わってきます
容器の底に底が隠れる程度に土を敷き詰め、その上に腐葉土や落ち葉などを敷くことで、土を乾燥から防いで保湿する役割があります。
ただし、いくら自然に近い状態がベストだとは言え、ただその辺にある土を掘ってきて使うのはあまりオススメできません。それらには粘着質な土が混ざっていることが多いため、カナヘビの体に土がこびりついて固まってしまう可能性が高くなります。
土はどんなものがいいのでしょうか?カナヘビの飼い方
新たにカナヘビを飼い始める際には、カナヘビが元々いた場所の土を使うのがベストですが、それが難しい場合はペットショップなどで飼育用の土を購入することをオススメします。爬虫類専用の敷材を用意するのが一番手っ取り早い方法ではありますが、代わりに別のものでも代用できます。
飼育容器の底に敷く土のおすすめのタイプ
吸湿性にすぐれていて、カナヘビが排泄したフンや尿をすばやく吸ってくれるタイプのものが向いています。このタイプの土を敷くことで、容器内を衛生的に保つことができます。園芸用の赤玉土などは、ホームセンターなどでも簡単に手に入るため、カナヘビの飼育用に使われている方も多いようです。
ただし、赤玉土は掃除の際に洗っても再利用はできませんのでご注意ください。
時々、飼育容器に土の代わりに新聞紙を敷いている方がいらっしゃるようですが、カナヘビの体に巻き付いたり、カビが生えたりする可能性が高いため、あまりオススメできません。
同様にココナッツ系の敷材は、カナヘビが誤って飲み込んでしまい、結果的に命を落としてしまう恐れがあるので、絶対に使わないようにしてください。
カナヘビを冬眠させる飼い方をするときには土を多めに
カナヘビの飼い方で抑えておきたいポイントとしては、カナヘビは冬眠をする生き物だということです。通常の飼育であれば、飼育容器の底に土をまんべんなく敷きつめる程度でよいのですが、カナヘビは土に潜った状態で冬眠をするので、なるべく土を多めに入れて、潜りやすくしてあげましょう。
普段使っている飼育容器とは別に、冬眠用のケースを用意します。
カナヘビは気温が15℃を下回って来た頃から冬眠状態に入ります
寒くなる前に準備しておきましょう。
冬眠前のカナヘビは徐々にエサを食べる量が少なくなり、活動量も減っていきます。やがて完全にエサを食べなくなったら、冬眠に入る合図ですので、冬眠用の飼育ケースを15℃以下を保てる場所に設置します。
冬眠中はエサを食べませんが、冬眠前後に水をたっぷりと飲みますので、ケース内には水を用意してあげてください。また、乾燥のしすぎで冬眠に失敗してしまわないように、暖かい日を見計らって時々霧吹きで水をかけたり、スポイトで口元から水を与えたりしましょう。
カナヘビが喜ぶ飼い方とは?土以外におすすめなアイテム
カナヘビを自然に近い形で飼育するには、飼育容器内の環境をなるべく自然に近づけてあげることが重要です。平らな場所だけでなく、凸凹とした段差を作ることで、良い運動にもなりますし、活発に動く姿を見ることができます。
自然に近い形ということで、拾ってきた木の枝などを入れたくもなりますが、室内に寄生虫やカビなどを持ち込む可能性が高くなりますので、可能であればペットショップなどで飼育用として
カナヘビが安心して隠れられる場所として、シェルターを作ってあげるのもオススメ
市販の爬虫類用シェルターを用意する方法以外にも、板や園芸用の鉢などを利用して、自分で作ることも可能です。カナヘビの心の安定を図るうえでも、シェルターはとても重要な役割を果たすと言えるでしょう。
シェルターの居心地が良いと、寝る時以外にもほとんどの時間をその中で過ごすカナヘビもいます。体の成長に合わせて、サイズを大きくしてあげましょう。
カナヘビの土は交換すべき?掃除の方法
カナヘビは比較的環境の変化に強い生き物ですが、飼育容器の中はなるべく清潔に保っておきたいものです。ケース内に土のみを敷いている場合は、フンはなるべくこまめに取り除いておけば、土の交換はそれほど必要ありません。
カナヘビと一緒に生き餌を飼っている場合
掃除をしてもフンを取り切れないため、一ヶ月に1回程度は掃除をする必要があります。
ただし、ニオイや汚れが気になる時は、その都度交換するようにしてください。
ケース内に植物を入れている場合は、カナヘビの排泄物を土壌中のバクテリアが分解してくれる作用があるため、頻繁に土を交換する必要はありません。
実際に飼って見るとよく分かることですが、カナヘビは実に可愛らしい存在です。飼育環境が整っていれば、10年も生きるケースもありますので、愛情を持って育ててあげてくださいね。