レオパは脱皮をした皮を食べるって知っていますか?
レオパは脱皮を繰り返しながら成長していくのですが、皮を食べることに驚く方も中にはいるようです。
レオパは数日かけて脱皮を行いますが、上手く脱皮できずに脱皮不全になってしまう子もいます。
脱皮不全のままにしておくと、場合によっては命を落としてしまうこともあるので、脱皮を手伝ってあげましょう。
レオパは脱皮を食べるの?レオパの脱皮方法とその注意点を詳しくご紹介します。
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レオパは脱皮を食べるの?レオパの脱皮方法
ヒョウモントカゲモドキ、通称『レオパ』。ペットとして人気の『レオパ』ですが、その生態や飼育方法についてはあまり知られていません。
レオパはヤモリと同じ爬虫類の仲間ですから、脱皮を繰り返して成長していきます。
脱皮を終えた後の抜け殻の皮を食べ脱皮終了となり、それを繰り返し成長していきます。
脱皮の周期としてはベビーの時期はペースが早く、10日に一度の周期で脱皮を繰り返します。
それからヤング期を経て誕生から一年ほどかけて、成体にまで成長していくのが通常です。
レオパが成体にまで成長するには約1年の歳月が必要と言われています。
ベビー・ヤング・アダルトと、3成長期に区分されるレオパ。
一応の目安がありますが、成長過程についてはその個体によって差があります。
ですから、自分のレオパの成長をよく観察しつつ、脱皮の間隔などを確認しながら成長を見守りましょう。
レオパは脱皮を食べるため、脱皮の前後は餌を食べなくなる
レオパは脱皮の前後、餌を食べなくなります。
先程説明したように、レオパは脱皮した自分の皮を食べます。
ですから、自分の皮でお腹がいっぱいになるのでしょう。
脱皮の時期には、餌を食べなくなるのが一般的です。
体全体が白っぽくなっていると『脱皮が始まってるな』と確認することができます。
蛇のように、抜け殻が残り『脱皮した』と誰が見てもわかるような脱皮の仕方ではなく、鼻の先から皮が剥けてきて、剥がれてきた皮を自分で口先で外し、外した皮を食べながら脱皮を進めていきます。
ですから、レオパの餌の減りが少なくても、心配せずにまずは体の色などを確認して脱皮中かどうかを判断しましょう。
脱皮を食べるレオパは脱皮不全になることもあるので注意が必要
脱皮した皮を自分で食べながら成長を繰り返すレオパ。
自分で自分の皮を食いちぎりながら脱皮しますので、ちょっと不器用なレオパなら食べ残しをしてしまうことがあります。
これは『脱皮不全』といい、脱皮しなければならない皮を体に残してしまうことを指します。
自然界に生息するレオパは、こういった脱皮不全を起こしにくいと言われていますが、ペットのレオパですと、ちょっとしたことで脱皮不全を起こしてしまいます。
レオパが脱皮不全を起こしやすい原因の一つに『ストレス』があります。
脱皮をしていることに気づかずに、飼い主さんがレオパと触れ合い過ぎると、その行為がレオパにとってストレスとなり、上手に脱皮することができなくなってしまいます。
ですから、体が白くなってきていて餌の減りが少ないと感じたら、脱皮をしていると察して静かに見守るようにしてあげましょう。
また、湿度や温度が適切でないと上手に脱皮することができません。
飼育環境をしっかりと管理し、脱皮不全を招かないように注意しましょう。
レオパが脱皮不全になってしまった時の対処法
どのような状態だと脱皮不全と判断できるのでしょうか?
レオパの脱皮は体全体が白っぽくなってきて、薄い皮が浮き始めてから3日位で終了します。
胴体の脱皮は比較的スムーズに行われますが、尾や指先、目の周りなどの脱皮はスムーズに行かないこともあります。
脱皮がうまくいかずに過ごしてしまうと、脱皮するはずの皮が尾や指の先に残り、炎症を起こしてしまいます。
また、目の周りの脱皮がうまくいかないと、目が開かなくなってしまいます。
このような場合、動物病院で処置してもらうことをおすすめします。
脱皮不全を招かないためには、ゲージ内の湿度を上げることが大前提なのですが、60%から70%の湿度を保つのは至難の業です。
そこで、飼育ケージ内にレオパが収まる大きさの容器を用意し、そこに水を含ませた水苔を入れてください。
こうすることで、レオパの保湿を保つことができるでしょう。
また、ホームセンターのペットコーナーや、ペットショップ、通販サイトなどで販売されている『保水性シェルター』もおすすめです。
容器が素焼き仕上げのため、容器に体をこすりつけて脱皮を手助けすることもできます。
レオパの脱皮の頻度
ベビー期のレオパは10日に1度くらいの間隔で脱皮を繰り返します。
生後3ヶ月から半年をすぎる頃のヤング期のレオパは2週間に1度くらいの頻度で脱皮を繰り返していきます。
もちろん、個体差がありますので、自分のレオパちゃんの様子をよく観察しながらお世話をしてあげてください。
一般的なアダルトレオパになってくると、一ヶ月の間に2回脱皮するという感じでしょうか。
尾の先や、指先など、皮が剥がれていない箇所を見つけても無理に引っ張ってはいけません。
ちょっとお手伝いをしてあげれば剥がしてあげられるなと感じたら、まずは綿棒とぬるま湯を用意してください。
ぬるま湯に皮が剥がれていない箇所を付け、5分位ふやかしてみましょう。
綿棒で優しくこすり、取れるようなら剥がしてあげ、ふやけ具合が足りないと感じたらもう5分、ぬるま湯に浸からせて皮をふやかしてあげてください。
間違っても、無理に引っ張ったり、強くこすったりしないように注意しましょうね。
脱皮のお手伝いをして、レオパが嫌がったり激しく抵抗するなどの反応を見せたのなら、自分で脱皮のお手伝いをするのは諦めて、動物病院へ連れて行って上げてくださいね。
先程も説明しましたが、脱皮不全のまま置いておくと、炎症を起こしたり目が開かなくなったりしてしまいます。
脱皮がうまく繰り返されているのかをしっかりと確認しながら、お世話をしてあげてくださいね。