水草水槽に欠かせない底床といえばソイルですが、とにかく掃除がしにくいのが難点でもあります。
一見汚れては見えなくても、ソイルの隙間にゴミや糞が入り込んでしまうため、ソイルを潰さないように掃除するのが大変なのです。
そこでソイルの掃除頻度やタイミング、掃除方法や注意点など詳しく調べてみました。
ソイルには寿命があります。
寿命を過ぎたソイルを使い続けると、水草や生体にも影響を及ぼしますので注意しましょう。
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水槽のソイルの掃除頻度と掃除のタイミング
ソイル掃除は定期的にと言われますが、どれくらいの頻度で行うのがよいのでしょうか。
一般的には、水を換える時に一緒に掃除をする、週に1回は掃除をするなどと言われてはいますが、それはあまり当てになりません。
水槽内の環境によって掃除のタイミングは変わる
なぜなら、水槽内で飼育している生物や、その数、飼育している環境などが大きく関わってくるからです。
沢山の生物を飼育していて、水槽内の掃除や水換えの頻度が多い時には、週1回はソイル掃除も必要になりますが、水槽に汚れがつきにくく、水草やエビなどを中心に飼育している水槽であれば月に1回程度の掃除でも十分なのです。
大切なのは掃除のタイミングを見極める能力を身につけること
水質の汚れは、ろ過フィルターに流れ込む水に含まれるゴミの量や、水槽の内側に付着した汚れなどでも判断することが出来ますが、初心者には難しいかもしれません。
熱帯魚ショップでは、水質をチェックする検査キットが販売されていますので、それを使って掃除のタイミングをはかってみるのも良いかもしれません。
自分に合った掃除のタイミングを知ることで、ソイルの寿命を長くすることもできます。まずは、正しい掃除の頻度をつかみましょう。
水槽のソイルはそのままに、軽いゴミだけ吸い取って掃除ができる便利グッツもおすすめ
ソイルの中に水草を埋め込んでいたり、水槽の中で生物を飼育したりしている場合には、ソイル掃除はなかなか厄介な作業になります。
ソイルをずらすと、水草も一緒に浮いてきてしまいますし、ソイルの間から出たゴミが水中に浮遊して、水質が悪くなり飼育している生物にも影響を与えてしまうことが考えられるからです。
ソイル掃除が得意ではないという方におすすめしたい専用ホース
ソイル掃除専用のホースです。この専用のホースのすごい所は、ソイル内のゴミだけを吸い上げてくれるということです。普通のホースの場合には、ソイルや砂利、下手をすると飼育している生物まで吸い上げてしまうことがありますが、このグッズを使えばそのようなことはありません。
用意するものは、専用のホースとバケツだけ。
一度ソイルを吸い上げますが、ゴミだけが吸い取られてソイルは元に戻るので、水槽内の配置を崩すこともありませんよ。
便利なグッズを使用すれば、難しいソイル掃除も楽しい作業になります。
さすがに安くは手に入りませんが、一度使えばその便利さに納得できるはずです。
水槽のソイル中にあるゴミを掃除する際の注意点
ソイル掃除をするときには、いくつかのことに気をつけましょう。
掃除時には水流を遅くすること
水流が速いままだと、水が濁ってしまう可能性が高くなります。使っている機器によって調整方法や強弱は異なりますが、「できるだけ遅く」するのが大切です。
水流を遅くすることは、ソイルの粒を潰さないことにもつながります
ソイルが潰れてしまうと、ソイル内の通気性が悪化しますし、ソイルの寿命を縮めてしまうことにもなりかねませんので、注意しましょう。
ソイル掃除の際には、まだ根付いていない水草の近くを吸い込まないようにします。特に、植えたばかりの水草は、簡単にソイルから抜けてしまうので、注意しましょう。
また、当たり前ですが、バケツに排水することも忘れないでください。
できるだけ、水槽内の水質を保った状態で掃除ができると良いですね。
水草水槽の底床といえばソイルだが、初心者にはハードルが高いので注意が必要
水草にはソイル、というほど、ソイルは水草の飼育に適した底床材ですが、アクアリウム初心者にはソイルは難しいかもしれません。
水槽内のレイアウトを変更できないということ
初心者の場合には、水槽内のレイアウトを何度も動かしては悩み、動かしては悩み…を繰り返すので、移動させているうちに、ソイルの粒が潰れてしまいます。
水草水槽では、水草の成長段階も考慮しながら、始めの段階でレイアウトを決めなければいけないので、初心者には至難の技です。
水草水槽だけであれば問題ありませんが、水槽内で魚を飼育する場合には注意しなければなりません。ソイルには、魚に害のある栄養が含まれているため、ソイルを配置してすぐの魚の飼育は出来ません。
専用の測定キットで、魚が飼育できる環境になったかどうかを確かめてからしないと、魚の飼育は始められないので、新しく水槽を買って魚の飼育を始めたいという方には、ソイルは向かないのです。
ソイルに含まれる栄養は、水草にとって良いものなのですが、栄養が余ってしまうとコケの発生につながっていきます。
せっかくレイアウトを整えた水槽内なのに、コケが大量に発生してしまうと見栄えが悪いですね。
コケを生やさないためには、十分な量の水草を植えることや適度な水換えなどが必要となり、初心者ではその絶妙なさじ加減が難しいのです。
ソイルは簡単そうに見えて意外にも管理が難しい底床材です。
初心者が安易に手を出すと危険ですので、正しい知識を身につけてから、使ってみることをおすすめします。
ソイル水槽はコケが生えやすく、水草が元気に育ち過ぎるのも難点
底床材にソイルを使うことは、水草水槽にとってはとても良いことなのですが、管理が上手くできずにコケを生やしてしまうくらいなのであれば、砂利系の底床材を使う方が断然良いです。
ソイルと砂利の違い
砂利には養分がないので、水草の成長は自分で肥料の添加を加減するだけ。
ソイルのように、水草の成長が早まることはありませんが、ゆっくり成長する分、トリミングや水質管理の手間が省けて、管理がラクです。
自分の与えた肥料によって、どの程度水草が成長したかもわかりやすいので、肥料についての知識をつけることもできますよ。
難しいソイル水槽は、砂利系底床で自信をつけてから!
段階を踏んで、少しずつステップアップしていくのも、楽しみの一つになるはずです。