包丁の研ぎ方が簡単にできるようになれば、いつでも切れ味の良い包丁を保つことができます。包丁を研いだことがないからと切れ味が悪い包丁をいつまでも使っていると、せっかくの料理の味にも影響があるのです。
そこで、はじめてでも簡単にできる包丁の研ぎ方について、用意する道具や包丁を研ぐ手順、砥石のメンテナンスの必要性や包丁を簡単に研ぐことができる便利な道具などお伝えしていきましょう。
これで、包丁の研ぎ方の手順やポイントがわかるので、はじめての方でもスムーズに作業をすることができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
本棚のDIYにすのこが便利!DIY初心者向けすのこ本棚の作り方
すのこはDIYに欠かせない道具のひとつです。手軽に材料が揃い、さまざまなものにリメイクすることができ...
スポンサーリンク
包丁の研ぎ方ははじめてでも意外と簡単にできる
包丁を自分で研ぐことができるととても便利ですよね。切れなくなったら専門業者に研いでもらう必要がありますが、包丁を持っていくとなるとなかなか面倒です。切れないけれど、そのまま使い続けているということもあるでしょう。
包丁を研ぐとなると素人には無理な感じがしますが、やってみると意外と簡単でもあります。
包丁を研ぐのに必要なものは砥石
砥石だけ用意すれば、すぐに研ぐことができます。砥石を水で濡らしたら、包丁の刃を片面から研いでいきます。詳しい研ぎ方は後ほど説明しますが、必要な道具も研ぎ方も意外とシンプルです。最初のうちはうまく研ぐことができなくても、回数を重ねるうちに上達してきて、自分で簡単に研ぐことが可能になります。
包丁の研ぎ方は道具を揃えておけば簡単にいつでもスムーズ
包丁を研ぐときに必要な道具を用紙しておくと、すぐに自分で研ぐことができます。
包丁を研ぐ時に使うアイテム
砥石
包丁を研ぐときに使います。砥石は使う前に水に浸け、中まで十分に水分を含ませてから使います。乾いたまま使うと包丁の刃が変形する可能性があります。砥石を水に浸けると気泡が出てきますので、この気泡が出なくなるまで10~20分くらいは水に浸けておいてください。
面直し砥石
面直し砥石は砥石のメンテナンスに使い、修正砥石とも呼ばれます。包丁を研ぐと砥石の表面にへこみができてしまいます。砥石が平らでないと包丁を研ぎにくくなり、刃も変形させてしまいます。砥石の表面にへこみができたときに面直し砥石を使って、表面を平らにします。
トゲール
トゲールは包丁を研ぐときに使う補助具になります。包丁の角度を保つために使いますので、初心者には便利な道具です。なくても問題ありません。
この他にも砥石台があると便利です。砥石台は包丁を研ぐときに砥石が滑らないようにできますが、無理に用意しなくても濡らしたタオルや濡れ布巾の上に砥石を置いても良いです。
包丁の研ぎ方の手順について簡単に解説
包丁を研ぐ手順を紹介します。初心者でも簡単に研ぐことができますよ。
研ぎ方の手順
- 砥石を水の中に浸けてください。
気泡が出てきますので、この気泡が出なくなるまで水に浸けておきます。砥石はとても良く水を吸っていきます。20分くらい水につけておくと中まで十分に水が染み込んでいます。
砥石の中には水につけなくても使うことができるタイプのものもあります。使う前に砥石の説明書を確認しておいてください。 - トゲールがある場合は、包丁にトゲールを取り付けます。
包丁の背にトゲールの片端を差し込んでから、トゲール全体を取り付けます。包丁は砥石と一定の角度を保ったまま研ぐことが大切ですが、最初のうちは力の加減で角度を保つのも難しい場合があります。初心者ならトゲールがあると便利ですが、なくても研ぐことはできます。 - 研いでいる間に砥石が動かないように、砥石を濡らしたタオルの上に置きます。
刃が手前に向くように持ち、砥石と45度の角度になるように包丁を置いてください。砥石をまっすぐ縦に置いたら、包丁は斜めになります。トゲールが無い場合は包丁の背を砥石から15度くらい浮かせてます。 - 包丁を持たない手を刃のはらに置き、刃を前後に動かして研いでいきます。
刃全体を研ぐように、ずらしながら研いでください。 - ある程度研いだら、刃先を触ってカエリを確認します。
触るとわかるくらいにカエリが出たら、刃の裏側も同じように研いでください。 - 裏側も研いだあとはカエリが出ますので、もう一度表面を軽く研いでカエリを取り除きます。
または新聞紙に刃をこすってカエリを取っても良いでしょう。
最後に新聞紙に刃を滑らせて切ってみてください。カエリが残っていると引っかかってしまいますので、その場合はカエリを取るようにしてください。
正しく包丁を研ぐためには砥石のメンテナンスも大切
一度包丁を研ぐと、砥石の表面がへこんで平らな状態ではなくなります。表面にへこみがある状態のまま砥石を使うと、うまく研ぐことができないどころか、刃を変形させてしまう可能性もあります。砥石は必ず平らな状態にしてから使うようにしてください。
砥石のへこみを取るには、面直し砥石を使います。砥石の表面に面直し砥石を当てて動かし、表面のへこみを取って平らにします。砥石のメンテナンスはこれだけなので簡単ですよね。
砥石のメンテナンスのタイミングは包丁を研ぐ前にするのがおすすめ
砥石は気温や乾燥などによって状態が変わってきますので、包丁を研ぐ前に砥石のメンテナンスをするようにしましょう。状態の良い砥石で研ぐことができます。
はじめてでも簡単に包丁を研ぐことができる便利な道具もオススメ
包丁の切れ味が悪いと感じても、今すぐに研ぐ時間がないということもありますよね。その場合はシャープナーを使うと良いでしょう。シャープナーは一時的に切れ味を良くできますので、砥石と使い分けると便利です。
シャープナーには台の上に置いたら溝に包丁の刃を差し込んで使うロールシャープナーと、片手で持って包丁の刃を研ぐハンディタイプのものがあります。好みで選ぶと良いでしょう。
ロールシャープナーは溝に包丁の刃を差し込んだら、前後に何度か刃を動かすだけです。非常に簡単なのでオススメです。電動タイプのものもあります。
シャープナーは気軽に使うことができて便利な道具ですが、刃に傷をつけて切れ味を良くしているので、砥石とは全く違ってきます。一時的に切れるようになっても、効果は長くは続きません。また、シャープナーだけに頼っていると刃に良くなく、刃こぼれの原因にもなります。シャープナーは臨時で使うようにし、必ず砥石で研ぐようにしてください。
包丁の研ぎ方は実際にやってみると難しくはありません。最初のうちは上手く研げなくて時間がかかっても、慣れてくると手軽に研ぐことができるようになります。ぜひこの機会に自分で包丁を研いでみてください。