専業主婦とニートの違いって?大きく定義が違います!

専業主婦への風当たりが強い世の中ですが、ニートと並べられるのは、ちょっと違うと思います。

職についていないという理由で専業主婦の身分をニートと言うのは違います。

では、専業主婦とニートとの違いって一体なんなのでしょうか?

ここでは、専業主婦とニートの違いやニートと言われてしまう専業主婦についてなどをご紹介していきます。

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専業主婦とニートの違いとは。ニートの定義について

一昔前は、女性は結婚したら家庭に入って、専業主婦となるのが一般的でしたが、現代では結婚後も仕事を続け、妊娠や出産を経てからも早い段階で働きに出るといった、兼業主婦の割合のほうがかなり多くなっています。

専業主婦に対しては、収入を得ていないという理由から、ニートと同列に扱われることもあるようですが、専業主婦とニートには大きな違いがあります。

この「ニート」という言葉は、元々は1999年にイギリスで生まれました。英語で「教育・雇用・職業訓練に参加していない人」という意味の言葉の頭文字を取ったもので、主に16歳から18歳の若者に対して使われていました。

この言葉は日本でも徐々に広まりましたが、その定義は「若年無業者」を対象としたものから、いつしか「働いていない人=ニート」として使われるようになりました。

現代の日本におけるニートの定義としては、このようになります。

  • 15歳から34歳までのうちで働いていない
  • 家事に従事していない
  • 通学していない
  • 失業後も就職活動をしていない

以上の点からも、家事に従事している専業主婦は、ニートの条件には当てはまらないことがわかりますね。

専業主婦はニートじゃない!一番の違いは『役割を果たしている』

働いた収入を得ていないことはたしかですが、専業主婦はとにかく家事をこなすだけでもかなりな重労働だと言えます。

まず、家事の中で大きな比重を占めるのが炊事です。毎日の献立を考えるだけでも一苦労なのに、いかに安い食材を上手に使い回せるかと頭を悩ませながら買い物を済ませ、夫の帰宅時間に合わせて手早く料理をすることが、いかに大変なのか?これは実際にやってみなければわからないことだと思います。

兼業主婦であれば仕方ないのかもしれませんが、毎日家にいる専業主婦の場合は、さすがに何日も掃除をしないというわけにはいきませんよね。その合間に洗濯を済ませ、夏場は汗だくになりながら、乾いたワイシャツにアイロンがけをするのも、大変な作業です。

また、お子さんのいるご家庭では、それらにプラスして育児も同時にこなさなければなりません。小さいうちは一日中手がかかるため、慢性的な睡眠不足を抱えながら、すべてをこなさなければならないのです。

たとえ収入は得ていなくとも、これだけのことを毎日こなしているのですから、妻として母としての役割は十分に果たしていると言えますよね。

社会的地位はないけれども専業主婦はニートとは違います

専業主婦の家庭内労働に対する対価について考えた事ありますか?専業主婦の家事・育児に対しての賃金は発生しませんが、実際には相当な仕事量に値するといいます。

これに対して、いわゆるニートと呼ばれる人々は、仕事には就いていないという点は専業主婦と共通していますが、家事や育児を担うこともなく、家族の収入をあてにして生活している状態なので、そこが専業主婦との決定的な違いと言えるでしょう。

同じく専業主婦であっても収入の多い、いわゆる富裕層の世帯では、家事・育児もお金を払って雇った人たちに全て任せて、自由に生活している方もいるでしょう。そのようなケースでは専業主婦とはいえ、家事にも従事せずに暮らしているわけですから、そういった意味ではニートとの違いは明確には出来ないかもしれません。

専業主婦とニートが同列で扱われてしまうのはこんな理由から

それでもやはり、専業主婦とニートが同じように扱われてしまうのは、共通した点があるがゆえ、仕方がないことなのかもしれません。

まず、どちらも職に就いている状態ではなく、かといって就職活動を行っているわけでもありませんので、積極的に働こうとしていないという点が挙げられるでしょう。

専業主婦の家庭内労働に対する賃金は発生しませんので、定期的に収入を得られていないという点も共通しています。

また、やはり外に働きに出ていないことや、職場内での人間関係などもないことから、就労している人と比べると、どちらも限られた狭い世界で生活していると言わざるを得ません。小さい子供のいる専業主婦の方であれば、子供がらみの交流も多いですし、もともと社交的な人であれば、この限りではありませんが、それでも外部との接点から言えば、働いている人よりも人間関係は少ないと言えるでしょう。

専業主婦なのに主婦業をしないとニートなんて揶揄されても仕方ない

出産してまだ間もないうちであれば、睡眠不足による体力低下もあるため、家事全般をおろそかにしても仕方がないでしょう。また、本人や家族が病気がちであったり、身近に介護が必要な家族がいた場合も、家事に専念するのは難しいでしょう。

ですが、とくに理由もなく、さらには子供もいないのに、主婦業を放棄している場合はどうでしょうか?

主婦業をキチンとこなしているかどうかに関わらず、働いていない主婦に対しては専業主婦という名称しか存在しないため、すべて同じように呼ばれてしまうのが、主婦業に専念している方にとってはツライところですね。

もしかしたら、「主婦業をしない主婦はニートと同じ」だという考え方が、いつのまにか「主婦=ニート」と誤解される原因になった可能性は高いでしょう。たしかに、主婦業をおろそかにしている主婦と、ニートとを明確に区別することは難しいかもしれませんね。