車のダッシュボードや窓についた両面テープって簡単には剥がしにくいですよね。しかも素人が無理にやれば傷かつきそうだし…。
きれいに剥がすためには何を使えばいいのでしょうか?そしてどこまできれいに剥がすことができる?
車に使われている強力な両面テープの剥がし方について詳しく説明します。
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車の両面テープ剥がしには【スクレイパー】が役に立つ?
一般的に販売されている両面テープとは違って、車に張り付いた強力な両面テープを自分でキレイに剥がすのは、至難の業ですよね。なんとか傷をつけずに両面テープを剥がすには、スクレイパーを使うという方法があります。
スクレイパーとは、シール剥がしなどに使われる道具です。先端の薄くなった部分を少しずつ隙間に差し込んで、慎重に剥がします。
車についた両面テープ剥がしに使えそうなスクレイパーをご紹介
- 替刃式タイプ
タイルなどの硬い材質についた汚れを剥がすのに最適なのがこのタイプ。床にこびり付いたガムなどを剥がすのにも適しています。必要に応じて刃の部分を変えることが出来ますが、力加減を間違えると鋭い刃先で傷がついてしまいますのでご注意を。 - ゴム製・プラスチック製タイプ
こちらは刃の部分がゴムやプラスチックで出来ているタイプです。刃先が柔らかいため、ガラス面やボディーに付いたステッカーなどを剥がす際にも使えます。ただし、車を傷つけにくい分だけ、剥がす力も弱いので、用途に応じて使い分ける必要があります。
車に使われる粘着力の強い両面テープの剥がし方は?
事務用品として普通に販売されている両面テープであっても、剥がした時には糊が残ってキレイに剥がせないことがあります。それ以上に強力な車用の両面テープは、簡単に剥がれないようにかなり粘着力も強力なため、そう簡単にキレイに剥がすことは出来ません。
車に貼り付いたままの両面テープをイチからキレイに剥がすには、ドライヤーで温めながら剥がすのも良い方法です。この方法は剥がすタイミングが重要で、熱いと感じるまで温めたら、すぐに剥がします。それ以上に熱くなりすぎると、今度はまた剥がれにくくなってしまうのでご注意くださいね。
この方法で大部分は剥がれたとしても、跡が少し残ってしまったら、無理に爪で引っ掻いたり、指でこすったりするのはやめましょう。そんな時は、シリコンオフスプレーの出番です。糊の残った部分にスプレーして布でこすると、すぐにボロボロと取れてきますので、丁寧に拭いましょう。
どうしても自分では上手く剥がす自信のない方は、最初からプロにお任せしてして、確実にキレイに剥がしてもらったほうが良いかもしれませんね。
車についた両面テープ剥がしには【パーツクリーナー】も効果的です!
出来ることならなるべくお金をかけずに、自分でキレイに車の両面テープを剥がしたいという方には、かなり手間と根気と時間はかかりますが、こんな方法もあります。
ダッシュボードに後付けで設置したカーナビなどは、強力な両面テープでベッタリと張り付いているため、どうしてもキレイに剥がすのは難しくなりますが、カー用品点などのおわゆるプロがそんな時に使っているのが、パーツクリーナーというものです。
このパーツクリーナーとは、主に金属部品の油汚れを落とす際に使われるものですが、このスプレーを吹きかけることにより、両面テープ自体を溶かしながらキレイに取り除くことが出来るのです。使い方としては、剥がし残ってしまった部分にスプレーし、あとはひたすら指で撫でながら取っていきます。
このようにやり方だけを見ると簡単そうに感じるかもしれませんが、これが非常に時間がかかる作業で、とにかく根気強いタイプの人でなければ、途中でギブアップしてしまう可能性も高いでしょう。
車の両面テープを剥がすために、エンブレム取り外しキットが使える?
エンブレム取り外しキットというものをご存知でしょうか?先ほどと同様に、車のダッシュボードに付いた両面テープが剥がしきれずに残ってしまった場合には、こちらを使うのも有効です。
実際に大手通販サイトのレビューを見てみると、こちらを使うとかなりキレイにエンブレムを剥がしたあとに残った両面テープ跡も剥がすことが出来るそうなので、ボディーに使えるものはダッシュボードに使っても大丈夫!
キットに付属した溶剤を使って少しずつテープ残りをやわらかくして、ちょうど良い硬さになったところで一気に剥がし取ります。ただしこちらも、一度や二度ではすんなりとはキレイになりません。剥がれたあとのベトベトした状態のところにも溶剤を垂らし、根気強く布でこするのを繰り返すと、ほぼ跡が気にならないほどまでキレイにすることが出来ますよ。
車の窓ガラスについた両面テープの剥がし方とは?
車のフロントガラスに直接ドライブレコーダーのマウントを取り付けた状態から、取り外すことになった際には、キレイに両面テープを剥がせるか心配になりますよね?カー用品店まで出向かなくても、ほぼ自宅にあるものを使って自分でキレイに剥がす方法もありますよ。
わざわざ準備するものは、市販のテープ剥がし剤くらいです。それ以外はこちら。
- プラスチックもしくは木べら(細い棒でもOK。ただし、金属不可)
- ティッシュペーパーまたはウエス
- 新聞紙
- 小さめの器(ペットボトルのキャップでも可)
テープ剥がし剤が垂れた時のために、あらかじめ周囲を新聞紙で覆っておいてください。器にテープ剥がし剤を少量入れ、ヘラの先端に液垂れしない程度につけたら、剥がす部分にグイッと差し込みます。最初にうちは硬くてなかなか取れそうにもありませんが、何度か続けるうちに少しずつグラグラと動いてくるので、根気よくやりましょう。
だいぶ緩んできたら、液垂れに注意して拭き取りながら、思い切ってマウントを掴むと、手で取り外すことが出来ます。残ってしまった両面テープの跡は、テープ剥がし剤をつけたティッシュペーパーなどで拭き取ります。