ハムスターの交配は組み合わせが重要!異種交配は絶対に避けよう

ハムスターの交配では組み合わせによって奇形が生まれてしまったり、病気を引き起こしてしまう事があります。
何の知識もないまま交配させるのだけはやめましょう。

ハムスターの交配で危険な組み合わせ、組み合わせで避けたいのが異種交配の具体的な内容、毛色の組み合わせについてご紹介します。

繁殖によるリスクもありますので、よく考えてから交配するようにしましょう。

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ハムスターの交配で危険な組み合わせとは

  • 近親交配 ・・・ 血縁関係が強い兄弟同士で繁殖させる
  • 異系交配 ・・・ 血縁関係が薄い個体同士で繁殖させる

親近交配のリスクは最も高く、奇形や障害、病気がちになるハムスターが生まれてくる可能性があります。
ハムスターは生き物中でも近親交配をしやすい動物であります。
飼育時に同じ血縁関係をずっと一緒にしておくと親近交配をします。
ハムスターは生後2ヶ月もすれば交配が可能ですし、1年中繁殖する動物ですので親近交配は人間がそうさせてしまっているともいえます。

ハムスターを単独で飼う分には問題はありませんが、ペアで飼い、生まれてきた赤ちゃんはある程度したら兄弟同士離して飼う必要があります。
その中でも交配してしまうということは、それだけ選ぶ手段がないということになります。

ハムスターは繁殖しやすいですが、繁殖目的で飼っている方は特に交配に関して知識をつけておくと良いでしょう。
以下で紹介していきたいと思います。

ハムスターの組み合わせで避けたいのが異種交配

ハムスターは種類がいくつかありますが、異なる種類を組み合わせて交配させるのはとても危険です。
猫や犬は種類が違っても同じような大きさの個体であれば繁殖は可能ですが、ハムスターの場合は、人間と猿が交配できないのと同じように考える必要があります。

生まれてくるハムスターの生存の確率が低かったり、奇形である可能性など赤ちゃんだけではなく母親ハムスターが命を落としてしまう危険があります。
毛の色や他の特徴があるハムスターなどはその物珍しさから人気な傾向にありますが、これはブリーダーがこれらのリスクを承知な上で繁殖させているといえるでしょう。
なにもわからない素人の場合は、母子ともに命を落としてしまったり、障害を持つ可能性が高い血筋、病気がちなハムスターができてしまうことになりますので辞めましょう。

  1. ロボロフスキーハムスター
  2. キャンベルハムスター、ジャンガリアンハムスター
  3. ゴールデンハムスター

これらのハムスターは違う種類になります。
2.の2種類のハムスターは同系になり、この組み合わせの交配は可能ですがリスクは高くなり、この組み合わせで生まれたハムスターの赤ちゃんは雑種になります。

ハムスターの交配は毛色の組み合わせが重要

ゴールデンハムスターは多くの家庭で飼われているハムスターのうちの1種です。
交配をさせようとする方も多いのですが、交配について注意点があるので頭に入れておいてくださいね。

同じ種類のゴールデンハムスターでも、毛色など同じ遺伝子の組み合わせは生まれてくる赤ちゃんハムスターに危険が及ぶ可能性が高くなります。
例えば、ライトグレー遺伝子同士を組み合わせるのではなく、片方がライトグレー遺伝子なら片方がシルバーグレー遺伝子、このような別の遺伝子の組み合わせになるようにすると危険の確率がグンっと減りますよ。

ハムスターは1年中繁殖し生後2ヶ月~2ヶ月半になると交配が可能

そのため、同じゲージにオスとメスを一緒にしておくとハムスターがどんどん増えていってしまいますので、繁殖を望まないのであれば飼い方を気をつけましょう。

ハムスターの寿命はとても短く種類によって多少異なりますが1歳半~2歳以上の交配は体に大きな負担がかかりますのでやめましょう。

そして、繁殖させる場合は前述で述べた異系交配や毛色の遺伝子の組み合わせなどに気をつけて繁殖させてくださいね。

ハムスターを交配する際のステップ

単独で飼っているハムスターを交配させるためには、ステップが必要です。
相手のハムスターとお見合いさせることから始めなくてはなりません。

ハムスターは匂いに敏感な動物ですので、最初からもう1匹を一緒にゲージに入れてしまうと違う匂いから敵と判断し縄張り争いになってしまいます。

  1. 最初はゲージを近づけてお互いの匂いを認識させます。
  2. そのまま3~7日間ほど観察して様子を見ましょう。
  3. ゲージ越しに喧嘩や警戒している様子がみられなかったらメスをオスのゲージにいれます。(オスの立場を有利にさせるため)

ハムスター同士の相性が良ければお見合い成功となりますし、相性が合わなければいくら立っても交配はしませんので仕切り直しが必要です。

メスの発情はだいたい4日おきと言われていますので、4日おき、メスが発情しやすい夕方を狙ってタイミングをみて交配させてみてくださいね。

交配から10日ほどするとお腹がふっくらとして目立ってきますよ。

ハムスターの組み合わせが良くても相性というものもある

ハムスターを購入時に交配を兼ねてオスとメスとペアで飼う人もいますが、いくらペアで飼っても相性がよくなければ交配に繋がることはありません。

そんな場合は、交配は諦めてずっと仲良く生活させるか、新たなメスかオスを購入しペアにさせる必要があります。
新たにハムスターを購入する際は、遺伝子の組み合わせや異種ハムスターなどに注意、知識が曖昧であればペットショップの店員さんに必ず相談して購入してくださいね。

繁殖を望まないのであれば、必ずオスメスは別々に飼うこと

ハムスターは1年中繁殖が可能ですのでどんどん増えていってしまいます。

ハムスターのとても小さい動物で、寝ている時、食べる時、運動する時などどの姿も愛くるしく、人気なペットの一種です。

飼うからには小さい命でも大切に飼育していきましょう。