水槽にミジンコが発生!駆除したほうが良い?ミジンコは餌になる

ふと気がつくと、水槽の中にミジンコが発生していることに気がつくこともあります。

ミジンコが発生した時、そのミジンコは駆除した方が良いのでしょうか。ミジンコが水槽の中に発生すると、どんなメリット・デメリットがあるのでしょう。

そこで今回は、水槽の中にミジンコが発生した時の対処法と、メリット・デメリットについてお伝えします。

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水槽にミジンコが発生!カイミジンコの場合は駆除を

ミジンコにも種類があり、それがもしカイミミジンコだった場合は急いで対応しましょう。

カイミミジンコは

2枚の貝殻を合わせたような体を持っており水の中をくるくると泳ぎ回る生き物です。
ミジンコやケンミジンコという種類よりも活発で面白い動きをしますがこのカイミミジンコ、もしブラインシュリンプなどを飼っていた場合は、その生体を食べてしまう可能性があります。

さらに市街までもを食らい尽くす掃除屋さんのようなミジンコのため、発見次第駆除を行いましょう。

ミジンコの駆除を行う場合

水槽の中にコリドラスピグミーを放流しましょう。
※その際、食べられてしまいそうな生体はきちんと避難させましょう!

ミジンコをよく食べてくれるコリドラスピグミーは投入してから2日ほどで水槽の中をきれいにしてくれるはずです。

それでもだめなら水槽を一度リセットして塩素や熱湯で消毒を行いましょう。

水槽にミジンコが発生!ミジンコのメリット・デメリット

水槽にミジンコが現れるのは悪いことばかりではありません。

基本的には魚たちの餌になってくれるためメダカなどを飼っている方にはもってこいの生き物だと思います。

ミジンコは餌への食いつきが良くない魚の餌として人気

生きているミジンコを水槽に入れると餌をあまり食べてくれなかった魚が食いつきが良くなったりという効果も得られます。

さらにミジンコは動物性プランクトンですので水中にあるコケの細菌や枯れてしまった植物などを食べてお掃除してくれます。

ミジンコが水槽にいることはメリットになる部分も多いのです。コケで水槽が汚れるといったことがなくなるのは大変ありがたいです。

今の水槽内で飼っている生体にミジンコがどういった影響を及ぼすのか
しっかり調べて生体たちの住みやすい環境を作ってあげましょう。

水槽の中にミジンコが発生する原因

水槽内にミジンコが発生してしまう理由としては
生体や水草などにミジンコの卵が付着していてそれが孵化したためというのが一番可能性の高い理由です。

ミジンコの卵はとても強く乾燥しても生きていられる

耐久卵と呼ばれるそれは生体の体にくっついていたりという形で家庭などの水槽に持ち込まれてしまうことがあります。

発生する原因として大気中からやってくるということはないため
もし発生したら水槽内のどこかにミジンコの卵があったのだなと思いましょう。

ミジンコは水流がない水辺に生息しており25度から28度位の水温を一番好んでいます。
水槽は卵があると爆発的に繁殖してしまう絶好の場所である可能性が高いのです。

もし大量発生してしまったら食べられてしまう生体がいなくても、水槽を分けてあげてください。

あまりにもミジンコが大量発生すると水の中が酸欠状態になってしまいます。

最悪の場合は全滅もあり得るため注意しましょう。

ミジンコを飼育して増やせば稚魚の餌になる!ミジンコを飼育するには

せっかくミジンコが発生したから生体の餌にしてしまおう!という方もいらっしゃると思います。

ミジンコは餌になりますし繁殖すればあっという間です。
ですがミジンコにお金をかけて飼育するのももったいないです。

ミジンコはわざわざ水槽を用意しなくても飼育が可能

2リットルのペットボトルなどを水槽代わりに水草や砂利、エアレーションもなく飼育を開始することができます。

水量は多ければ多いほどよく、できる限り直射日光の当たる場所で育てましょう。
夏場は水温上昇により全滅する可能性もあるため、大きめの容器にたっぷりのお水で飼育することをおすすめします。

お水は水道水をカルキ抜きしたものなどのきれいなものより、川や池、沼などの水で育てるほうが元気に繁殖しやすいです。

自然のお水を運んでくるのが難しい場合は雨水を使うか、カルキ抜きした水を一週間ほど野外に放置したものを使用しましょう。

水量により繁殖数が変わるのでたくさんのミジンコを飼育したい場合はたくさんのお水で飼育してください。

エサとしてミジンコを与える時は

野生の小型熱帯魚や稚魚はプランクトンを餌として食べています。

ミジンコはその中でも大好物な餌のひとつです。
ミジンコを日々の餌として与えることができれば人工飼料への食いつきが悪い魚でもしっかりと食べてくれるようになります。

ミジンコは生き餌であるため食べ残しても水質が悪化しないため管理が楽

稚魚のときなどは食べられる量が少ないため、ミジンコさえ入れておけばお魚がお腹が空いたときに勝手に食べることができます。

一日に5回などに分けて餌をあげなければいけない稚魚ですが、自分で食べることを覚えるため育てるのも楽になるのです。

ミジンコを与えるときは水槽に餌を入れたと気づかせてあげるために、お魚の近くにスポイトなどでミジンコを放しましょう。