運転していると、大型トラックの後ろについてしまって前方が見えにくいということもあるでしょう。中でも信号周辺でトラックの後ろを走行してしまうと、信号が見えなくて信号無視で捕まってしまうこともあるといいます。
そこで今回は、トラックの後ろを走る場合の注意点について説明します。一番大切なのは、車間距離をしっかりと取ることです。
また、トラック以外にも後ろを走行する時に注意した方がよいケースについても説明します。
交通事故を起こさないためには、自分が注意することが一番!「大丈夫だろう」で運転しないように心がけましょう。
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トラックの後ろを走る時は、信号が見えるように車間距離を取りましょう
トラックの後ろを走行するときには、思わぬ危険が潜んでいるかもしれないと注意をし、車間距離をとって慎重に運転することをおすすめします。
大型のトラックの後ろにぴったりとついて走るのは大変危険です。
なぜなら、前方の視界が遮られ、信号が見えないからです。
トラックの後ろについていけば安心だと思われる方もいるかもしれませんが、トラックが交差点に入ったタイミングが、黄色信号もしくは赤信号だったらどうなるでしょうか。
トラックの全長は長いですから、後ろについていった車が交差点に入る時には、すでに交差点の反対側の信号が青信号になっている可能性も考えられます。
交差道路の車が停車していてくれれば、大事には至りませんが、走り出してしまった場合には重大な事故につながることを忘れないでください。
また、赤信号で交差点に進入した際には、交通違反で切符を切られる可能性もありますので、こちらも併せて注意しましょう。
トラックの後ろを走るときには、信号が見える位置まで、十分な車間距離をとることをおすすめします。
もしも交差点で信号が見えない状況に遭遇した場合には、むやみにトラックについていくことはせず、歩行者信号や交差道路の信号を確認してから交差点に入るようにすると、安全です。
信号以外の場所でもトラックの後ろを走る時は気をつけましょう
トラックの後ろを走行する際には、前方が確認しづらいことは、みなさんも経験から知っているとは思いますが、前方が見えないことに伴う危険は、信号機の問題だけではありません。
前方で渋滞が起きている場合などには、急なブレーキが必要になる場面もあるかもしれません。前方で起きている事象に気がつくことができないので、急なブレーキにも対応できるように、車間距離が大切です。
前方に、事故のため停止している車がいたり、道路に落下物があった場合などは、急な車線変更がされることも考えられます。
トラックが車線を変更したときには時すでに遅し。避けるのがおくれて、そのまま追突してしまうという悲惨な状況に陥るかもしれません。
トラックなどの、前方の視界が遮られる大型車の後ろを走行するときには、まずは第一に十分な車間距離を保つことを心がけましょう。
複数の車線がある道路では、このような大型車の後ろを避けて、別の車線に移ることも大切な対策の一つです。
状況を冷静に判断して、危険の少ない方法を選んでくださいね。
トラックの直前を走る時は追突されないように注意することが大切です
トラックは、後ろを走る時はもちろん、前方を走行する時にも注意が必要です。
トラックは乗用車に比べると、ブレーキを掛けてから停止するまでの距離(制動距離)が二倍近く長くなると言われています。
これは、もしも前方を走るあなたの車が急ブレーキをかけた時には、後続のトラックが止まりきれず、追突してくる可能性があるということです。
トラックの前方を走るときには、できるだけ後ろを走るトラックとの車間距離をとるようにしましょう。
急ブレーキを掛けなくても良いような運転を心がけることも大切なポイントの1つです。
また、ブレーキを踏むときには、予告のブレーキやウィンカーなどを利用することで、トラックの急ブレーキを予防することも出来ますよ。
トラック以外にも後ろを走行する時に注意が必要なケースをご紹介
これまで、トラックを例にあげていろいろな危険について説明をしてきました。
しかし、後方を走行する時に注意が必要な乗り物は、トラックだけではありません。
いくつかの車両を紹介するので、運転の際には気をつけてくださいね。
- 大型バス
バスも、トラック同様に前方の視界が遮られてしまうため、走行には注意が必要です。
バスの場合は、バス停で停車するため、バス停の位置を把握していないと、突然スピードが遅くなるので、追突してしまう可能性も考えられますね。 - レッカー車
車を実際にレッカーしているレッカー車には注意が必要です。
車をレッカーしている場合、ウィンカーが見えなくなってしまう可能性があります。
レッカー車の運転者は車線変更をウィンカーで示しているつもりでも、後続車にはそれが見えないため、突然目の前に車線変更されたような間隔になることもあります。 - タクシー
タクシーは、道にお客さんをみつけると、急停止することがあります。
また、複数車線の道路では、いきなり車線変更をして路肩に停まることもありますので、注意しましょう。 - 初心者、高齢者の運転する車
初心者や高齢者の運転する車は、突然の急ブレーキや車線変更が起こらないとはいいきれません。
全ての車両に注意したほうがいいとは言いませんが、マークをつけている車を見つけたときには、配慮してあげられるような運転を心がけましょう。
信号無視で捕まらないためにも、トラックの後ろを走ることは避けるようにしましょう
トラックの後ろを走るときに起こり得る危険をまとめます。
- 信号無視になる可能性がある
- 急ブレーキに対応できず追突する危険がある
- 落下物や事故車両などに気づくのが遅れ、車線変更が間に合わない可能性がある
この他にも、飛び石が飛んできたり、水しぶきで前が見えなくなってしまったりと、トラックの後ろを走るときには危険が多く伴います。
トラックの後ろを走ったことが原因になったと主張をしても、これらは全て、十分な車間距離を取らなかったあなたの責任になる可能性があります。
できるだけトラックの後ろは走らない、走らなければいけない状況では、十分な車間距離を取ることを心がけて、安全なドライブを楽しんでくださいね。