グッピーの稚魚は親や成魚に食べられる!稚魚を増やす方法

グッピーの稚魚は自分の親や成魚に食べられるという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。「自分が産んだ子供を耐えてしまうなんて!」と驚かれる方もいることでしょう。

グッピーは、生まれる時は卵の状態ではなく魚の形で出産をするため、卵から育てるよりも育てやすいという特徴があります。

では、グッピーの稚魚が親や大人のグッピーに食べられてしまうのは一体どうしてなのでしょうか。増やしたいときはどんな対処を行えばよいのでしょう。

ここでは、グッピーの稚魚が産まれた後に親に食べられてしまう理由や対処法についてご紹介します。

グッピーを増やしたい人はどんな方法で出産させれば良いのかをチェックして、上手に稚魚を育てましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

文鳥のぐぜりはいつから始まる?その時期と特徴について解説

オスの文鳥のさえずりの練習である「ぐぜり」。 雛の時期から練習を始めると言われていますが、実際にいつ...

カナヘビの卵を孵化させる方法!注意点や管理方法・準備するもの

カナヘビの卵を上手に孵化させたいと考えている飼い主さんの中には、今までカナヘビの卵を孵化させた経験が...

うずらの飼育は屋外飼育が可能でも、鳴き声等の注意したい事

うずらを飼ってみたいけれど、屋外でも飼育は出来るのでしょうか。結論からいいますとうずらは屋外...

ベタの繁殖時期と繁殖方法は?繁殖期のオスの特徴とメスの特徴

ベタの飼育をしている人の中には、ベタの繁殖に挑戦しようと思っている人もいるのではないでしょうか。繁殖...

水槽のフィルターで静音なものとは?選び方を紹介します

水槽のフィルターで静音なものとは?寝室に置く水槽はできるだけ、静かなものがいいですよね。そん...

ベタの平均寿命とは?老衰症状が出た場合の注意点について

若い時は元気に水槽の中を泳いているベタ。少しでも長生きしてもらってかわいい姿を見ていたいですよね。...

亀の散歩でリードを付ける時の注意点は?亀散歩のポイント

亀をたまには外に出して散歩させようと考えた場合、気になるのが脱走です。脱走させないためにもリ...

【アカヒレの飼育】屋外の場合の注意点とコツについて説明します

初心者でも飼いやすいと言われるアカヒレですが、屋外だけではなく場所によっては屋外での飼育も可能となっ...

コオロギの飼育方法とは?冬に気をつけたいのは温度や湿度

冬にコオロギの飼育をするときには、どのようなことに注意したらいいのでしょうか?飼育の方法を間...

金魚に塩浴をさせるときのフィルターとは?塩浴のポイント

金魚に塩浴をするときにはフィルターはつけたままでいいのでしょうか?弱っている金魚を塩浴させるとき、初...

ハムスターの砂浴びする時間帯と必要な理由や掃除頻度とは

ハムスターには砂浴びをする時間が必要なので、ハムスターを飼育するときは砂遊び場を用意してあげましょう...

ハムスターの鳴き声・プププと鳴く時の気持ちと鳴き声別の気持ち

ハムスターが「プププ」という鳴き声で鳴いたら、一体どんな気持ちなのか知りたくなる飼い主さんもいるので...

メダカの水槽の濁りとる方法!原因を知って濁りを綺麗にしよう

メダカを飼育している人の中には、水槽が濁ってしまいその濁りとる方法を知りたいという人もいるのではない...

エビに優しい水槽の水換え方法!負担の少ない注水が基本

レッドビーシュリンプは赤と白のコントラストが美しく、ペットしても人気のエビです。お世話で欠かせない水...

水槽に白い虫発生!小さいものなら害なし?その正体を明かします

熱帯魚などを飼っていると、水槽に小さい白い虫がついていることがありますよね。その気持ち悪さに...

スポンサーリンク

グッピーの稚魚は親に食べられることが

魚は卵を生んで卵から孵化し稚魚がでてくることが多いですが、グッピーの場合は卵ではなく稚魚を生みます。
そのため、比較的飼育もしやすく人気です。
しかし、お母さんが稚魚を食べてしまうと聞いたことがあったり、稚魚の数が急に減ったりして驚いたりしたことがありませんか。

グッピーは稚魚が親に食べられることがあります

これは珍しいことではなく当たり前のような光景です。
なぜなら、稚魚が小さくお母さんが餌と間違えてしまうからです。

またグッピーは繁殖力がとても強く1回の産卵で40~60匹程の個体を生みます。

稚魚が食べられることを防ぐ対策と、増えすぎてしまった稚魚を減らす方法がありますので参考にしてください。

グッピーの稚魚が親に食べられる理由

グッピーの稚魚は親に食べられることがあります。なぜなら、親が稚魚を餌と間違えてしまうからです。
憎しみがあって稚魚が食べてしまうわけではないので少し安心ですね。

親に限らず他の成魚でも間違えて食べてしまいますので、同じ水槽で成魚と稚魚を育てるとほぼ食べられてしまうことも少なくありません。

水草や隠れ家が豊富な水槽であれば稚魚でも隠れる場所があるので、食べたられる可能性も少なくなりますが、それでも生まれたうちの半数は食べられてしまうこともあるんですよ。

グッピーは放っておくとどんどん繁殖してしまいます

一度の産卵に40~60匹生むので頬っておくとものすごい量のグッピーとなり、1つの水槽で育てることが不可能になります。

もし、グッピーが増えすぎてしまった場合には、稚魚を成魚に食べてもらい数を減らす事が可能です。
しかし、稚魚が成魚の口より大きく育ってしまった場合には、大きさから食べる事ができませんので自然に力を借りる事はできません。

極力そうならないよう、しっかりと管理していきましょう。

グッピーの稚魚が食べられるのを防ぐために産卵前に親を移動

グッピーは親が稚魚を食べてしまうのはよくあることです。
親に食べられたくなければ防ぐ方法があります。

産卵前のメスのグッピーを違う水槽に移動させることです

すると食べられて稚魚が少なくなることはありません。

産卵前の親のグッピーを移動するためにはよくグッピーの動きを観察したり、グッピーの習性を知っておく必要があります。

  • 年中いつでも産卵する
  • 生む時間帯は陽が登る朝5~9時ごろ
  • 卵をお腹に宿してから25~30日で稚魚を生む

年中産卵し、お腹にいる期間も1ヶ月弱ほどですので気がつけば水槽の中がグッピーだらけとなっていることも少なくありません。

産卵前のメスのグッピーを別の水槽に移動させ、稚魚が成魚のグッピーの口の大きさより少し大きくなるまでその水槽で育ててあげると食べられるのを防ぐことができます。

グッピーの親の出産の兆候

稚魚が食べられるのを防ぐために産卵前のグッピーを別の水槽に移動させますが、出産の兆候を把握しておきましょう。

産卵が近いグッピーのメスの動き

メスのお腹が大きく黒い、このようなメスは産卵が近い

中には、個体差によりお腹がそこまで大きくならないものもいますがそのような時は色に注意してみましょう。
色でも見分けられない場合は、グッピーのお腹の中に黒の点々、いわゆる稚魚の目がみえないか確認してください。

その他の特徴

  • 他のグッピーが近づいたりすると異様に追い払ったり神経質な行動をする
  • 水面近くで動かず止まっていたり、急に動いたりなど落ち着きがない様子が見られる。
  • 肛門あたりが膨らんでいる
  • お腹が透けてくる

グッピーの飼育初心者にとっては難しい見分けかもしれません。
そんな場合は早めに別の水槽に移動したほうが無難ですが、デメリットとして環境の違いからストレスを感じ体調を崩してしまうことがあります。

グッピーの稚魚を隔離する期間

グッピーの稚魚を隔離する期間ですが、あまり早いと成魚に食べられてしまう確率が増えます。
なので成魚の口に入らない大きさ、もしくは親の半分程度の大きさ、目安として体長15~20mmになったら成魚と同じ水槽でも問題はないでしょう、

期間にするとだいたい3~4週間程度でしょう。

個体差や餌の栄養や量などによっても異なるので、期間よりも稚魚の実物の大きさで判断すると良いかもしれませんね。

グッピーは繁殖力が強い魚のため、気がついたら水槽がグッピーでいっぱいと言うこともあるでしょう。
そんな時は、産卵前のメスを別の水槽に移動する必要もありません。
自然の力にまかせておくのも1つの手であります。

グッピーを飼育する際は、成魚が稚魚を食べてしまうことがあること、そして繁殖が強いことを覚えておきましょうね。