グッピーの稚魚は親や成魚に食べられる!稚魚を増やす方法

グッピーの稚魚は自分の親や成魚に食べられるという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。「自分が産んだ子供を耐えてしまうなんて!」と驚かれる方もいることでしょう。

グッピーは、生まれる時は卵の状態ではなく魚の形で出産をするため、卵から育てるよりも育てやすいという特徴があります。

では、グッピーの稚魚が親や大人のグッピーに食べられてしまうのは一体どうしてなのでしょうか。増やしたいときはどんな対処を行えばよいのでしょう。

ここでは、グッピーの稚魚が産まれた後に親に食べられてしまう理由や対処法についてご紹介します。

グッピーを増やしたい人はどんな方法で出産させれば良いのかをチェックして、上手に稚魚を育てましょう。

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グッピーの稚魚は親に食べられることが

魚は卵を生んで卵から孵化し稚魚がでてくることが多いですが、グッピーの場合は卵ではなく稚魚を生みます。
そのため、比較的飼育もしやすく人気です。
しかし、お母さんが稚魚を食べてしまうと聞いたことがあったり、稚魚の数が急に減ったりして驚いたりしたことがありませんか。

グッピーは稚魚が親に食べられることがあります

これは珍しいことではなく当たり前のような光景です。
なぜなら、稚魚が小さくお母さんが餌と間違えてしまうからです。

またグッピーは繁殖力がとても強く1回の産卵で40~60匹程の個体を生みます。

稚魚が食べられることを防ぐ対策と、増えすぎてしまった稚魚を減らす方法がありますので参考にしてください。

グッピーの稚魚が親に食べられる理由

グッピーの稚魚は親に食べられることがあります。なぜなら、親が稚魚を餌と間違えてしまうからです。
憎しみがあって稚魚が食べてしまうわけではないので少し安心ですね。

親に限らず他の成魚でも間違えて食べてしまいますので、同じ水槽で成魚と稚魚を育てるとほぼ食べられてしまうことも少なくありません。

水草や隠れ家が豊富な水槽であれば稚魚でも隠れる場所があるので、食べたられる可能性も少なくなりますが、それでも生まれたうちの半数は食べられてしまうこともあるんですよ。

グッピーは放っておくとどんどん繁殖してしまいます

一度の産卵に40~60匹生むので頬っておくとものすごい量のグッピーとなり、1つの水槽で育てることが不可能になります。

もし、グッピーが増えすぎてしまった場合には、稚魚を成魚に食べてもらい数を減らす事が可能です。
しかし、稚魚が成魚の口より大きく育ってしまった場合には、大きさから食べる事ができませんので自然に力を借りる事はできません。

極力そうならないよう、しっかりと管理していきましょう。

グッピーの稚魚が食べられるのを防ぐために産卵前に親を移動

グッピーは親が稚魚を食べてしまうのはよくあることです。
親に食べられたくなければ防ぐ方法があります。

産卵前のメスのグッピーを違う水槽に移動させることです

すると食べられて稚魚が少なくなることはありません。

産卵前の親のグッピーを移動するためにはよくグッピーの動きを観察したり、グッピーの習性を知っておく必要があります。

  • 年中いつでも産卵する
  • 生む時間帯は陽が登る朝5~9時ごろ
  • 卵をお腹に宿してから25~30日で稚魚を生む

年中産卵し、お腹にいる期間も1ヶ月弱ほどですので気がつけば水槽の中がグッピーだらけとなっていることも少なくありません。

産卵前のメスのグッピーを別の水槽に移動させ、稚魚が成魚のグッピーの口の大きさより少し大きくなるまでその水槽で育ててあげると食べられるのを防ぐことができます。

グッピーの親の出産の兆候

稚魚が食べられるのを防ぐために産卵前のグッピーを別の水槽に移動させますが、出産の兆候を把握しておきましょう。

産卵が近いグッピーのメスの動き

メスのお腹が大きく黒い、このようなメスは産卵が近い

中には、個体差によりお腹がそこまで大きくならないものもいますがそのような時は色に注意してみましょう。
色でも見分けられない場合は、グッピーのお腹の中に黒の点々、いわゆる稚魚の目がみえないか確認してください。

その他の特徴

  • 他のグッピーが近づいたりすると異様に追い払ったり神経質な行動をする
  • 水面近くで動かず止まっていたり、急に動いたりなど落ち着きがない様子が見られる。
  • 肛門あたりが膨らんでいる
  • お腹が透けてくる

グッピーの飼育初心者にとっては難しい見分けかもしれません。
そんな場合は早めに別の水槽に移動したほうが無難ですが、デメリットとして環境の違いからストレスを感じ体調を崩してしまうことがあります。

グッピーの稚魚を隔離する期間

グッピーの稚魚を隔離する期間ですが、あまり早いと成魚に食べられてしまう確率が増えます。
なので成魚の口に入らない大きさ、もしくは親の半分程度の大きさ、目安として体長15~20mmになったら成魚と同じ水槽でも問題はないでしょう、

期間にするとだいたい3~4週間程度でしょう。

個体差や餌の栄養や量などによっても異なるので、期間よりも稚魚の実物の大きさで判断すると良いかもしれませんね。

グッピーは繁殖力が強い魚のため、気がついたら水槽がグッピーでいっぱいと言うこともあるでしょう。
そんな時は、産卵前のメスを別の水槽に移動する必要もありません。
自然の力にまかせておくのも1つの手であります。

グッピーを飼育する際は、成魚が稚魚を食べてしまうことがあること、そして繁殖が強いことを覚えておきましょうね。