似顔絵を描いたみたいけれどあまり似ていない、何かが違うと感じることはありませんか?
リアルなタッチの似顔絵、デフォルメ感が強い似顔絵など色々な種類がありますが、まずはそれらの特徴を確認していきましょう。
それでは早速似顔絵の描き方のコツを紹介します。
まずは、シルエットに注目です。全体的な輪郭を掴んでください。そして描く人の特徴を探すのも大切です。特徴を探す時のポイントもご覧ください。
似顔絵の描き方のコツは顔のパーツも大事ですが、その配置もポイントです。ずれてしまうと似ていない似顔絵になってしまいます。
出来上がりにはその人らしさをプラスするとより似た似顔絵が完成します。
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似顔絵の種類で描き方のコツは違う
似顔絵には写真のようにリアルに描かれたものがあれば、単純な線で描かれたキャラクターのような似顔絵など、表現方法はたくさんあります。
さらには極端に強調・誇張された強烈な表現の似顔絵もあり、それぞれコツは違ってきます。
写真を元に写実的な似顔絵を描く
まず写真とトレーシングペーパーを使ったリアルな似顔絵の描き方をご紹介しましょう。
下に敷いたものが透けて見えるトレーシングペーパーを使って、写真に写った人物の姿を写し絵で描いて行く方法です。
顔の特徴を強調して描くのがコツ
目であれば大きい、細い、タレ目、などの特徴をわかりやすく描くよう意識します。
デフォルメの仕方で個性的な似顔絵に
あまり細かい部分は気にせず特徴を極端に強調して描くと、それだけで誰の顔かわかる描き方もできます。
目や口を顔の中心に集めるように描くと可愛らしい印象になります。
芸能人の似顔絵で見られる、厚い唇や大きな鼻の穴を思い切って大きく描くとインパクトがある似顔絵になります。
似顔絵の描き方のコツはシルエットを掴むこと
似顔絵を描こうとして顔のパーツばかりに気を取られていると、目や鼻はそっくりに描けているのにどこか違う印象になってしまうことがあります。
顔全体の印象をシルエットで捉えることが似顔絵のコツの一つ
顔の輪郭
ベースになる顔の輪郭にも、それぞれ特徴があります。
- 丸顔
- 四角顔
- 面長
- エラが張っている
紙が短い人ならば、耳のシルエットも目に入るので耳が尖っていたり、福耳もシルエットとして印象に残っているはずです。
髪型
アニメのキャラクターを思い出してみて下さい。たとえ顔が全く別物でも髪型がそのキャラクターであるだけで、誰を描いているか伝わるものです。
特徴を捉えるのが似顔絵の描き方のコツ
特徴が極端に目立つ場合は、すぐに目が行きますが、人目で印象にのこるほどの特徴がない顔の場合は「特徴のあるパーツを探す」ことが必要です。
似顔絵を描く一番のコツは「その人が持つ顔の特徴を強調して描く」こと
一見、印象に残らない「普通の顔」に見えていても、それぞれに特徴となる部分は必ずあります。
極端に大きな目や高い鼻、出っ歯やしゃくれたアゴのような特徴は、それを描かないだけで別人のようになってしまうこともあるほど。
ヒゲやほくろなども似顔絵を描く上でありがたいポイント
カラーで描く場合なら、肌の色(白い、浅黒い、日焼けで真っ黒…など)や、髪の色でも似せることができます。
似顔絵が似ていないことの原因を確認
ここまで紹介したことを踏まえると、似顔絵が似て見えるポイントは次のようになります。
- 顔全体のシルエット(印象)
- 髪型
- 目や鼻などのパーツ
- それぞれの特徴の強調
パーツごとに目や鼻や口を見るとそっくりなのに、出来上がると印象が違って感じている場合、もう一つの原因が考えられます。
似顔絵の「バランス」を確認
実は、似顔絵の中でも最も重要なのが、このパーツを配置するバランス。
目の間の距離、鼻と口の距離、目と眉の距離などパーツとパーツの距離は、人の顔を認識するのに重要な意味があるのです。
たとえ顔のパーツそれぞれがそっくりに描けていても、口の位置がほんの少し上か下にズレるだけで別人のように見えてきます。
似顔絵の仕上げの段階のコツ
ここまで描いてきて、まだどこか違うと感じてしまった場合。パーツの描き方や配置で何度も何度も直しているうちに、どれが正解なのかわからなくなってくることがあるでしょう。
もう似ているのかどうかもわからない!と煮詰まったら、一旦インターバルを置いてみるのもいいですよ。
少し時間を置いて、似顔絵を見直す
ずっと同じ写真や絵を見続けていると、ゲシュタルト崩壊が起きて上手く認識できなくなってしまいますよね。
作業を中断して、少し時間を置いてから見てみると「なんだ、そういうことか」とあっさり解決できることがあります。
自分以外の人に、似顔絵を見せてみる
自分で描いているものは描き直すうち正解がわからなくなるもの。他の人に見てもらい客観的にどこが違うか指摘してもらうのもいいでしょう。
ここまで悩んで、やっと似顔絵が描けたら小物やシチュエーションをプラスシて「その人らしさ」を強調します。
似顔絵の表現では、あくまでもそっくりに描くだけでなく、その人だと分かればいいというレベルを求められることもあります。
自分の絵のスタイルに合う似顔絵の描き方を模索して練習してみてください。