メッキと塗装の違いは何?どちらが良いか迷った時の選択基準

メッキや塗装など、いろいろな場所で耳にしますが、その違いはどこにあるのでしょうか?

どちらも着色するという点では同じです。しかし違いは着色方法、その工程にありました。

そこで工程にはどの様に違いがあるのか?また着色をする時にメッキか塗装か、どちらにすると良いのか?迷ってしまった際の判断基準についてもご紹介をいたします。

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メッキと塗装の違いは?メッキについて

メッキと塗装はどちらも製品を覆って色が付くので一体何が違うのかと疑問に思われる方は多いでしょう。これまで考えてみた事もなかったけれども、いざ違いを尋ねられると答えに詰まってしまう方も多いと思われます。

メッキの特徴

メッキと聞くと金属で硬くピカピカしたものをイメージされる方は多いのではないでしょうか。そのイメージの通り、メッキとは金属を金属で覆うことです。どのように覆うのかというと、電気や化学反応を利用します。ペンキのように刷毛で塗りつけるような訳にはいかないので、メッキは金属にしか施すことができません。
メッキは専用の機械や設備が必要なので自宅でできるものではなく、メッキを行っている業者に依頼して行ってもらうことになります。
メッキはコーティング材として金属を使用するので、どんな色にでもできるというものではなく限られた色のみになります。

メッキをする目的は「製品の保護」「製品の腐食などの防止」「美観をよくする」「製品にメッキする金属の特性を付加する」などです。
車やオートバイの部品などをピカピカに仕上げることができます。

メッキと塗装の違い!塗装や用途について

塗装はペンキなどの塗料で表面をコーティングします。

刷毛やローラーなどを使用して塗るので、プラスチックやビニール、紙、木材、金属など塗装する素材にあった塗料を使用すると多くの素材に施すことができます。
塗料と刷毛などの道具を用意すると自分でも行うことができます。
家の屋根や壁など広範囲を塗る場合には専門の塗装を行っている業者に依頼する場合が多いですが、自分で塗装する事も可能です。

塗装とメッキは全く異なる作業内容となるので、塗装屋さんでメッキを行う事はできません。

メッキと塗装の違いは、着色する工程に違いがあります

塗装は塗料を刷毛などで塗ったりスプレーで吹き付けたりします。

メッキの工程はいくつかありますが、大きくは金属の液体に浸けて加工する「湿式メッキ」と真空など特殊な条件下で加工する「乾式メッキ」に分かれます。
湿式メッキの「電解メッキ」では液体化した金属に電気を流して金属イオンを製品に付着させます。
「無電解メッキ」は電気を流さずに金属の性質を利用した化学反応により金属イオンを製品に付着させます。
「溶融メッキ」は金属を高温で溶かした液体の中に製品を入れてコーティングする方法です。
乾式メッキの「物理蒸着法」は熱などで金属を気化して付着させる方法です。
「化学蒸着法」は化学反応を利用して気化してコーティングします。

メッキの工程は多くあり、製品やコーティングしたい金属、コーティングの厚みや用途などによって適切な方法で行われます。

メッキ塗装や電着メッキはメッキではありません

メッキのように見えるので「メッキ塗装」と呼ばれている塗装技術があります。

製品の表面に下処理をして金属のような光沢を付けてから金色の塗装を行うとメッキのように見えます。これは塗装なのでプラスチックや木材、ビニールなど多くの素材に施すことができ、色の種類も豊富です。
これは見た目はメッキとほぼ同様で、そう簡単に見分けることはできません。ただ、メッキは金属にしか施せないことを知っていると、持ってみたり叩いて地の素材が金属ではないと分かると、メッキではないと判断することができます。
他にもメッキと見紛う加工があります。樹脂を溶かした水に製品を入れて電気の作用で樹脂を付着させ、その後高温で樹脂を固めます。これは「電着メッキ」と呼ばれます。

メッキか塗装か?どちらが良いか迷ったときには

メッキは金属にしか施すことができないので、まずはコーティングしたい製品が金属であるかどうかを確認します。
メッキは自分で行うことは出来ないので専門の業者に依頼する事になります。そのため、実際には車やオートバイの部品など高価で長く使用したい、また耐久性を求められる製品に施す場合が多いです。

メッキは金属でコーティングするので非常に耐久性が良くなります。

とにかく丈夫に仕上げたい場合に向いています。ただし色の種類は限られるのと、表面がピカピカになるので仕上がりがピカピカの金属になっても大丈夫な製品に使用が限定されます。
アクセサリー類にメッキを施して美しく見せたり、古くなったものを蘇らせる事もできます。
メッキは自分が加工したい製品に希望のメッキを行える業者を探して、代金を確認して依頼しましょう。メッキ加工を行ってくれる業者はそう多くは無いので、自宅近くにない場合には郵送して受け渡しを行ってくれる業者を探してみましょう。ただ、微妙な色合いなどは実物の同加工品を見ないと分からないので、確実に好みとおりに仕上げたい場合には遠方でも製品を持参して訪れることをおすすめします。
また、メッキといえど金属なのでその種類によっては錆びる場合があります。メッキを長持ちさせる保護剤があるので、長く美しさを保ちたい場合には利用するとよいでしょう。

塗装は塗料と塗る道具などを購入して自分で行うことができるので気軽に行うことができます。

DIYで家具を塗装したりプラスチックの製品を好みの色に変えたりする場合に使用する方が多いでしょう。
塗装する前に錆び止めを塗ったり塗装の上から艶出しや防水加工を行うこともできるので、塗装する製品の用途に合わせて適した加工を行うと長持ちさせることができます。
素材を選ばず建物や塀など取り外すことの出来ないものにも塗装できるので、メッキと違い非常に多様性があります。
フィギュアなど本当はメッキしたい製品は、金属色のスプレーで塗装するとメッキにはかないませんがそこそこの雰囲気を出すことができるでしょう。