最近は鉛筆を使う機会も減っていると思いますが、美術のデッサンの場合は鉛筆を使うこともありますね。
この使う鉛筆はカッター等で削るのが基本とされています。
鉛筆の基本の削り方やコツをみていきましょう。
鉛筆やカッターの持ち方、削り方のコツ、力加減、デッサンに使う場合の芯の削り方など詳しく紹介します。
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鉛筆をカッターで削る時の基本の削り方
※右利きの場合で説明していきますので、左利きの場合は左右逆に考えてください。
- 左手に鉛筆、右手にカッターを持ちます。左手に持った鉛筆にカッターの刃先を充て、カッターの背の部分を左手の親指で鉛筆の先に向かって押し出すように削っていきます。
- 基本的に力が入るのは左手の親指だけ。左手の親指以外は鉛筆を固定し、右手はカッターを支える程度に持ちます。
- はじめは大まかに削りましょう。鉛筆を回しながら徐々に削っていけばいいのです。先端から芯が見え始めたら芯を折ってしまわないよう、少しずつ削っていきます。
- 先端が大まかに形になったら、カッターの刃先で芯の先を研ぐように表面を削いで好みの細さに仕上げます。
カッターの刃は刃を新しいものに変えるか先端から少し多めに折って鉛筆に当たる部分をよく切れる状態にして削ってください。切れないカッターを使うと横滑りして指を切るなどの怪我をする恐れがあります。
カッターを使った鉛筆の削り方と、多い場合は最初は鉛筆削りで大まかに
鉛筆デッサンをする時と文字などを書く場合では削り方は少し違う
- 先端の芯の部分を1cm程度に長く露出させてなだらかに尖らせます。
鉛筆を使って絵を描く場合、あえて尖らせた芯を立てた状態(紙に対して垂直)で描き進む方法もありますが、デッサンの場合は寝かせた状態で鉛筆の芯の腹(側面)で描くことが多いです。本格的にデッサンを始めようとしたとき新品の鉛筆を何本も手作業で削るのは、なかなか手間がかかります。 - 新品の鉛筆を削る場合には、まず鉛筆削りを使って削り、あとからカッターを使って先の形を変えたり芯の長さを変えるといいでしょう。
デッサンをするために鉛筆を削るのですから、鉛筆を削るために時間や手間を消費してしまうのはもったいないですよね。
デッサンに使う鉛筆のカッターを使った削り方や芯の長さ
鉛筆を削るともちろん削りカスが出ます。カッターで削る時は削りカスが飛び散らないように捨てても良い紙を敷くなどします。削り終わった後、そのまま捨てられるように古新聞やチラシなど要らない紙を使うといいでしょう。
削りながらカスが飛んだり、芯を整える時に微細な粉になった芯が飛び散ることがあるので、少し大きめの紙を敷いてもいいかもしれません。
デッサン用に鉛筆を削る時は、先端部分の軸を3cm以上削り、芯は1cm以上出します。この時軸と芯がなだらかなに連続するように削るのが理想です。
最近はカッターを使って鉛筆を削るどころか、鉛筆を使う場面自体が少なくなりましたよね。ましてやカッターで鉛筆を削るなんて、まずそこで上手くできないことがあるのでは?
うっかり芯を出しすぎると描き始めた途端に「ポキッ…」と折れて、まだ削らなければいけなくなってしまいます。
芯の出しすぎには注意してくださいね。
鉛筆を削るカッターや、鉛筆の先について
鉛筆を削るためにカッターは、特別なものが必要なわけではありません。ごく一般的なカッターで、100円ショップで売っているものでも充分です。
ただし、1本は鉛筆を削るための専用カッターにすることをお勧めします。鉛筆を削っているとカッターの切れ味はすぐに悪くなってしまいます。
鉛筆の芯を削ることで黒鉛が付着してしまい、紙類などを切った時に汚してしまう恐れもあるからです。
通常のデッサンでは鉛筆を紙と平行に倒して長く削り出した芯の腹で使って描きます。
クロッキーの場合には、早く描く必要があるので力が入りやすく、あまり芯の先端を尖らせていると折れやすくなるため、あえて先を削らなくても大丈夫です。
短時間でたくさん描くクロッキーでは、折れない太さで長めに芯が出ている状態が好まれます。
カッターやナイフで鉛筆を削る時の気持ち
デッサンをする時に、電動や手動の鉛筆削りを使わずにカッターやナイフを使って手で削っていくのは、絵を描くためだけではありません。
絵を描く以外でも鉛筆を使用する人の中には、手作業で鉛筆を削り丹念に先を好みの細さに整えることがあります。
書きやすさという合理性の部分だけでなく、これから描く(書く)ものの世界に入っていく準備のようなものです。
書道家が硯で墨をするように集中力を高める儀式のような面もあるからです。
何か書く目的はなくとも、鉛筆を削る動作をしてみると何も考えずに没頭できたり、集中力が高まりを感じられることがあるのです。
確かに手間がかかる面倒な作業と言えなくもないのですが、仕事のことや家庭のことで頭の中が整理できないと感じた時、鉛筆を削るような単純な動作は頭を空っぽにして集中できるというメリットもあるのです。
カッターで鉛筆を削ることで集中力のアップも感じられる!
鉛筆は子供の頃から日常的に使う筆記具の一つですが、同時にデッサン用具としても定番のもの。
描く用途によって鉛筆の削り方を少し変えるとより使いやすくなります。鉛筆削りを使うと手間も時間もかかりませんが、デッサンでは芯を長めに出して使ったり、先を尖らせる・尖らせないなど画一的な削り方だけでは使いこなせないものです。
カッターで思った通りに削ることができる方が表現の幅が広がります。
また、画材としてという面に加え、何も考えずに鉛筆を削っていると集中力が高まるという意見も多くあるのです。
いつもは鉛筆削りでパパっと削っている人も、ぜひカッターやナイフでじっくりと好みの長さや太さで鉛筆を削ってみてください。
初めはうまくいかないかもしれませんが、慣れてくるとそれほど難しいことではありませんよ。