車内のライトを点けたまま走行するのは違反になるのでしょうか?小さい頃、車内のライトを点けると、すぐに消して!とよく言われました。
車が走っているときには、ライトを点けたらいけないものなんだと思っていましたが点けっぱなしにしてはいけないのにはきちんとした理由があるからなんです。
車内のライトをつけたままにしてはいけない理由を紹介します。
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車内のライトをつけていても違反とはなりませんが
子供の頃、夜に親の運転する車に乗っているとき、車内のライトをつけたら「消して!」と怒られたことありませんか?
それからというもの、夜に車内のライトを点けたまま走行すると違反になると認識していましたが、道路交通法では、そのような記載はされていません。
道路交通法の第70条では「安全運転の義務」というものが定められています。
第70条「安全運転の義務」の内容ですが、運転に支障が出る行為は違反となりますが、明確にこのような行為は違反行為にあたりますというような、違反行為は記載されていません。
そのため、車内のライトを点けたまま走行することが確実に違反になるわけではありませんが、「安全運転の義務」に反する行為である可能性もあるということになります。
はっきりとした記載が無い以上、違反になるかどうかは分かりませんが、安全運転を意識するのであれば、車内のライトは消して運転することをオススメします。
車内のライトは違反にはならなくても危険
上記でもご紹介したように、車内のライトを点けたまま走行することは、違反にならない場合もありますが、少なからず危険が伴います。
そこで、どういった危険が伴うのか?ご紹介します。
車内のライトを点けたまま走行することに伴う危険について
車外が見えづらくなる
夜に、部屋の電気が点いていた部屋から全く点いていない部屋に移動すると、その暗さに目が慣れるまで時間がかかり、ある程度の時間が経たないと目で認識することができないと思います。
それと同じで、車内のライトが点いている明るい状態から、車外の暗い状態を目でしっかりと認識するまでには、ある程度の時間が必要となります。
車外の状況が認識できない状態での運転は、事故に繋がる可能性が非常に高く危険です。
窓に自分が反射してしまう
車外の状況を見ようとした時、窓ガラスに自分が反射してしまい外の状況を見ることができず、慌てて車内のライトを消したことはないでしょうか。
車内のライトを点けていると、窓に自分が反射するため外を見ることができません。
そんな、外の状況を認識できない状態の運転は、大変危険です。
違反になるかどうかというよりは、事故を避けるためにも、車内のライトを点けたまま走行することは止めた方が良いでしょう。
車内のライトをつけたまま走っているバスは違反にならないのでしょうか
バスの場合、車内のライトを点けたまま走っていても違反になりません。
路線バスは、旅客自動車運送事業運輸規則の中で、立ちながら乗車している乗客や、動いている車内を移動するお客様の安全を保護するために、夜間に道路を通行する際には室内灯を点けることと決められています。
これは、乗客の有無に関わらず決められていることになりますので、たとえ乗客がいない場合であっても、室内灯をつけなければいけないのです。
ですが、いくら乗客の安全のためとは言っても、車内でライトを点けて走行することは運転者にとって危険が多くなってしまいます。
そういった危険を回避するために、バスの場合には、衝立や室内灯カバーをするなどの対策が施され、安全性にも配慮されています。
車内のライトが点きっぱなしになってしまうの対処方法
夜間に車内のライトを点けながら運転することは危険が伴うことをご紹介しましたが、何かしらの不具合で車内のライトが消えなくなってしまったら困りますよね。
そこで、車内のライトが消えない時に考えられる原因と対処法をご紹介します。
室内灯が消えない原因は「カーテシスイッチ」かも?
カーテシスイッチは通常、ドアを閉めると、ドアが閉められたと認識されスイッチが入るようになっています。
しかし、何かしらの不具合が起きてしまうと、ドアが開いている状態だと認識してしまいスイッチが入らずに、室内灯は点いたままになってしまいます。
また、カーテシスイッチが原因の場合には、半ドアの警告ランプも点いたままになりますので、合わせて確認するようにしましょう。
カーテシスイッチが原因の場合の対処法
カーテシスイッチが原因の場合は、素人が簡単に修理することはできません。
そのため、修理工場やディーラーに持ち込み修理をしてもらう必要があります。
室内灯の点きっぱなしは、バッテリー上がりの原因にもなりますので、速やかに修理を受けるようにしましょう。
車内のこの行動は違反になる可能性が!?気をつけたい行為とは
車内のライトを点けながらの運転は、安全運転義務違反に該当する可能性があることをご紹介しましたが、他にも違反となる可能性がある車内での行動についてご紹介します。
取り締まりの対象とならないように、日頃から気をつけるようにしましょう。
つま先や踵のない靴での運転は違反になる可能性あり
基本的にサンダルなどのつま先や踵のない靴での運転は取り締まりの対象となります。
ですが、サンダルの中でも、踵やつま先があり足がしっかりと固定されているものであれば問題ありません。
また、他にも、ハイヒールや厚底などもNGとなっていますので注意しましょう。
自動車から離れる時の窓の開けっ放しやエンジンのかけっ放し
運転者は、自動車から離れる際に、他人が運転できてしまうような状態にしてはいけません。
また、万が一、こういった状態の時に窃盗に遭ってしまっても、運転手は少なからず責任を負うことになってしまいます。
そのため、鍵を挿したまま、エンジンをかけたまま、窓を開けたままなど「したまま状態」にしないよう、日頃から心がけることが大切です。