桃を元気に育てるときに必要となるのが剪定です。桃の剪定はどのように行えばいいのでしょうか?
剪定で中意しなくてはいけないのが、行う季節です。適した季節に剪定をしないと桃の木の成長に大きく影響してしまいます。剪定の方法や道具はどのように使うといいのでしょう。
桃の木の育て方や剪定方法、してはいけない剪定を紹介します。
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桃の剪定の時期、育て方の基本
桃の木はたくさん日光を浴びさせることで、甘く美味しい実をつけます。
植え付けてから4年ほどの間は実がつくように木のお世話をしていきます。
そのため木が元気に育っていけるように剪定を行うのが植え付けてから4年間ほどのお世話です。
剪定を行うのは12~2月の間の桃の木の休眠期に当たる期間です。
その時期に剪定を行った後、4年目以降は剪定のおかげでしっかりとY字に樹木の形が整っているはずです。
4年目以降からのお世話は整った形になった樹木から、新しく伸びた枝の先端を1/3ほどの長さに切り戻します。
枝の間引きなども行って混み過ぎないように育てていきます。
桃は夏にも選定を行う必要があれば剪定します。
冬に剪定を行っていても枝が沢山伸びることもあり、必要に応じて樹木の形を整えてあげることで大きく育っていくようになります。
基本的な桃の木の育て方は上記のようなイメージです。
では剪定の必要性や道具、桃の木のことについてもっと知っていきましょう。
なぜ桃の木は剪定が必要なの?道具の使い方や育て方
選定に必要な道具4つ
- 剪定用ハサミ
- のこぎり
- 必要があれば脚立などの踏み台
- 作業用手袋
作業にはケガをしないためにも手袋が必須です。
ハサミは手にフィットするものを選び、手袋を履いている状態でも動かせるものを選びましょう。
のこぎりを使う際は枝に当てて優しく引いて切ります。
優しく、というところがポイントですので実際の作業の際は心がけてみてください。
剪定の目的
『どんどんと成長する桃の木の幹に光を当てて枯れないようにするため』の作業です。
剪定をするときのイメージは木の枝一本一本に光が当たるように、
力のある太い枝を残し、力のない弱い枝を切っていく、ということを頭に入れておきましょう。
桃の木の剪定、植え付けから4年間のポイント
樹木の形を整えるために必要な剪定です。
時期を守りつつ、日陰になる枝が出てきた場合は間引いて様子を見ながら行います。
4年目以降の剪定のポイント
形がすでに整ってきているため、日陰になる枝が出来てしまいどうしても気になるときにだけ剪定し風通しを良くしたりします。
夏には剪定を行うこともありますがあまりおすすめしません。
不要な枝を切り落とす程度にとどめて、しっかりとした剪定は休眠期に行うなど木の自発的な成長に任せましょう。
桃の育て方で大切な剪定 主枝以外を剪定しよう
剪定のイメージは前述したとおりです。両手で作業を行うことが大事です。
植え付けご4年間の剪定方法
- 幹から左右に生える太い枝を2本残し、他は切り落とします。
- 残している太い枝から出てくる枝のうち、それぞれ先端のもの2~3本残し、他を切り落とします。
- 新しく伸びてきた枝は、1/3ほどの長さに切り詰めましょう。
こうした剪定を行うと木は自然とY字型に整ってくるはずです。
整ってしっかりした木になってきたら、今度は幹に光が当たるよう、枝が込みすぎていないかを確認しながら剪定を行います。
実がなっているときや葉が茂っているときのことなどを想像しながら、空間をあけて剪定していくとうまくいくのだそうです。
剪定の仕方によっては枯れてしまうほど弱ってしまうこともあるそうなので、元気な枝か、弱っている枝かを判断しながら慎重に剪定していきましょう。
桃の剪定でしてはいけない事 注意する事
桃の剪定でしてはいけないことがいくつかあります。そのしてはいけないこととは下記のようなことです。
幼木を無理に剪定する
桃の枝は幼木の間はよく伸びます。
ですが成長過程のためしばらくは極力弱い剪定に留めなければなりません。
自然と桃らしく樹木の形が整ってきますのでそれをサポートする程度の剪定にとどめてください。
桃の木の生い茂る枝を放任しておく
桃は徒長した枝が生じたり枝が混み合うことの多い木です。
これらの枝を放置しておくと育成にマイナスとなりますので、そういったことのないように葉には充分に光が届くように想定しながら休眠期の剪定を行います。
真上から太い幹に直射日光が当たるような剪定
こうした剪定をしてしまうと直射日光に弱い幹は弱ってしまいます。
真上から直射日光が当たらないよう、上の枝葉である程度の影を作れるような剪定にしましょう。
主枝を剪定する
これを行ってしまうと桃の木の成長を大きく妨げてしまいます。
桃に限らず木は主枝に養分を集中させて大きくなっていきます。
果実がなりはじめたときの重量に耐えうる大きさまで成長しようとしていますので、
切り落とさないようご注意ください。
木の選定はただ切るだけではいけません。
前述したとおり、葉の茂っていない時期に葉の茂っていた時期のことを想定して行う剪定になるため、桃の様子をじっくりと見つつ行わなければならないのです。
桃の剪定は冬よりも秋?剪定の影響を少なくすることが大切
桃は休眠期の間は伸びることを休む木
それ以外の時期はどんどんと伸びるため、剪定を休眠期に行うのですが冬の休眠期より少し前の秋に剪定を行うという方もいらっしゃいます。
秋はまだ葉も少し残っているところがあり、冬の葉が落ちきってしまった桃よりも葉が茂っているときの姿が想定しやすいのが利点です。
さらにまだ休眠期に入る前なので影響が少なくてすむ場合もあるようです。
どんどんと伸びている最中の夏や休眠期の終わり頃などに剪定をしてしまうと桃の木にマイナスな影響を与えてしまうことが多いそうで、それならば秋の休眠期の準備中の桃を選定するほうがダメージが少ないということもあるそうです。
桃の状態にもよりますが剪定に不安があったり、元気に育っている場合には完璧な休眠期に入っていなくとも秋に剪定を行ってもいいかもしれません。
お庭の桃の木が美味しい実をたくさん実らせられますように。