革靴のヒビ割れを自分で直す方法!履き慣れた靴の直し方

履き慣れたお気に入りの革靴は履く頻度も高くなり、履いているうちにヒビ割れが起こってしまう場合もあります。
ヒビ割れが起こった靴は、捨ててしまうしかないのでしょうか?
ヒビ割れの度合いによっては、修理してもう少し履くことも可能です。
そこで、自分でできるヒビ割れた革靴の直し方についてご紹介します。

修理に必要な道具や修理の手順を解説していきます。

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革靴の直し方、自宅できるのは浅いヒビ割れ

革靴は履いているとシワが入ってしまいますが、このシワは革のヒビ割れになっていきます。革靴の履きジワは必ず入ってしまうため防止するのは難しいですが、入ってしまう物だとあきらめてヒビ割れてしまったシワを放置するのはやめましょう。

革靴はちゃんとケアをすることで長く履くことが可能です。そのためには、革靴の宿命でもあるヒビ割れの直し方は覚えておきたいお手入れ方法です。

革靴のヒビ割れは自宅で直すことも可能です。

ただし、自宅で直せるヒビ割れと直せないヒビ割れがあります。

自宅で直せるヒビ割れは、ヒビ割れが浅いものに限ります。

ヒビ割れが深いものを通常の直し方で直そうとすると靴をダメにしてしまう可能性もあるので、プロの技に頼りましょう。

また、ヒビ割れの直し方は、革の表面を削ったりするため、革の風合いが変わってしまうことがあります。

修理に必要な道具を準備

自分で革靴のヒビ割れを修理する場合は、道具を揃えましょう。

  • 紙やすり
    革靴のヒビ割れは、ヒビの入った亀裂を削って滑らかにしますので、紙やすりが必要になります。最低でも削る用の粗めと仕上げ用の細かい番手の2種類を用意しましょう。粗削りから仕上げまで3~4種類位の紙やすりを用意すると丁寧な仕事が出来ます。小さく切って使いましょう。
  • クリーナー
    革についた汚れや削ったゴミ、古いクリームなどを取るのに使います。クリーナーは日々のケアでクリームを塗る前にも使うので、買って損はありません。わざわざクリーナーで取らずに古いクリームに重ねて塗れば良いのでは?と思ってしまうかもしれませんが、クリームは積み重なると柔軟性がなくなったり酸化して革を傷める可能性があるため、補修やケアでは必ずクリーナーを使いましょう。

  • クリーナーの拭き取りなどに使います。専用の布も売っていますが、毛羽立ちの少ない布があればTシャツなどの古布で充分です。古布は革靴のケアでもよく使うので、数枚用意しておくのがお勧めです。
  • シューズキーパー
    必ず必要ではありませんが、シューズキーパーはあると便利です。靴の中に入れると削ったり色を塗りやすくなります。丸めた新聞紙などでも代用出来ます。

ヒビ割れに使う補修クリームの選び方と直し方の色作りのコツ

革靴のヒビ割れの直し方は、やすりで削ると削った部分の革の色が変わってしまいますので、削った革の着色まで行う必要があります。

革靴の着色には、専用の補修クリームを使いましょう。補修クリームには色が付いていますので、削っていない部分と同じ色の補修クリームを選びます。

黒以外はぴったり同じ色が見つかるとは限りませんので、ちょうどいい色が無い場合は数色分の補修クリームを買って、混ぜて色を作りましょう。

色の作り方は、絵具で色を作るのと同じようにします。茶色の革靴でも赤っぽい茶色と黄色っぽい茶色、深いこげ茶など様々ですが、例えば、もっと茶色を明るくしたいからと白を混ぜると白っぽくなってしまうことがあります。茶色を作るときは、黄色を混ぜると明度が上がりやすく、青を混ぜると深い色になりやすいです。

色を作るときは明るい場所で作ります。ベースの色に色を混ぜるときは、ごく少量ずつにしましょう。作った色は照明の色や太陽光によって色が微妙に違って見えるため、照明の下と太陽光の両方で色味を確認するのがお勧めです。

補修クリームは水を混ぜたり色を混ぜたりするため、パレットになる小皿と筆も用意しましょう。皿は色を混ぜる用と水に溶かす用の2個用意すると使いやすくてお勧めです。筆は靴に色を塗る時にも使います。

革のヒビ割れの直し方の手順

革靴のヒビ割れを直すのに必要な道具が揃ったら、ヒビ割れの直し方を確認しましょう。

まずは、小さく切った紙やすりでヒビ割れ部分を削っていきます。この時、シワを伸ばしながら削りますが、シューズキーパーを使ったり新聞紙を中に入れるとやりやすくなります。

粗めの番手の紙やすりでヒビ割れの亀裂がなくなって、周囲と馴染みが良くなるように削ります。ある程度亀裂がなくなったら、細かめの紙やすりに替えます。

番手の違う紙やすりを数枚用意している場合は、粗いものから細かいものに順番に持ち替えて削っていきます。

粗い紙やすりで削ると最初は革がボロボロしたようになりますが、細かい紙やすりに持ち替えることで徐々に革表面が滑らかになるので、心配ありません。

削り終わったら、ブラシや布で削りカスを取り除きます。クリーナーを布に付けて更に綺麗にします。クリーナーの水分が入って革が一時的に色が変わることがありますが、乾くと戻ります。

補修クリームで色を作って、削った部分に筆で色を塗っていきます。一度塗りでは薄いと思いますので、何度か重ね塗りをします。

なお、いきなり塗り始めるのではなく、土踏まずなどの出来るだけ目立たない部分に少しだけ塗って、元の色と作った色が合っているか確認しましょう。

乾かした後にクリームなどで仕上げをして完成です。

革靴のヒビ割れが起こる原因

せっかく革靴のヒビ割れを直しても、ヒビ割れてしまう原因を知らなければ予防は出来ません。

革靴のヒビ割れの直し方だけでなく、原因もご紹介します。

革靴がヒビ割れる原因はいくつかありますが、よくある原因は乾燥です。動物などの革も人間の皮膚と同じように乾燥防止のお手入れが必要です。

人間も皮膚が乾燥するとカサカサになってシワが出来やすくなったり、指先やかかとなどはヒビ割れることがあるように、革も乾燥すると柔軟性が失われてしまってヒビ割れることがあります。

そのため、革靴のケアとして過度な乾燥を防ぐためのクリームやオイルを塗る必要があります。

ただし、先述もしましたが、クリームやオイルは塗りすぎると逆効果でヒビ割れの原因にもなります。クリームを塗る前にクリーナーで古いクリームを取ってから適量を塗るようにしましょう。