革靴のヒビ割れを自分で直す方法!履き慣れた靴の直し方

履き慣れたお気に入りの革靴は履く頻度も高くなり、履いているうちにヒビ割れが起こってしまう場合もあります。
ヒビ割れが起こった靴は、捨ててしまうしかないのでしょうか?
ヒビ割れの度合いによっては、修理してもう少し履くことも可能です。
そこで、自分でできるヒビ割れた革靴の直し方についてご紹介します。

修理に必要な道具や修理の手順を解説していきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

ヘルメットの髪型対策に崩れるのを防ぐコツや元に戻す方法

ヘルメットを被った後の髪型対策にお困りな人は必見です。ヘルメットで髪型が崩れるのを防ぐには、...

一人暮らしの料理男子はモテる!簡単レシピや節約するコツ

一人暮らしで料理ができるようになれば、外食も減るので食費の節約もできます。そんな節約も目指す一人...

足の臭いが取れない時の対処法!足を清潔にして臭いを解消しよう

足の臭いが取れない事に頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。特に女性の場合は、靴を脱ぐ場面がや...

一人暮らしは自炊で健康維持!食事の栄養バランスを考えた食生活

一人暮らしをしていると、食事を外食やコンビニのお弁当で済ませてしまうことも多くなります。健康的な食生...

マスクでメガネが曇るときの曇り止め方法!使える裏技を大公開

メガネをしている人の悩みといえば、マスクをしたときにメガネが曇ってしまうことではないでしょうか。何か...

木材に塗装する場合のスプレーの使い方と綺麗に仕上げるコツ

家の修繕をしたり、簡単な家具を作ったりDIYをする人は増えています。最近は道具も充実してホームセ...

自炊を簡単に安い値段で!一人暮らしの栄養を考えた自炊のコツ

一人暮らしをしている人の中には、自分の健康面を考えて自炊をしようと考えている人もいるのではないでしょ...

コンセント増設に必要な資格とは?資格取得の種類や試験について

コンセントの増設は資格がないと行えません。「電気工事士」という資格が必要なのですが、電気工事士に...

包丁の研ぎ方は簡単!はじめてでもできる手順やポイントを紹介

包丁の研ぎ方が簡単にできるようになれば、いつでも切れ味の良い包丁を保つことができます。包丁を研いだこ...

トイレの壁紙の黄ばみの正体とは?黄ばみの掃除方法もご紹介

トイレの壁紙に黄ばみがありませんか?うっすらと見えるその黄ばみの正体を知ったら、トイレの用の足し方を...

電波時計の受信時間は何時間かかる?受信環境に注意しよう

電波時計は標準電波を自動的に受信し、その時刻情報によって時刻が修正されるのですが、受信時間や受信まで...

検索の方法。意外と知らない検索方法とそのコツについて

検索の方法って30パターン位あるのをご存知ですか?知りたいことを知るのに便利なインターネット...

値上げ告知用文書の書き方や注意点について解説【飲食店編】

物価や食材の値上げは一般家庭にとっても痛いものですが、飲食店となると客離れの可能性もあるため、文書を...

蛇口シャワーの掃除方法とは?定期的に洗いましょう

蛇口のシャワーの掃除はどのように行えばいのでしょうか?この蛇口シャワーの部分は驚くほど汚れているんで...

一人暮らしの朝食とは?時間をかけない朝ご飯の作り方

一人暮らしの朝食でご飯を食べるのはなかなかハードルが高いですよね。いつもパンを焼いている、ヨーグルト...

スポンサーリンク

革靴の直し方、自宅できるのは浅いヒビ割れ

革靴は履いているとシワが入ってしまいますが、このシワは革のヒビ割れになっていきます。革靴の履きジワは必ず入ってしまうため防止するのは難しいですが、入ってしまう物だとあきらめてヒビ割れてしまったシワを放置するのはやめましょう。

革靴はちゃんとケアをすることで長く履くことが可能です。そのためには、革靴の宿命でもあるヒビ割れの直し方は覚えておきたいお手入れ方法です。

革靴のヒビ割れは自宅で直すことも可能です。

ただし、自宅で直せるヒビ割れと直せないヒビ割れがあります。

自宅で直せるヒビ割れは、ヒビ割れが浅いものに限ります。

ヒビ割れが深いものを通常の直し方で直そうとすると靴をダメにしてしまう可能性もあるので、プロの技に頼りましょう。

また、ヒビ割れの直し方は、革の表面を削ったりするため、革の風合いが変わってしまうことがあります。

修理に必要な道具を準備

自分で革靴のヒビ割れを修理する場合は、道具を揃えましょう。

  • 紙やすり
    革靴のヒビ割れは、ヒビの入った亀裂を削って滑らかにしますので、紙やすりが必要になります。最低でも削る用の粗めと仕上げ用の細かい番手の2種類を用意しましょう。粗削りから仕上げまで3~4種類位の紙やすりを用意すると丁寧な仕事が出来ます。小さく切って使いましょう。
  • クリーナー
    革についた汚れや削ったゴミ、古いクリームなどを取るのに使います。クリーナーは日々のケアでクリームを塗る前にも使うので、買って損はありません。わざわざクリーナーで取らずに古いクリームに重ねて塗れば良いのでは?と思ってしまうかもしれませんが、クリームは積み重なると柔軟性がなくなったり酸化して革を傷める可能性があるため、補修やケアでは必ずクリーナーを使いましょう。

  • クリーナーの拭き取りなどに使います。専用の布も売っていますが、毛羽立ちの少ない布があればTシャツなどの古布で充分です。古布は革靴のケアでもよく使うので、数枚用意しておくのがお勧めです。
  • シューズキーパー
    必ず必要ではありませんが、シューズキーパーはあると便利です。靴の中に入れると削ったり色を塗りやすくなります。丸めた新聞紙などでも代用出来ます。

ヒビ割れに使う補修クリームの選び方と直し方の色作りのコツ

革靴のヒビ割れの直し方は、やすりで削ると削った部分の革の色が変わってしまいますので、削った革の着色まで行う必要があります。

革靴の着色には、専用の補修クリームを使いましょう。補修クリームには色が付いていますので、削っていない部分と同じ色の補修クリームを選びます。

黒以外はぴったり同じ色が見つかるとは限りませんので、ちょうどいい色が無い場合は数色分の補修クリームを買って、混ぜて色を作りましょう。

色の作り方は、絵具で色を作るのと同じようにします。茶色の革靴でも赤っぽい茶色と黄色っぽい茶色、深いこげ茶など様々ですが、例えば、もっと茶色を明るくしたいからと白を混ぜると白っぽくなってしまうことがあります。茶色を作るときは、黄色を混ぜると明度が上がりやすく、青を混ぜると深い色になりやすいです。

色を作るときは明るい場所で作ります。ベースの色に色を混ぜるときは、ごく少量ずつにしましょう。作った色は照明の色や太陽光によって色が微妙に違って見えるため、照明の下と太陽光の両方で色味を確認するのがお勧めです。

補修クリームは水を混ぜたり色を混ぜたりするため、パレットになる小皿と筆も用意しましょう。皿は色を混ぜる用と水に溶かす用の2個用意すると使いやすくてお勧めです。筆は靴に色を塗る時にも使います。

革のヒビ割れの直し方の手順

革靴のヒビ割れを直すのに必要な道具が揃ったら、ヒビ割れの直し方を確認しましょう。

まずは、小さく切った紙やすりでヒビ割れ部分を削っていきます。この時、シワを伸ばしながら削りますが、シューズキーパーを使ったり新聞紙を中に入れるとやりやすくなります。

粗めの番手の紙やすりでヒビ割れの亀裂がなくなって、周囲と馴染みが良くなるように削ります。ある程度亀裂がなくなったら、細かめの紙やすりに替えます。

番手の違う紙やすりを数枚用意している場合は、粗いものから細かいものに順番に持ち替えて削っていきます。

粗い紙やすりで削ると最初は革がボロボロしたようになりますが、細かい紙やすりに持ち替えることで徐々に革表面が滑らかになるので、心配ありません。

削り終わったら、ブラシや布で削りカスを取り除きます。クリーナーを布に付けて更に綺麗にします。クリーナーの水分が入って革が一時的に色が変わることがありますが、乾くと戻ります。

補修クリームで色を作って、削った部分に筆で色を塗っていきます。一度塗りでは薄いと思いますので、何度か重ね塗りをします。

なお、いきなり塗り始めるのではなく、土踏まずなどの出来るだけ目立たない部分に少しだけ塗って、元の色と作った色が合っているか確認しましょう。

乾かした後にクリームなどで仕上げをして完成です。

革靴のヒビ割れが起こる原因

せっかく革靴のヒビ割れを直しても、ヒビ割れてしまう原因を知らなければ予防は出来ません。

革靴のヒビ割れの直し方だけでなく、原因もご紹介します。

革靴がヒビ割れる原因はいくつかありますが、よくある原因は乾燥です。動物などの革も人間の皮膚と同じように乾燥防止のお手入れが必要です。

人間も皮膚が乾燥するとカサカサになってシワが出来やすくなったり、指先やかかとなどはヒビ割れることがあるように、革も乾燥すると柔軟性が失われてしまってヒビ割れることがあります。

そのため、革靴のケアとして過度な乾燥を防ぐためのクリームやオイルを塗る必要があります。

ただし、先述もしましたが、クリームやオイルは塗りすぎると逆効果でヒビ割れの原因にもなります。クリームを塗る前にクリーナーで古いクリームを取ってから適量を塗るようにしましょう。