カナヘビを飼育している飼い主さんの中には、はじめてカナヘビを冬眠させたという人もいるのではないでしょうか。
カナヘビが冬眠から起きる時にどんな状態で起きるのか、知識がない飼い主さんもいることだと思います。
ここでは、カナヘビが冬眠から起きるときにどのような状態で起きてくるのかについてお伝えします。
カナヘビの飼育に関する知識を知ることで、上手に冬眠から目覚めさせて大切に飼育してあげましょう。
与える餌や水分、体を暖められる環境など、飼い主さんが注意してあげたいポイントについて確認をして、カナヘビを元気に育ててください。
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カナヘビの冬眠・本格的に冬眠が明ける前に起きることもある
まずはカナヘビについてご紹介します。
これは爬虫類ファンなら知っている人も多いと思いますが、カナヘビは名前に「ヘビ」が入っていますがヘビではありません。
可愛らしい見た目でファンも多くペットして飼っている人も多いカナヘビの冬眠について今回は見ていきたいと思います。
カナヘビは冬眠中に起きることもあります。
本格的な寒さが緩んでくる2月頃の暖かい日の昼に、カナヘビが動き始めることがあります。これは、人が明け方にのどが渇いて目がさめるような一時的なものと一緒です。
そのため、まだまだ眠いのです。
これは昼の気温が10℃前後になり、また数日続くようなときに起こりやすいと言われています。
カナヘビが冬眠中に起きたときには、暗くしたままのケージを日向に移動しましょう。
本格的な冬眠開けまでもう少しです。無理せずカナヘビのタイミングを待ちましょう。
日中の暖かい日が続く時にカナヘビが冬眠が起きるのは本格始動の準備
先程書いたように、春が近づいてきて暖かくなるとカナヘビが時々目を覚ますようになります。
このようにカナヘビが暖かい日に起きてくるときは、体力回復の時期です。
人で言うと、まだもう少し寝ていたいけどそろそろ朝ごはんを食べなくちゃ…といったところでしょうか。
昼間の太陽が出ている時間にカナヘビをケージの覆いを外して日光浴させましょう。
大体、4時間程度が最適です。
こうしてカナヘビの様子をしっかり観察しながら、日光浴を取り入れつつ夜はまたケージに覆いをかけてあげましょう。
無理せず、ゆっくりと慎重に体力を回復させていきましょう。
この時、肌の質感などから健康チェックもしてあげましょうね。
カナヘビは自然と冬眠から起きる
カナヘビは暖かくなってくると自然と冬眠から起きてくるので、冬眠から無理なく起きらるように飼い主さんは飼育ケースを移動してあげましょう。
時期的には3月頃が目安ですが、かならず3月というわけではありません。
大切なのは温度です。
最低気温がマイナスにならないようになり、またカナヘビの飼育場所の温度が15度を超えるようになったら、いよいよ春のお目覚めです。
カナヘビをもっとも暖かい室内に設置した、冬眠用とは別の普段使っている飼育ケースにうつして、目覚めさせます。
カナヘビを目覚せるときには、飼育ケースの温度もチェックしましょう。
ケース内の温度が24度以上になっているきちんと確認しましょう。
温度が足りないというときはライトなどを使って、カナヘビの体を温めてあげましょう。
冬眠から起きたばかりで、ケースを移されたカナヘビはしばらくは活発に動きません。
しかし、日光浴で体温があがると水分補給が必要になるので、新鮮な水を用意しておきましょう。
カナヘビが冬眠から起きるときの餌の与え方について
ここではカナヘビが冬眠から起きたときの餌の与え方についてご紹介します。
餌については、カナヘビが時々目を覚ますようになってきたくらいから食べます。
なので、消化しやすい餌をこの時期からいれてあげましょう。
生き餌の場合は、フンの有無で餌を食べたかどうかを確認してください。
生き餌の姿が見えなくてフンがある場合は生き餌を追加しましょう。
水については冬眠中も欠かさず、水入れに入れておきましょう。
冬眠中のカナヘビにとって、渇きは深刻な問題となってしまいます。
野生のカナヘビは、冬眠中も雨水等を飲んで過ごしていると言われています。
冬眠中はもちろん、特に冬眠明けはカラカラの状態なので、まずは水を十分与え、生き餌を与えましょう。
なお、カナヘビの餌については生き餌以外にも市販の人工飼料を与えることもできます。
例えば『レプタイルプロ 肉食性用』もおすすめです。
こちらの商品は肉食性の亀用に作られているため、カナヘビの食性にも合っています。
カナヘビが冬眠から起きたときは水と体を温めることが大切
先程も書きましたが、冬眠あけのカナヘビには、水がとても大切になります。
また体を温めることもとても重要です。
冬眠中に万が一、水を切らせてしまうと、カナヘビは最悪命を落とすこともあるのです。
カナヘビが冬眠から目覚めたときに大切なポイント
- 新鮮な水をたっぷりと与える
- 日光やライトで体を温める
最後にまとめると、カナヘビの冬眠では水分補給と体を温めることが大切です。繰り返しになりますが、水分は冬眠中にも欠かさないようにしましょう。
そして目覚めたら出来るだけ早く体を温めましょう。
カナヘビは変温動物のため、自分で自分の体を温めることができません。
春が近づいてきたら、まずは日当たりのいい場所に飼育ケースを移動して、カナヘビのタイミングでいつ目覚めても大丈夫なように環境を整えてあげることが飼い主さんの努めとなります。
また、冬眠が比較的難しいとも言われているカナヘビですので、冬眠させない飼育方法のメリットも多くあります。
環境さえ整えてあげられれば、冬でもカナヘビの活動的な姿を見ることができます。実際にカナヘビを適切な環境で飼育することで冬眠させずに飼っている上級者もいるほどです。
しかしあくまでも冬眠させることや、冬眠から目覚めるタイミングなどはカナヘビに任せることがベストでしょう。