セキセイインコは人懐っこいの性格なのでペットとしても人気がありますね。
また好奇心が強い性格でもありますが、オスとメスでは性格が違うのでしょうか。
ここではオスとメスの性格についてみてみましょう。
オスかメスかの性別判断が難しいセキセイインコ。性別の見分け方も紹介します。
セキセイインコの鼻の部分に注目です。「ろう膜」の色で判別出来るといいます。詳しくご覧ください。
性別の判断がつかない場合には確実な判断方法もありましたので紹介します。
またオスとメスでは行動にも違いがあります。どんな行動をとるのか気になりますね。
セキセイインコの飼育のポイントもお届けします。
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セキセイインコの性格は?オスとメスでの性格の違い
セキセイインコは人によく懐きます。
セキセイインコの性格
ペットとしてもとても人気があります。さえずる声も美しく、人の言葉を覚えてしゃべることもあります。好奇心が旺盛で、一緒に遊んでも楽しめたりします。マイペースな一面もあり、人の生活スタイルにもすぐに慣れてくれます。
オスとメスの違い
オスは積極的で行動派、おしゃべりをするのもオスの方が多いです。さえずることが大好きで、暇さえあればさえずっています。発情期には攻撃的になることもありますが、穏やかな性格のコが多いです。
一方、メスの方はオスに比べるとさえずったり声を出すことが少なく、おとなしい印象を受けるかもしれません。マイペースなのでおっとりして見えますが、オスに比べると気が強く、きかない性格のコも多いです。
発情期を迎えると性格が変わり、活発になる場合があります。巣を思わせる狭くて暗い場所を好み、家具の隙間や服の中にまで入り込んでしまうこともあります。
セキセイインコのオスとメスの見分け方
セキセイインコの性別は、鼻の穴があるろう膜と呼ばれる部分の色で見分けることができます。ただし、このろう膜の色はセキセイインコの品種によって違い、ノーマルやオパーリンのような品種はハッキリと見分けることができますが、ハルクインやルチノーなどは個体によっては見分けるのが難しいこともあります。また、ヒナのうちは判別がとても難しくなります。
生後3ヶ月を過ぎたあたりから性別を判断する「ろう膜の色」がはっきとしてきます
ノーマル、オパーリン、パイドはオスのろう膜は青色に、メスはベージュか茶色っぽくなってきます。
ハルクイン、アルビノ、ルチノーの場合は、オスはピンク色か紫っぽい色になり、メスは白っぽいままですが、ピンクっぽい白色になることもあります。
ノーマルなどはオスのろう膜が青色になるので判別ができますが、ハルクインなどは個体によっては色がはっきりと出ないこともあるので、判別が難しい場合もあります。
ヒナのうちはろう膜の色がオスもメスも同じなため、鼻の穴の周りの色を見ます。メスの場合は鼻の穴の周りが白っぽくなっています。すごく微妙な感じなので、セキセイインコを何羽も見てきたベテランや獣医でも判別が難しいようです。
セキセイインコのオスとメスの行動を紹介
セキセイインコは成鳥になるにつれ、オスとメスで行動に特徴が出てきます。生後6ヶ月あたりには発情による行動が目立ちだし、この発情行動がオスとメスで違ってきます。オスだと思っていたセキセイインコが、発情で見られる行動からメスだった、ということもあるようです。
オスのセキセイインコ
セキセイインコは鏡が大好きですが、特にオスは夢中になることが多いようです。鏡に写った姿に向かって突っついたり首を縦に振ったりします。
次第に求愛行動であるエサの吐き戻しを始めます。鏡やお気に入りのオモチャに吐き戻して、エサをくっつけたり白く汚してしまうことも多いです。
お尻を振ってこすりつけてくるコもいます。
言葉を覚えやすいのもオスの特徴です。オスは好きなメスの鳴き声を真似して気を引こうとする性質があるので、飼い主の言葉も覚えてくれることが多いようです。
メスのセキセイインコ
メスはオスに比べると一人遊びが好きなコが多いようです。発情期になると紙や木などをくちばしで削りだしたり、巣を思わせる暗くて狭いところに興味を持ち出したりします。ちょっとした隙間を見つけたら入り込むこともあるので、目が離せません。性格もきつくなるコも多く、下手に指を出すと齧られたり攻撃をされることもあります。
オスが一緒にいなくても卵が出来てしまうことがあります。この卵は無精卵で、ヒナがかえることはありません。産卵はセキセイインコにとっても大変なことで、発情や産卵からくる病気も多くありますので、できるだけ発情をしないように気をつけなくてはなりません。
セキセイインコのオスかメスかの判別方法
セキセイインコの性別を正確に知りたい場合は血液検査をする方法が一番です。遺伝子検査とも呼ばれますが、ヒナのうちや成鳥になっても判別が難しい場合なら血液検査をすると確実に判別が可能です。
セキセイインコからほんの少量の血液を採取して、専門機関で検査をします。小さなセキセイインコから血液を取るのはとても難しいため、必ず鳥の専門医にお願いするようにしてください。セキセイインコから採取できる血液の量は、健康な場合で体重の1%程度と微量です。動物病院によっては鳥の血液検査までは扱っていないところもありますので、事前に確認するようにしてください。
検査にかかる費用は割と高額なことが多いです。動物病院によっては検査をすることができず、採取した血液を専門機関に送って結果を待つところもあります。
ですが、血液検査によって病気が見つかることもありますので、血液を採取した場合は病気の可能性も一緒に検査してもらうと良いでしょう。
セキセイインコを飼育する場合のポイント
セキセイインコは割と丈夫で人にも良くなついてくれるため飼いやすいとは言えますが、セキセイインコの性質を理解した上で世話をしなくてはいけません。
セキセイインコは好奇心が強く、飼い主から注目されたいという面もあります
毎日カゴに入れたままだと、運動不足になりますし、淋しい思いをしてストレスをためてしまうことがあります。中にはストレスから毛引き症や自咬症と呼ばれる自分で自分の毛を抜いてしまう行動を起こすコもいます。時々はカゴから出して放鳥をし、たくさん話しかけたり遊んであげるようにしましょう。放鳥するときは必ず目を離さないようにし、時間を決めて習慣にすると良いです。
セキセイインコに合わせた環境を整えてあげてください
鳥かごを置く場所は静かで落ち着ける場所を選びます。長い時間、直射日光が当たることがないようにし、室温や湿度にも気をつけてください。寒い日はペットヒーターを利用して、温度を一定に保つようにします。
夜になってセキセイインコが寝る時は、鳥かごを布で覆って暗くします。静かで安心して眠ることができるようにしてあげてください。
エサや水は毎日取り替え、青菜やカルシウムも与えます。観葉植物はセキセイインコにとっても毒のものが多いので、セキセイインコが飛んで行ける範囲には観葉植物を置かないようにしてください。ネギやチョコレート、りんごの種といったセキセイインコの体に害となってしまう食べ物も多くありますので、調べておくようにしましょう。
かわいいセキセイインコが元気に過ごし、少しでも長生きしてもらうためにはセキセイインコを理解することが大切です。飼い方のポイントをおさえ、近くに鳥を診ることができる動物病院も見つけておくようにしてくださいね。