ヤモリはよく脱皮をする生き物ですが、どのくらいの頻度で脱皮をするのでしょうか。
ヤモリの脱皮は、人間でいう「垢」と同じだそうです。
ということは、ヤモリの脱皮は健康のバロメーターという見方もできるということ。
その証拠に、環境が悪いと脱皮する頻度も悪く、脱皮不全になってしまうことも。
脱皮不全にならないためにも、脱皮しやすい飼育環境を作っていくことが大切になります。
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ヤモリが脱皮する頻度と上手に脱皮ができない原因とは
ヤモリが脱皮する頻度と上手に脱皮ができない原因とは、どういったものなのでしょうか?
まず、ヤモリの脱皮する頻度についてですが、そのヤモリの個体ごとの違いや、その時の環境や気温によって異なるため、正確な周期は一概には言えないというところでしょうか。
一般的に、若いヤモリは脱皮の頻度が高く、そうではないヤモリは、長いスパンで脱皮を繰り返すようです。
脱皮をする時も、若いヤモリはスルリと一日で脱皮するのに対し、割と年を取っているヤモリは、2日かけてゆっくりと脱皮をします。
時々、若いヤモリなのに脱皮がスムーズに行かないという事もあります。
そのような状態を「脱皮不全」と呼びますが、それが起きる原因の一つが「環境」です。
飼い主は十分な住処を維持しているつもりでも、掃除が行き届いていなかったり、乾燥しているなど、湿度がヤモリにとって快適なものではなかったりすると、脱皮不全になってしまいます。
また、もう一つの原因は、「病気やケガ」です。
脱皮をしたくても、具合が悪かったり、見えないところでケガをしている場合も、十分な脱皮を行えない可能性があります。
原因がわからない時は、動物病院やペットショップなどで見てもらいましょう。
若いヤモリは脱皮する頻度や周期も多い
ヤモリの脱皮の周期や頻度には、ハッキリとした決まりや目安はわからないものの、若いヤモリは脱皮する頻度や周期も多いそうです。
ですので、一ヶ月に一度どころか、数週間に一度の割合で脱皮することも珍しくありません。
もし、脱皮の様子をカメラに収めたいのであれば、ヤモリの体の色がくすみ、膜をかけたような感じになってきたら、脱皮のサインです。
そこからあちこちにヒビが入り、脱皮が始まります。
ちなみに、ヤモリは個体によっては、脱皮した皮を食べることがあるそうです。
これは、特に珍しいことではありませんから、そのまま食べさせても問題ありません。
中には、食べない個体や、「この間は食べたのに今回は食べなかった」などの事も起こります。
そんな時は、ヤモリの住処が汚れないよに、脱皮した皮を片付けてあげましょう。
ヤモリの脱皮の頻度は健康のバロメーター
生き物が脱皮をすると、体が大きくなって、成長するイメージがありますが、ヤモリの場合は必ずしもそうではありません。
ヤモリの脱皮の頻度は健康のバロメーターと言えます。
実は、人間も脱皮を繰り返しているのですよ。
「えっ?」と思った方もいらっしゃると思いますが、人間は垢が出ますよね。
それはいわゆる新陳代謝によるものです。
人間はヤモリのようにペロッと脱皮はしませんが、皮膚の表面では緩やかに古い皮膚から新しい皮膚へと生まれ変わっているのです。
人間でも、スキンケアが間違っていたり、栄養が充分ではないと、正しい新陳代謝が行われずに、トラブル肌になってしまいますよね。
それは、ヤモリも同じことです。
環境が悪かったり、水槽が乾燥していたりすると、正常な脱皮が出来ずに、脱皮不全を起こしてしまいます。
逆に言うと、「うちのヤモリ、やたらと脱皮をしているな」と思っても、それは健康的な証拠ですので、心配する必要はありません。
元気なヤモリを選ぶコツ、特に脱皮前のヤモリは注意
ヤモリを飼ってみたいと思った時に、元気なヤモリを選ぶコツをご紹介します。
特に脱皮前のヤモリは注意ですよ。
まず、体に異常がないかチェックします。
足や尻尾、指などもすべて見て、ケガをしていないかなどを観察しましょう。
ペットショップの店員さんに生まれてどのくらいか聞くと良いです。
次に体の色です。
「この模様が格好いいから」という基準で選んでもOKですが、体の表面が白く濁っていれば、脱皮前のサインです。
脱皮前や脱皮の最中は神経質になったり、エサをあまり食べなくなってしまうため、そのデリケートなタイミングにペットショップから自宅へ引っ越しをさせると、ヤモリにストレスがかかってしまいます。
出来れば、脱皮が終わってから飼うようにしましょう。
それから、ヤモリの動きにも注意しましょう。
一見活発に動き回っているように見えても、歩き方に違和感があったり、壁や木からずり落ちているようであれば、何か足に異常があるかも知れません。
ヤモリが脱皮不全になってしまった時の対処法とは
ヤモリが脱皮不全になってしまった時の対処法とは、どのようなものなのでしょうか?
まず、ヤモリが脱皮不全になってしまう、主な原因は乾燥です。
最初に霧吹きでヤモリに水を吹きかけてみましょう。
また、水槽の水が汚れているために脱皮不全を起こしてしまうこともあります。
「よく見ると、脱皮した皮が水の中にたくさん」なんて事がないように、出来れば週に一回程度、水換えをするようにしましょう。
脱皮した皮が気になって、「皮を剥きたい!」と考える方もいらっしゃると思いますが、力任せに皮を剥いたら大変な事になります。
人間が日焼けをして皮が剥けている時の感覚を考えていただければわかりやすいでしょうか。
日焼けした皮が剥けそうだからといって、力任せに皮を剥いたら大変な事になりますよね。
それは、ヤモリも同じことです。剥けないようであれば、深追いしないようにしましょう。