インコを日光浴させなくてはいけない理由とは?ただの気分転換ということではなく、日光浴にはとても大切な役割があります。
しかし、日光浴をさせてあげたくともなかなか忙しくてできない人も多いのではないでしょうか?そんなときには、このライトを用意してあげましょう。
インコに日光浴をさせるのが難しいときに使うライトについて紹介します。
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インコの日光浴はライトでもいい?ライトの種類
インコに日光浴をさせてあげたくても、飼い主の生活スタイルによって難しい場合もあると思います。インコの気分転換のためにとか、外の風に当たらせて自然を感じさせてあげたい、という理由でも日光浴は大切ですが、実はそれだけではありません。
日光浴の大きなポイント
体内でビタミンDが作られることです。私達人間もそうですが、紫外線を浴びることで体内にビタミンDが生成されます。インコは室内飼いされるので、実は日光不足による「ビタミンD欠乏症」になってしまうインコが多いのです。
忙しくてなかなか外に出して上げられなかったり、雨が続く梅雨の時期や寒さが厳しい冬など気候的な問題があったりと、日光浴をさせたくても難しいということが多くあります。また、飼い主の住宅環境によってもベランダが無い、カラスや猫が多いなど、外に出すには抵抗がある場合もあります。
日光浴ができない時
その場合はスペクトラムライトを利用してみてください。スペクトラムライトとは日光にとても近い光を発生させることができ、日光浴と同様に効果を得ることができます。インコのケージのそばに設置するだけで日光浴の代わりとなります。
天気が良い日は外に出して日光浴をさせてあげるとして、それがなかなか出来ない日が続いた場合はぜひスペクトラムライトを利用してみてください。
インコが日光浴できないのでライトを購入
飼っているインコが病気になってしまうと、元気に回復した後でも常に体調を気にかけ、環境にも敏感になってしまいます。日光浴をさせてあげるべきと思ってはいても、ちょっと風があるだけで体を冷やしてしまうかもと不安になったり、逆に日が強すぎるとまた体に負担がかかりすぎたり気づいた時には熱中症になっていたらと心配になり、日光浴といっても躊躇してしまいます。本当なら紫外線を浴びることでビタミンD3を合成してカルシウムを吸収するためにも日光浴が必要とはわかっていても出来ないのです。
そこで、スペクトラムライトを買うことをオススメします。
スペクトラムライトの利点
外の気温や風の強さ、天気や気候に左右されることなく、紫外線を浴びることができます。このライトは獣医師さんもオススメしています。飼い鳥にとって気をつけなくてはならないのは「食事」ともうひとつ「慢性日光不足」なのだそうです。
日光浴の効果はビタミンD不足を解消するだけではありません。甲状腺の働きやホルモンバランス、カルシウムの代謝、ビタミンの吸収など、たくさん改善されることがあります。
インコを日光浴させるライトは爬虫類用ではないものを
スペクトラムライトにはたくさん種類があります。必ず鳥用のものを購入してください。爬虫類用というのもありますが、インコには強すぎてしまいまいます。鳥の目は紫外線にはあまり強くありません。
スペクトラムライトの選ぶポイント
スペクトラムライトには2時間以上たってから効果が出てくるものや、それ以上の時間が必要なものなど、メーカーによっても違ってきます。理想は太陽が当たるのと同時間だそうですが、そのようにスペクトラムライトを使うことは難しくなってきます。
長時間当てているとインコも疲れてしまいます。疲れたようなら照射をやめないといけませんので、スペクトラムライトを利用する場合も日光浴と同様に、ちゃんと側で状態を見ていられる事が基本です。
スペクトラムライトはメーカーによって強さも異なります。できるだけ自然光に近いものを見つけてあげてください。また、紫外線にはUVAとUVBがあり、大切なのはUVBの方ですが、1年が寿命だそうです。スペクトラムライトは日光浴が出来ない時に利用すると考えて使うと良いと思います。
インコにライトをあてるときにも基本は日光浴と同じ
スペクトラムライトはあくまでも「日光浴の代わり」として利用することが基本となってきます。では、適切な日光浴の方法はご存知ですか?
日光浴をさせるためには屋外へ出さなければと考えてしまいますが、必ずしも屋外でなくても大丈夫です。室内でも網戸越しや、光を通すカーテン越しでも良いと言われています。ただし、ガラス越しでは、日光浴で必要な紫外線などの種類の光がガラスによって遮られてしまう場合がありますので良くありません。
ケージ全体に直射日光が当たらないよう、必ず日陰になる部分を作ってあげてください。インコが熱射病や日射病になってしまう恐れがあります。
日光浴は毎日行い、30分程度が理想とされています。ただし、夏は暑すぎて熱射病になってしまう心配もありますし、冬は寒さから体が冷えて逆に体調を壊しかねません。暑さが厳しい季節だと涼しい朝方に少しだけなど、気候によって工夫が必要となってきます。
インコが日光浴を嫌がるならライトがおすすめ
中には日光浴が嫌いなインコもいます。インコは好奇心旺盛ですが、また臆病な一面もありますので、外が怖いと感じる場合も少なくありません。
また鳥の目は紫外線も見えていると言われています。太陽からの強い紫外線が見えて怖がっていることも考えられます。捕食される立場から常に外敵に注意を払い、日陰に隠れるという習性もあります。
日光浴を怖がっていたり嫌がっている様子がある時
無理はしないで、室内での日光浴に変えてあげてください。ガラス越しは効果が期待できませんが、室内で網戸越しなら大丈夫です。外からは見えにくいベランダなどに出しても良いかもしれません。
小さなうちは怖がることも少ないので、日光浴が可能なほど成長したらすぐに外での日光浴をさせて慣れさせることも良いと思います。その場合はかかりつけの獣医師に相談してみてください。
それでも太陽の光に当てるのが難しいときには、ぜひスペクトラムライトを頼りましょう。太陽光とまではいきませんが、十分に機能してくれます。